ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3773】 晴々飯店 (東京・上野) バンバンジー冷麺 〜国境と年齢感ぶっ超えて爆食で突き進むべし!大陸系腹パン冷やし中華!

知る人ぞ知る上野界隈名物冷やし中華
 

 

 東京は、6月中旬あたりから一気に「冷やし中華」が花開きます。注目の名店も、このあたりから。個人的に忙しくなる時節ですが・・・ところがそれまで待てない「冷やし中華開拓」活動。もう片っ端からTwitterを検索しまくり、急に察知できたのがこちら「晴々飯店」さんでした。解禁とやらの「冷やし中華」を狙って、休日に突撃してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20190608114701j:plain

f:id:TOMASSOON:20190608114301j:plain

 
 
 あっちゃー!ここはどうも地元知る人ぞ知る名店らしい。行列はできなかったけど、続々と客が絶えないし、二階席へと客が流れ込むばかり。店先では仕込みが間に合わないのか、スタフが点心の作業に没頭されてます。注目すべきは、JR東日本さんの職員さんもフツーに来店。非番かこれからの勤務前の食事か、常連のような振る舞いで定食ゲットされてましたよ。時間自由度ないJR職員が、隙間でもしっかり食いたい店・・・ってなイメージも感じて、本当にいい店かもしれんと思った次第です。
 
f:id:TOMASSOON:20190608110426j:plain
f:id:TOMASSOON:20190608152912j:plain

f:id:TOMASSOON:20190608110950j:plain



 
 
 
<全体> 辛タレとパクチーとナッツでかなりの本格的迫力!しかもボリューミー!
 
 ほぼ常連・リピーターで埋め尽くすのか?。当たり前のように流暢にオーダーが飛ぶが、全部バラバラ。隣で食ってる「よだれ鶏」が異様に旨そうで、ビールに合いそう!。と思ってたら若者はそれでライスをおかわりてがっついているよ。またその向こうでは麻辣系の汁物・炒め物で、ウーロン茶啜っておられる。実に気ままな本格中華食堂って世界観がバリバリです。そんな雰囲気の中・・・やってきたのがオレの一品。それはこんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20190608111627j:plain

 
 
 おおお!まさか・・・お盆のセットメニューだとは思わなんだ!まるでランチサービスのような、サラダ+お通し+杏仁豆腐のセットが運ばれた時は、少々驚きました。また、メインのバンバンジー冷麺ですが、サンプル写真よりも迫力随分と増してる!。麺量は確実に1.5倍でしょ(笑)。しかもトッピング達もなかなかボリュームアップしており、パクチーがデフォルトで入っているところが、実に嬉しくて午前中から泣ける・・・。そして「成都」系イチオシの雰囲気が麺顔にも感じます。バンバンジーと言えば日本でも人気ある鶏肉料理ですが、辛さをどことなく感じさせるタレのオレンジ色・・・そこには辛味が潜んでいるはず。
 

f:id:TOMASSOON:20190608111634j:plain


 
 気持ちを一旦落ち着けて全体を眺めます。質を量で誤魔化しているのでは決してなく、実によくできている感がありあり。ナッツとタレの量が多くて一見分かりにくいが、鶏肉の量も多い!。なるほどな・・・この店の人気の理由を一気に感じました。
 

f:id:TOMASSOON:20190608152914j:plain

 
 
 
 
<タレ> しっかり辛さと痺れを感じつつ・・・淡い酸味と芳醇ナッツの香ばしさがバランス!
 
 さすが成都を謳うだけあって、辛さを表現しますね!。しかもちゃんと日本に合わせてくれてる感じもあるし、またそれでも本格派と感じてしまうオレって感覚?。「成都」を謳うだけあって四川系なお店。ならば辛さは微量の「豆板醤」がグイグイ攻めてくる・・・いや!責めてくる。そしてこれは痛快だ!花椒の輪郭までしっかりと伝えているタレなのであった!。きっとこれでも日本人に合わせてくれてるレベルだと思うけど、レベル1でも大いに楽しめる辛痺れの「薫る」感覚がいい!。実にいい!。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113658j:plain

 
 
 ところで日本人だと「甘さが旨さ」と感じるところがあると自覚する部分ってないかな?。例えば、白ごまを擦ったりかけるところは芝麻醤に代用すると分かりやすい。もっと短絡的に中国系な甘さなら甜麺醤を溶かしたりしてしまうかも。そうすると少し褐色が強まり、タレの見た目も良くなったりするしね・・・・。でも、それも旨しなのだが、そんな日式DNA発想を一旦リセットしたかのような・・・オリジナルさとアレンジを感じる風味なのです。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113835j:plain

 
 
 しっかり中国産の調味料を使っているのか、味のエッジングがいちいち情緒があるね。例えば(豆板)醤の風味にしても、ほのかに発酵由縁の酸味が香ったりする。また大量の粉砕されたナッツは、ダイレクトに乾いた香ばしさを伝えてくれる。週末ランチタイムの食堂感覚に、なんとも痛快な大陸の風を感じることか!。梅雨空も吹き飛んでしまいそうだ(笑)。
 
 
 
 
<薬味> パクチーで一気に大陸的刺激が加速!胃袋急速拡大トランスフォーム!
 
