実は「三ツ葉亭」の復活店舗!同じ場所で再活動開始!
麺処 源元 (東京・阿佐ヶ谷) 特製醤油SOBA + シンハービール 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> シンハービール:今やタイ産のプレミアムビール!
- <全体> 実は具沢山!思いつくトッピング全部入りの迫力!
- <スープ> 落ち着きと穏やかさの鶏醤油!カエシのピッチリ感と円やかな甘味がベストバランス!
- <麺> 菅野製麺所:菅野らしさが響くクツクツ感!汁を吸い込んでも最後まで風合い失わず!
- <チャーシュー> 鶏2豚1の三種肉!フカフカ弾力からカリカリ歯応えまで楽む贅沢!
- <他具材> ワンタンと肉団子もプラスで飽きさせない工夫!
- <味玉にハズレなし!> タレのしっかりめな浸透で味深く!卵黄の熱々トロトロ感に大納得の旨さ!
- 総じまして「明るいカエシに優しい甘味!淡麗な味わいの中に穏やかさ滲むハートフル醤油そば」
ワンオペのようでカウンター5席のみで対応。丁寧な対応のため回転はそこそこ。店前でちょっと待ったんだけど、出てきた客と入れ替わりに入店しようとすると、なななんと有名ブロガーさんのイケ麺さんと鉢合わせ!。おおお!また会いましたねとお互いびっくり(笑)。後客が待ってたからゆっくりお話しできなかったんだけど、さすが新店舗ハンター!って改めて感じました!またどこかでお会いできることを楽しみにしております。
<酒> シンハービール:今やタイ産のプレミアムビール!
こちらは外国産ビールを選べるシステム。随分と三ツ葉亭とイメージ変えたのねと思いつつ、こだわりのラインナップ説明を受けます。その中で今回選んだのは「シンハービール」。タイのプレミアムブランドだよね。プレミアムと言っても昔はほんと安かったっけ。金がないときは量販店でいつもこれ買ってた記憶ですが・・・今やプレミアム扱いになっちまって随分飲んでないや(苦笑)。
嗚呼、懐かしいー・・・しっかりと麦芽の旨味とホップの苦味を感じるんですが、どこか欧州産とは違ったライトな風合い。アメリカ産のライトさともまた微妙に違うイメージで、そんなところが少し面白くも懐かしさを感じる旨さ。たまに飲むにはいいビールですな。
<全体> 実は具沢山!思いつくトッピング全部入りの迫力!
ちょっと回転が遅かったのは、家族連れが多かったからかもしれませんね。私と同じタイミングで入った家族客の小学生が、自分で食券渡してフツーに「煮干を麺固めでよろしく」と告げてる。渋いねぇー・・・成長して大学生になったら、ラーメン同好会ってのがきっとあるよ。だから今のうちから経験値積んでおいてくださいと応援する気持ちでいっぱい!。そんな彼ら家族と同じようなタイミングで配膳されたのがこの麺顔です!。
おおお!淡麗系のすっきり感と思いきや、特製具材がこんなに賑やかだとは!。3種のチャーシューが王座を占めてますが、その周囲には味玉・メンマは当たり前として、ワンタン・肉団子もあり、中央にはあの懐かしき「三ツ葉」があしらわれている。それでいてやっぱり淡麗系醤油そばのプレゼンスというか、醤油ブラウンがとても深くて澄んでいる!表層には旨味を感じさせる油が浮遊しまくり。まさにご馳走拉麺というバリバリの迫力ですよ!。
<スープ> 落ち着きと穏やかさの鶏醤油!カエシのピッチリ感と円やかな甘味がベストバランス!
とにかくスープの醤油感が気になる!。透明感あるようで濃ゆい醤油カラーが突き抜け感ありますね。味わうと醤油のインパクトは確かにありなむ。いわゆるカエシと言われる塩気がピッチリと感じられ、醤油そば食ってる喜びに溢れるイメージ。そして後味のほのかな酸味へと誘われると思ったところで、実は甘味が広がる?。だから二口目以降は「円やか醤油」というイメージに変化してしまいました。
基本的には鶏醤油。鶏ガラエキスは豊潤と思わせる分厚い旨味に溢れますが、鶏油のバターのような濃厚感とは無縁のようなさっぱり感をしております。でもこの鶏エキスのコクと、カエシの後味がうまくバランスとってると思われ、やっぱり王道の醤油そばの旨さ。改めて感じ入る次第です。
非魚介ではないと思いますが、煮干の甘味というより、節系や昆布のベース?香味野菜もありましょうか。ともあれ立派な作り込み感じる醤油そばでした。食い終わってから入り口にあった蘊蓄書きに気がつきましたが、鶏は総州古白鶏・美桜鶏を使用。醤油は下総醤油・ヒゲタ本膳。水はパイウォーター。うう・・・素材にもこだわる店に変貌してたようです。
<麺> 菅野製麺所:菅野らしさが響くクツクツ感!汁を吸い込んでも最後まで風合い失わず!
