たとえどんなにツラくとも・・・中華そば みたか!は健在
中華そば みたか (東京・三鷹) ワンタンメン + チャシュー皿 + キリンラガービール 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> キリンラガービール:もはやビールはルーティン!目が合えばビールだよ!
- <チャシュー皿> 最近これもルーティン化してきた!特別でなくとも馴染みの旨さ!
- <全体> やはり個人的には「ワンタンメン」が一番のオススメ!まさに雲呑眺めて息呑む旨さ!
- <スープ> 雲呑浮かぶと更に和やか!さっぱり醤油に昇華!野菜の旨味もしっかり伝わる!
- <麺> 自家製麺:何度も言うよ・・・「蕎麦ライク」
- <ワンタン> 優雅で和やかな皮がマイクロ肉餡を優しく包む旨さ!・・・もはや存在は「第二の麺」
- <他具材> ビールのアテで楽しませてくれた豚肉とメンマ!ここでは汁吸い込んでフレッシュな旨さ!
- 総じまして「どんな時でも動じぬ旨さ!優しさピカイチ!我らの大衆中華そば!」


どこかやってるだろうと思いきや、結構臨時休業ってな張り紙が多し!。うう・・また風雨が力を増してきたよ・・・ここ閉まってたら帰ろう!とすがる気持ちで「中華そば みたか」へ。階段途中で「営業中」札がぶら下がってたので、安堵のため息が出そうになります。
ただやっぱり・・・この災禍と風雨なら、客は少ないねぇー。土日なら階段に行列必須なこのお店。常連さんしかおられず、隙間があって今の時節的にはちょうど良しってな感じです。ご店主と店長・・・昼と夜のメインが厨房に立つ。ゴールデンコンビも久々だなぁ。ともあれ食えて良かった・・・。
<酒> キリンラガービール:もはやビールはルーティン!目が合えばビールだよ!
ハイハイ、目が合うなり分かってますって。中瓶と告げると「ちゅ」の段階でビールの指示が飛んでるんじゃないか?と思うほど俊敏です。もはやビールはルーティン!目が合えばビールだよ・・・ってか!?。しかし、休日の昼にビールが飲める・・・これほどシンプルな幸福はありません。無人島に持っていくなら、ビールは欠かせない。NO BEER, NO LIFE。この日は、ただ銘柄なんか気にすることなく、ただ目の前のビールの泡と対峙するのみでした。


<チャシュー皿> 最近これもルーティン化してきた!特別でなくとも馴染みの旨さ!
ここでの呼び名は「チャーシュー」ではなく「チャシュー」が正しい。たまに古い町中華なんかにいくと目にする呼び名だね。最近、ビールどころかこの豚肉も必須アイテム化しており、ここ2〜3年の個人的単価は上がる一方でございます。特別でなくとも馴染みの旨さがあるんだよ!。
今回は平日昼のご店主によるもの。前回、細かいネギが無くなったなどと記載しましたが、すみません、しっかり含まれておりました。細かいネギと粗いネギの相乗効果で、ネギフレッシュ感がアップ!。そこに魔法の醤油を垂らされた煮豚を絡めて食らうと、どんどんビールが進む!。
それに結構な分量のメンマも入ってるね。ここではメンマを竹の子と呼ぶんだが、醤油ダレに濡れたメンマはこれまた極上!。大衆的な味わいなんだが嫌味がないんだよね!。豚肉と一緒に食うとビールどころか白飯さえ合うのではと思える逸品!。
<全体> やはり個人的には「ワンタンメン」が一番のオススメ!まさに雲呑眺めて息呑む旨さ!
適当に飲み食いして気が落ち着いた頃に、何となく「ワンタンメン」気分でそれをコール!。やはり最初に紹介するならこの一杯でしょうか。中華そば みたかを代表する麺顔と個人的には思っております。それはこんな麺顔!。
おおお!まさしく雲呑の海!大昔に日本史か美術で習った屏風に描かれる「すやり霞」のような雲呑風景じゃないか!。ゆったりと左右に流れ入って乱れる隙間に、スープが忍び寄り濃淡を強調。夜に明るく照らし浮かぶ月のように、ナルトが微笑む・・・。安寧のラーメン絵巻物。
<スープ> 雲呑浮かぶと更に和やか!さっぱり醤油に昇華!野菜の旨味もしっかり伝わる!