 はっきり言って、パクチーがデフォルトであることが、もっともっとオレを興奮させるところです。やはり亜熱帯なエリアで生まれた食べ物は、亜熱帯なスパイスで食うのが一番。パクチーは「苦味」と「酸味」を運んでくれるのだ。タレは「辛さ」と「痺れ」が備わっているので、デフォルトでにはない「苦味」が加わると一気に味と香りが膨らむ!。それで刺激を受けてしまったオレだよ!。嗚呼・・・もうオヤジなクセに、10代の胃袋を突然得たような食欲を得たような気分にさせる。パクチーで一気に大陸的刺激が加速!胃袋急速拡大トランスフォーム!。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113822j:plain

 
 
 ところで基本味って「甘み」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」で五味らしい。だから、普段思っているより「苦味」ってのは、もっと根源的な存在感なわけです。そしてパクチーが、ここでそれを広めてくれるから、このタレ旨さのレベルが上がる!。そんな効果を何気もなくフツーに・・・・、この大衆中華食堂は叶えてくれるのだ!。(五味に「旨味」があるのがイマイチ理解できないのは、この際流そうー)。
 
 
 
 
<麺> 朝日製麺:多加水のモチモチ感がとても馴染み易く!タレのキャッチも優れて旨し!
 
 店前に麺箱が積み重ねてあり、「朝日製麺」?とあったけど、「村上朝日」とは別みたい。さてこの麺ですが、実にタレを絡ませるし、歯応えで明るくさせてくれるし、風味もそこそこキープ。縮れ麺とは言えないが、多少のボコボコ加減が細かいのが印象的。馴染みを感じる風合いで加水は高めですが、安っぽさはないイメージ。弾力としなやかさが両立してるって感覚でしょうか。この良さは2つ。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113731j:plain

 
 
 まず「ナッツと豆板醤のカケラを確実にキャッチ」するところ。タレ汁を吸い込むより、薬味のベース素材を絡めてくるから素敵。だって一旦タレに溶けたと思ってた豆板醤のカケラが、改めて麺に絡まって、食べ手の目の前に現れるのですから・・・黒子がスターに感じる瞬間じゃー。そして、言わずもがなナッツを全部拾うところ。絡めて絡めて絡めて絡めて・・・・絡め取っていくのです。固形物を全部食い切った後のタレの残りに、ナッツのカケラが一切残らないのだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113741j:plain

 
 
 そんな感じで、辛味成分とナッツの香ばしさを全て受け止めて、モチモチ感覚で食わせる麺。トップクラスの崇高さは正直ないけれど、馴染みの感覚で気軽なすごさを感じるなら、こんな感覚かもしれません。
 
 
 
 
<棒棒鶏> しっかりボリューム&歯応えある鶏モモ肉!満足度高い!
 
 タレとナッツの量が多くて見分けにくいですが、かなりの量です。このセット感覚なくて単品でも、800円という設定でさらに十分納得いくはず。そして腿肉!。これが皮付きでしかりと味つけられてスライスカットされて整然と並んでおります。肉の旨味は脂か筋肉か?。この優先順にが確実に逆転したのが平成バブルでしたが、いえいえどうしてどうして・・・・令和の敬虔的なグルメ諸兄は肉味の良さもお分かりのはず。噛み締めて、滲み出る健康的な旨味を感じ取っていただきたい!。それにタレの浸透とナッツの香ばしさが重なり、王道の旨さへと続くのでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113617j:plain

 
 
「棒棒鶏」がすごいところは、味のコントラスト。メインの素材は極力淡白に仕立てて、タレの色付けは鮮やか甚だしい。味わう感覚のギャップがぶつかるところに物語あり!。この「バンバンジー冷麺」は、タレが肉に襲いかかる凄みに、その脇から麺が明るさでぶつかるところが、面白い。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113723j:plain


 
 
 
<他具材> まるで定食的ボリューム感!オヤジであっても杏仁嬉しいね!
 
 麺皿の「トマト」「キュウリ」もいい仕事に関わってましたが、一旦目線を麺皿から移動させましょう。まずは「サラダ」。ランチタイムは、おそらくこれが全部にセットされると思われ、厨房前ではこのサラダが山積みされてました(笑)。そりゃ・・・時間おかれると乾くよね。部分的にそんな感覚。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113623j:plain

 

f:id:TOMASSOON:20190608113636j:plain


 
 そして「お通し」というか「箸休め」。コンニャクとザーサイを、ラー油系でピリ辛に和えたもの。これは・・・もう搾菜大好き「ザーサイ星人」としては、認めざるを得ません。星に還る宇宙船に乗せておくこと決定です。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113644j:plain

 
 
 さらに「杏仁豆腐」。これも大量に作っているとは思うけど、自家製に間違いなし。このセット3点はこの店の心意気に他ならない!。このオヤジの年齢になると、わざわざ金と時間と労力使って甘味なんて食わん。でも、やっぱり甘味っていいもんだなと、再認識したし、幾つになっても子供の頃の余韻が残っているように・・・・甘みものを食うと嬉しくホッとするものだと感じさせる逸品でした。
 

f:id:TOMASSOON:20190608113900j:plain

 
 
 
 
総じまして「国境と年齢感ぶっ超えて爆食で突き進むべし!大陸系腹パン冷やし中華!」
 
 ・・・と言う感覚。ここはいい店!気軽に点心など摘んでビールやるのが最適。おそらく夕方以降の方が、本領発揮なんでしょう。東京東エリアにお住いの方には激しくオススメです(オレ西エリア・・・)。でもここは必ずまた来るよ。だって・・・「麻婆豆腐」が有名なんだとか!。「麻婆豆腐ラーメン」に関しては、冷やし中華同等にこだわりあるもんでね!。そんないつかの再訪問を思いつつ・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190609084050p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:中華料理 | 上野駅稲荷町駅京成上野駅

晴々

晴々

 
花のち晴れ~花男Next Season~ DVD-BOX

花のち晴れ~花男Next Season~ DVD-BOX

 

花のち晴れ?花男 Next Season? 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)

花のち晴れ?花男 Next Season? 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 
晴れた朝に聴きたい洋楽

晴れた朝に聴きたい洋楽