麺が合ってるなって感じ。麺線がクッキリと出やすいストレート細麺。最初からすでに醤油に染まったようにも感じますが、食ってみるとクツクツとした歯応えの後に風味を伝えます。微妙なアルデンテ状態でして、汁の浸透した部分とそうでない中心部が微かに見て取れます。
この浸透しきった部分とこれから浸透しつつある部分の「感覚のずれ」があると麺が妙に旨い。序盤はレンゲの助けを借りて、汁多めに掬って麺風味と合わせ食うのですが、中盤以降は汁を吸い込んでる。ズボボボっとすすり食うとクツクツとした歯応えが、プツプツ・・・やがてクチクチと柔らかめに変化してゆき、汁麺の旨さをじわじわと感じはじめますよ。
嗚呼、最後まで旨かったな・・・と最後の一口を見てみるとありゃりゃ、まだ微妙に浸透仕切ってない部分があるのね。すぐに汁浸透すると思い込んでたが、実はしっかりと熱ダレもせずに風味を残していたのね。ひょっとして2つ横にいる小学生は、このことを何となく気づいて「カタメ」と指定していたのか?。恐るべし小学生。
<チャーシュー> 鶏2豚1の三種肉!フカフカ弾力からカリカリ歯応えまで楽む贅沢!
これも楽しかった!。鶏2豚1という構成も珍しいね。まず豚は、肩ロースの大判スライス肉。ローストした余熱でじわじわと仕上げるような淡いピンク色を残したイメージ。それが熱々スープの醤油と熱にに染まって少し全体的に褐色に見えます。食らうと折りたたんだ部分が潰れるように千切れてゆく・・・。そして脂身の部分が出汁の旨さとマッチして甘くも感じる旨さ!これぞテッパン!。
また鶏は王道の胸肉。コンフィっぽいイメージがあり、淡い浸透液の旨味がやんわりと浸透すると言った味風景。歯応えは化粧パフかと思うほどパフパフとしてて、やりようによってはスープを吸いまくるスポンジの如くです。
一番面白かったのが鶏もも肉の焼き?炙り?。これは正直もっとくれ!もっとくれ!金を出すからもっとくれ!と心の中で叫びます。引き締まった肉質がまず美味い。そして皮に近いから脂の旨さがよく浸透している。さらに皮に当たる部分がローストされてカリカリした歯応えがナイス。ここから炙りか焼きの香ばしさすら薫るからツボにはまりました。これ食ってシンハービールの残りを空ける!。
<他具材> ワンタンと肉団子もプラスで飽きさせない工夫!
ワンタンも肉団子も、あるだけでいい!あるだけで興奮する!。この僅かな手間と工夫が特製感覚を高めてくれます。ワンタンは1つだけど、挽肉の塩胡椒の旨味に出汁が浸透して美味い。口元でチュルっと啜って楽しみ、奥歯で潰してジューシーさを楽しんだ後は、喉奥へと落とし込みます。落ちる時もワンタンのシルエットを感じたりして楽しむー。
また肉団子は一個。ハーフカットされており、その断面からスープが浸透しまくり。すでに肉団子の味というより、汁の挽肉の味わいと化しております。しかしそれがまた悪くない。白飯をくれと言いたくなってしまう。
<味玉にハズレなし!> タレのしっかりめな浸透で味深く!卵黄の熱々トロトロ感に大納得の旨さ!
最近、また味玉の旨さに敏感になってますが、これもまた美味かった!。とにかく出汁の浸透が深かった!醤油スープになれた舌の中で、ググッと濃密な旨さを感じさせます。タレの旨味は塩気と甘味が拮抗しており、その上に覆うように卵黄の濃密なコクが一体化!しかも・・・熱もしっかり伝わってこの上なし!。口の中で白身が崩れて卵黄の旨味と混じる絵が、頭にフラッシュバックして旨しですわ!。おおお!やっぱりやっぱり、味玉にハズレなし!
総じまして「明るいカエシに優しい甘味!淡麗な味わいの中に穏やかさ滲むハートフル醤油そば」
・・・と言う感想。素材へのこだわりが強そうですが、そこには健康志向も合ったり、円やかさには優しさもあったりで、実は店内ハートフル。そうかこの雰囲気で「三ツ葉」時代には通ったのかもしれません。これは煮干しも早々に食わねばならないし、ついでに言えば近日中に塩もデビューするらしい。混まないうちに食っとけと激しくオススメ!。次こそ長く続いてほしいと切に願う次第です。そんな応援と今後の発展を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!