食べログWESTラーメン百名店！大阪北摂エリアから自由が丘に移転！
中華そば 堀川 （東京・自由が丘） いりこそば ＋ 全部のせ 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ 全く以前の関西流儀を意識させないニボニボアピール感がありあり！煮干の香りがニボ芳ばしく・・・
- ＜スープ＞ 嗚呼、バランス痛快なる苦味と塩気！遠くに感じる甘味と醤油ダレの風味がイイね！
- ＜麺＞ 自家製麺：煮干そばフィーマットのストレートで余裕あるパツパツ麺！汁の濡れた味わいと麺の風味で箸が止まらん！
- ＜メンマ＞ 深ぁ〜く浸透した醤油ダレ！芳ばしく漆黒の見立てより塩気低くて旨し！
- ＜チャーシュー＞ 岩中ポーク？柔らかさの中に程よい噛み心地！脂の中の程よい甘味と塩気に本来肉味染みる〜
- ＜味玉にハズレなし＞ 煮干の風味も少し滲んだハードジェル感なる熟成卵黄旨し！
- 総じまして「大阪からやって来た・・・いきなり煮干しのハイパフォーマー！しなやかさにパンチも感じる痛快崇高煮干そば」
自由が丘にラーメン的地殻変動あり。最近、割と気に入っていた担々麺の店がつぶれたと思ったら、北海道らーめんの「みそ熊」が入ってきたり、また肉バルが新たに二郎系のランチを始めたり、更に台湾まぜそばの名店「こころ」が開業したりと、話題にことかかないエリア。ここに何と今日（1/8）突然新規開店の情報あり。それが「中華そば 堀川」。グルメ系ＳＮＳの情報では、大阪の豊中からの移転だとか。元々関西オリジンな私ですから、関西からの東京進出は大いに応援したいところ。本日は、たままたま東急東横線を利用しての移動だったので、ランチのピークタイムではありましたが、初日に突撃訪問してみました。
東横線に乗った時は冷たい風と霧雨のような細かい雨。個人的にはこれが少し幸いしまして、自由が丘に付いた途端、すこしづつ晴れ間が広がる。店前に付いたときには、行列無しで入店できました。雨が客足を一時的に鈍らせたか・・・。噂によると、食べログWESTラーメン百名店！とのこと。多分どれ食っても旨いんだろうけど、今回は「いりこそば」。「煮干しと水のみ」と言うポップを見ると、どうしてもそれに反応してしまうもんねー・・・だって煮干し大好きニボシストなオレですから。因みに後から知りましたが、「いりこそば」は数量限定で、レギュラーメニューなんだが、一日２０～３０杯程度とのことです。
それにしても上京移転で、いきなり自由が丘！。そして新築か改装かの一軒家店舗！。店内はさすがは自由が丘という清楚さと明るさで、スタフさんも可愛い女性と言う感じ。ちょっと券売機でトラブル対応してもらってるうちに話させてもらったが・・・オヤジとしては年甲斐もなく照れるのでありました（笑）。
＜全体＞ 全く以前の関西流儀を意識させないニボニボアピール感がありあり！煮干の香りがニボ芳ばしく・・・
少し腹が減ってたから麺大盛か替玉を探したが、それはなし。かといってご飯に手を伸ばすと正月太りが改善せず。その葛藤をトッピングの「全部のせ」に託してみたところこんな麺顔でした！。
おおお！本当に関西からの移転？めちゃ関東流儀な煮干蕎麦の雰囲気がありあり。もはや食に地域差が薄まりつつある時代だが、純煮干が見るからに淡麗に見えて、それでいて香りからニボニボ苦みが伝わってくる。それに漆黒の極太メンマの存在感は、関西では殆ど見かけなかったという記憶だが・・・もはやオレの記憶は時代遅れになってきたのか！？。スープの微かな泡立ちには、煮干し成分の銀色が溶け込み、醤油ダレの深みも感じるような軽い濁りが実に旨そう。ニボシストとしては初見で合格ですよ！。
＜スープ＞ 嗚呼、バランス痛快なる苦味と塩気！遠くに感じる甘味と醤油ダレの風味がイイね！
さてその煮干感。別になめてたわけじゃないが、東京で今すぐ通用する極ニボ感覚。少し前まで極ニボと言えば、セメント系と揶揄されるドロドロ系しかなかったイメージだが、今ではそこまでのエキセントリックは回避。そこそこのニボ苦さに止める代わりに、旨味をしっかり表現する・・・そんな感じでしょうか。
サラサラしているけど、きっちりニボニボしていてパンチも感じると言ったところです。煮干しを「いりこ」と呼ぶあたり伊吹産？つまり香川県産？。蘊蓄をチェックすると、しっかりと瀬戸内産と表示されてますが、長崎産、境港産などもブレンドしたりしていそう。その辺りあまり違いが分からんので深入りせず。ともあれ腸によるエグミは極力少ないのに、片口系の香ばしい苦みが痛快に広がるのがいいです。「煮干しと水のみ」って謳っているところからも、幾種類の煮干しブレンドであった方が旨そうに思えます。