魔法の醤油ダレ・・・ピッチリとピントが合ったような濃口醤油の塩気の香り。そこにラードのコクが合わさり、いろんな旨味を継ぎ足し、時を重ねた旨さが沁みるね!。葉野菜や昆布をふんだんにエキスを溶かしたベースのスープがとても優しく、この緩急を突いたようで何気におっとりした醤油スープが今日も映える!。
そしてワンタンを乗せた時はもっと穏やかなイメージ。ワンタンの旨みを含んだ汁が、ゆっくりと溶けるようなイメージもあり、一層あっさりさが増しますな。このままでも十分うまいのだが、私の場合は、ビールと共にした「チャシュー皿」に残ってる醤油ダレを、ここで投入!。一滴でも無駄なく味わい尽くしまっせ!。
<麺> 自家製麺:何度も言うよ・・・「蕎麦ライク」
麺も色々と黄色味がかったり白さが保たれたり、また卵も全卵とか白身だけとかで多種多様な風貌が生まれるが、これはまさに「蕎麦ライク」。茶褐色とも灰褐色とも受け取れる色合いとボソっとした食感がそう思えてなりません。大抵、茹で上げるとやや黄色味がかった色合いになって褐色が消えるんだが、しっかりそれが残ってるのも「蕎麦ライク」と感じる所以。
微妙なザラツキを感じさせる滑りがいい。そして汁をバクバク吸い込んでいるのに、ボソっと感じさえるのが妙に面白くてなりません。そう言う点でも「蕎麦ライク」。大盛+50円と言う設定も心意気を感じます。中華そば みたか の強みは「魔法の醤油タレ」もそうだが、やっぱりこの「蕎麦ライク麺」だよね。
<ワンタン> 優雅で和やかな皮がマイクロ肉餡を優しく包む旨さ!・・・もはや存在は「第二の麺」
しかし、店の顔としてもう一つ浮かぶのが「ワンタン」。注文率も高いしね。豆粒ほどの肉餡を大判な皮で包み込むタイプ。肉は飾りで皮が主役という感覚。個人的には、「第二の麺」というプレゼンスを感じているんだが・・・。
汁を吸い込んだ時の滑らかさがたまらん!まさしくトゥルン!とした滑り。そして少し肉餡で引っかかったところを奥歯で潰す!。肉の仄かな旨味と合わせて、汁を吸い込んだ皮の旨さにも気づくはず!。この炭水化物の旨さを追い求める心は、麺を楽しんでいるそれとクリソツではないだろうか。嗚呼、ワンタンの旨さここにあり!。
<他具材> ビールのアテで楽しませてくれた豚肉とメンマ!ここでは汁吸い込んでフレッシュな旨さ!
あとはお馴染みの豚とメンマ。これはビールと共にしっかりと味わったので、この日も特に目立ったわけではないが、強いていうなら「タレをかけて食う」「汁に浮かべて食う」違いぐらいでしょうか。汁に浮かべた方が、当然熱気と出汁を感じるので、優しい味わいに感じます。豚は脂肪の淡白さがよりはっきりする一方で甘くも感じる。メンマは反りと歯応えがやや柔和になり、コリコリと小気味よく食える。こういう味わいもいいよね!ってな感じでしみじみ味わいますー。
総じまして「どんな時でも動じぬ旨さ!優しさピカイチ!我らの大衆中華そば!」
・・・と言う感動!。春の嵐で今回だけは、ラーメン断ちの1日かと落ち込むところを救ってくれました。激しく感謝。それにしても、どんな時でも常連さんってのは集まるもんなんですねー・・・今回は特にそう思ったかも。今どこの飲食店も苦しい時期で、常連として顔出したい処多いんだけど、移動は控えめ、身はひとつでどうにもならず。できる範囲で応援してゆきたいと思います。そして常連じゃなくても、このお店はとってもハートフルな雰囲気に包まれてるから、外観よりはずっと入りやすいはず!。激しくオススメ!でございます。早く、誰もが広く利用できるような日が来ることを願う次第!。今日も旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。