ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4003】 中華そば 向日葵 (東京・三鷹) 特製貝×節 中華そば + サッポロラガービール赤星 〜柔らかさと深い滋味!アニマルオフの淡麗と裏腹な肉感たっぷりの満足感!まさしく寿ぎの一杯!

お店も客もハートフル
 


中華そば 向日葵 (東京・三鷹) 貝×節 中華そば + サッポロラガービール赤星中瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

 昨年はインフル患って以来、体重が激減して一時期心配してたんですが、年末年始の爆食いとごろ寝で、すっかり元通り以上になってしまいました。そして嗚呼、明日から仕事だ・・・などと冬晴れを見上げてしまいます。少し運動も兼ねて、歩くか・・・中華そば向日葵まで。風も無く暖かい状態で、小一時間があっという間に過ぎて行きます。
 

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 開店前に到着。ポールポジションの一番乗りかと思いきや二番手(汗)。外街席1席が確保出来ずで待ちます。するとその先客さんが「どうぞー使って下さい」と折り畳み椅子を差し出してくれた。ありがとうございますとお礼言って利用させてもらいますが、待てよ・・・これひょっとして、お店の用意したものじゃ無く私物?。そんな疑念が生じまして、先客さんに話しかけてみたら的中でした!。何てイイ人!!。お店はハートフルだと知っていたが、常連客までこんなにハートフル!。年始に心温めてもらいましたー。こんなラヲタに愛の手の差し伸べは嬉しい幕開けです。
 
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<酒> サッポロラガービール赤星:旨い店にはこれがある!
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 妙な話だが大体、赤星とハートランドを置く店は旨い店が多い気がします。こちらは赤星。年末年始は、実家&自宅でスーパードライばかり飲んでたのもあって、妙にラガービールが新鮮に感じ入ります。ズドンとくる苦さとコクもいいんだが・・・やはり温度もいいね。冷たさって本当に大事。キンキンに冷えすぎても何だが、ちょうど良い冷たさってビールには大事だね。
 

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 ゴクゴクいいペースでやりながらふと考える・・・この店は元々、拉麺好きな女性が開業だったっけ。子育ての都合で営業時間も限られ、またその為に不定休な時期もあったはずだが、今では三鷹でラーメンと言えば屈指の存在感を確立です。ご亭主のご理解と協力もあったと察しますが、開店前に少し大きくご成長されたお子様など見ると・・・家族で頑張るって素敵だなとほのぼの思うものです。・・・少し酔ったのかな?。ビールを飲みながらそんな回想をしてしまいます。
 
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<全体> 何とも心地良き最後の正月気分!淡麗な美しさにしっとりした優しさ!そして肉感たっぷり具材にアニマルオフ!

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 そんなお店の成り立ちもあってか、妙に家族連れには人気があるようです。街ち行列の中に小さいお子様づれの4人客もパラパラみられますが、奥にテーブル席が隠れたようにあって、そんなお客向けにバッファとして備わってます。旨いものはみんなで食う方が旨いよね。そんな感じでずーっとハートフル気分に染まったままの状態で配膳が完了いたします。その麺顔はこんな感じ!
 

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 おおお!これは優しさのオーラがハンパない!。スープの穏やかな霞はオヤジのハートの柔らかい部分を鷲掴み!そのくせ淡麗な美しさがバリバリで、アニマルオフのスープとの触れ込みに拘らず、チャーシューが多く、肉感の満足さも与えてくれるではないか!。ちょっとした薬味のネギは九条ネギ。しかもうどん・そばに乗せるような「斜め薄切り」で和の感覚も少し滲むといったところか。
 
 

 

 
 
<スープ> 浅蜊と節系のコラボ!節が甘味を先導し・・・浅蜊エキスがじわじわと下支え!麺の風味も移って崇高なる旨味!

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 「貝×節」とメニュー表示されている上に、紹介ポップではアニマフオフと明示。香味油までは定かではありませんが、見るからにお吸い物のような落ち着き感がありありに溢れております。軽く霞がかったいるのは貝出汁の余韻と入ったところか?。静かにレンゲで救って味わうと、確かに貝類独特の滋味が広がります。ホンビノスのようなジリリキリリとした風味でもない印象。かと入ってハマグリかと言えば、だったらメニュー表題に明記のはず。馴染み感から浅蜊と察しますが、これがとても穏やかな味の広がりで、本当にほっこりとさせてくれます。白醤油系のような淡い明るさある塩気かな?しかしちょっとそこまでは駄舌故に分別つかず、穏やかな塩系とここではしておきましょう。
 

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 しかし二口目くらいから、節系の風合いを大いに感じ始める。白醤油?と疑念したのはどうも節系の甘味と塩気のバランスから錯覚してしまったようですな。実は甘味は節系から肉厚に滲み出ていると思え、かと入って鰹以外にもブレンドされたようで、霞の様相から荒節系を多くブレンドしてるのかもしれませんな。味の濃ゆさは枯れ節由来なのかもしれませんが・・・赤星に酔ったオレの妄想が止まりませぬ(汗)。
 