また煮干の旨味を引き出す塩気もなかなかいい感じ。醤油ダレやブランド塩も程よく円やかに貢献しており、のどが乾かない程度にカエシのパンチもありなむかと・・・。薬味の玉ねぎもザクザクとした歯応えと共に甘味を放出して、何も苦味と塩気の一辺倒なバランスとも思えません・・・・旨し！。
＜麺＞ 自家製麺：煮干そばフィーマットのストレートで余裕あるパツパツ麺！汁の濡れた味わいと麺の風味で箸が止まらん！
煮干しそばにはクツクツパツパツ麺！。煮干しそばのフォーマットにきっちり乗ってますね。この組み合わえはテッパンです。さてこの麺は自家製麺とのことですが、専業顔負けの美しさ。キッパリとした角細なフォルムで、少々汁を吸いこもうが麺線にたるみを感じさせません。そして漆喰のようなきめ細やかさに、ｓらっと煮干しスープが濡れて、落ち着く表情。
前歯でパツパツと千切る感覚は、少ししなやかさでパッツパッツと剛細麺とまではいきません。その分余裕というか優雅さもありなむかと感じますよ！。とにかく、個性的な煮干の味に染まりながらも、その風合いはいつまでも持続。煮干しの出汁に濡れるだけで、麺自体の旨味と相性よく食えます。
これは旨かったし是非とも大盛を今後期待したい次第。またこの麺なら煮干しで和え玉も絶対旨いはず。ついでに酒も置いてくれないかと・・・密かに期待をしております！。
＜メンマ＞ 深ぁ〜く浸透した醤油ダレ！芳ばしく漆黒の見立てより塩気低くて旨し！
そうか・・・関西でもこんな醤油深い極太メンマが人気なんですね。私の関西での学生時代や、転勤時代では全然巡りあえなかったタイプ。大阪にはメンマ食べ放題の鎖系ラーメン店がちょくちょくあり、その量産的なライトな味わいメンマがスタンダードな味でした。ペールオレンジに近い明るい色合いで柔らかい味わい。それとは真逆な色とフォルムです。
漆黒の材木メンマ。これだけで日本酒の２合程度は軽く飲めるかと。色合いは醤油が染みこで深く濃ゆいが味わいは全然塩辛くない！。むしろ醤油風味の良いところだけを深く残したあっさり味。繊維質が粗いようで一本一本が柔らかでシャクリシャクリと噛みちぎっては、奥歯で潰して味わうと旨し！でございます。
＜チャーシュー＞ 岩中ポーク？柔らかさの中に程よい噛み心地！脂の中の程よい甘味と塩気に本来肉味染みる〜
見事な低温調理の半レアポークですね。いわゆる特製なので実に肉厚なものが４枚。肩ロースでも部分によってはいろいろあるのか・・・とても脂の差しが多いものと、少な目でバランスよいのと並んでます。何と言っても赤身のピンクが明るく美しく、質感の高さを感じさえるもの。
浸し出汁はシンプルに塩気がしっかりと効いた感じで、肉味と塩気のバランスがいい感じ。煮干スープの影響なのか、少し塩気が効いた感じがまたよく、これもまた酒に合うタイプかと。蘊蓄を見ると「岩中ポーク」と言うブランドだそうだ。岩手県北上市の農場らしんだが、アマゾンでも売れ筋ランキングが高いみたい。ブランド肉が、自由が丘ならとっても様になりましょう！。
＜味玉にハズレなし＞ 煮干の風味も少し滲んだハードジェル感なる熟成卵黄旨し！
玉子かけご飯にも力をいれてるこのお店。那須御養卵を使用とか蘊蓄にございました。きっとそれを使った味玉。見るからに出汁が濃ゆめで、割ってみると白身の途中で醤油系はとどまっている。では中はあっさりか？と言うと甘味の方も少し滲んだマチュアな味わい。つまり濃密で出汁と一体化。
ハードジェルのような卵黄の仕上がりで、艶めかしいオレンジ色が印象的です。気のせいなのか、出汁にも煮干の旨味が感じられ、卵黄が舌に粘り着いたあとには、仄かに香りが鼻孔を抜けるイメージ。煮干味であなく、仄かな香りが玉子の奥から滲んだのは・・・錯覚なのか？。いずれにせよ、やっぱり味玉にいろいろ味表現あり！今回もハズレなく旨しでありました！。
総じまして「大阪からやって来た・・・いきなり煮干しのハイパフォーマー！しなやかさにパンチも感じる痛快崇高煮干そば」
・・・と言う感動！。東京に合わせたチューニングも反映されておりますでしょうか？。とにかく今や大阪も東京と見分けがつきにくい煮干麺も増えたとのことですので、いきなり移転状況でこの痛快さはありなのかと！。これから限定も出てくるでしょうし、しばらく自由が丘から目が離せなくなってきたかと！。旨し！と心の中でさけんでおりました。退店の時、あら！？ラーメン大御所の大崎さんが行列に並んでた！？。時間もなかったので確かめもせず、駅へと急ぎました・・・・。新しい展開に激しく応援！そして旨さオススメ！・・・そんな感じで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
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