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 また何も霞は出汁由来とも言い切れず、麺の風合いが少しづつ溶けてそうなったかもしれず。後半になればなるほど馴染みの甘味がましてゆくのが面白く、麺の甘味が滲むのも旨いもんです。ゆっくりと半レアのチャーシュー脂も溶け出すのもいい感じで、最後の一滴まで楽しみ尽くせる一杯かと!。
 
 

 

 
 
<麺> 多加水系で全粒配合なる風流さ!ゆるやかで微妙にボコつく風合いが素朴のようで優雅な旨さ!

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 加水はやや高めで透明感すら薄っすらと感じる地肌。そこに全粒の粒がジラフのように散らばり、微妙に分からない程度に捩れが見受けられます。その地肌とフォルムから、崇高さにもどこか素朴さを感じさせるもので、これは大好きなタイプ!。麺屋棣鄂を少し彷彿としてしまいました。
 

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 こいつは風味と甘味を両方兼ね備えるもので、序盤のプツプツとした歯応えの後に奥歯で潰したあとの風味がほのかに香る。しかし汁を吸い込みやすく、あとは汁と炭水化物の一体化した甘味で旨しとぐいぐいと食い進めさせてゆきます。汁の持ち上げはそこそこで、それよりも汁浸透が優れているもの。なのでレンゲをうまく使って汁と一緒に啜り食うのがポイントと言えましょうか。
 

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 残念なのが「大盛不可」とのこと。バランスが崩れるからなのか、原価計算によるのかは不明ですが多分前者でしょう。替え玉できますかと聞こうかと思ったが、汁を飲みすぎて足らなくなったのもあり、年始から無粋なことはやめときました(笑)。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 華やかさならこれ!今風王道の低温調理半レア!鶏豚2種肉の上質な肉感覚が最高!

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 肉も得意なお店です。あっぱれな低温調理の半レア肉。浸透出汁の淡い感じが肉に移って実に旨い!。はるか昔、お歳暮でもらったロースハム・ボンレスハムが嬉しかったが、今から思えば肉味よりもハム味だったっけ。調理が違うので比較してはいかんかもだが、ハムよりはずっとずっと湿り気と肉感が保たれているのが実にいいよね、低温調理肉ってのは!。昭和オヤジは赤い肉はご法度だった子供時代なんだが、令和の家族連れは小さいお子様でも、この旨さを体感ですよ・・・日本人はどんどんグルメが増えてゆく一方だ・・・。
 

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 豚肩ロースは、実にきめ細かい肉繊維。そのスキマに細かく隅々に脂が差し込み、出汁が浸透した脂身が甘い塩気で口の中で蕩け出します。年取って歯がなくなっても歯茎だけで千切れそうな柔らかさ。その一方で鶏胸肉のフカフカさとしっとりさも格別。肉味は淡白なのだが、汁を吸い込んで胸肉は、熱の肉料理かと思うほど芳醇な旨味を溜め込んでは吐き出します。サイズ・肉厚さ・ボリューム的にも満足感高い!。フツーに特製スペックになってますから、1000円と言うのは決して高くないですね・・・現代なら。
 

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<味玉にハズレなし> 薄出汁の浸透深くフカフカトロトロ〜な感覚!フレッシュさと濃密感溢れる旨さ!

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 肉感然り、温度調整センスが全体的によろしいようです。味玉の仕上がりは全体的に「柔らか」系。白身の柔らかさもさることながら、卵黄の茹で上げ調節が見事です。全体的にトロトロさをたっぷり残す仕立てで、卵黄の外周だけはジェル状態で、大半は濃厚ソースのような状態。出汁がゆっくり時間をかけて浸透しているようで、白身には浸透のグラデーションに差がなく、卵黄全体に浸透してオレンジ色が深いです。味わいは塩気と卵本来味を生かしたようなタイプ。やや出汁が熟成したようなマチュアな濃厚甘味もありながら、舌全体に絡みまくります。これはスープに落として溶かさないで食いたいよね・・・。大切に3つに口で分けながら、堪能し尽くしました。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「柔らかさと深い滋味!アニマルオフの淡麗と裏腹な肉感たっぷりの満足感!まさしく寿ぎの一杯!」
 
 ・・・と言う感動!。これは良いですな・・・広くお勧めしたいところですが、1月6日(月)までの特別提供と言うことらしいので、あしからず。もっともこちらは限定も定期的に提供してくれますので、Twitter等でチェックされるといいですね。この他に「煮干しそば」も提供とのことで、間に合えばいかがでしょう?。今年は通う頻度がアップしそうな予感です。井の頭公園から散歩ついでにいかが?この店激しくオススメ。そんな応援と宣伝をしつつも・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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