<わざわざ遠征してでも食いたし・・・山形系冷しらーめん>
今年の夏は、山形系のラーメン店は人気を集めているのではなかろうか。この暑さゆえに、冷やしラーメンを求めてしまいますが、今年は「冷やしラーメンの当たり年」と言う感じ。「限定麺」としてメニューアップしている店が今年は本当に多いし、また冷やしラーメン自体のレベルが近年上がっている。確実に旨くなってる。数年前だったら、冷やしラーメンは、デフォルトよりレベルが下がったイメージだったもの・・・。そんな中、冷たいラーメンと言えば、ブームそっちのけで伝統あるものなら「山形系」のラーメンでしょう。わざわざ、大山まで遠征です。
実は、以前「辛ネギラーメン」特集で訪問済みなのが「大木」さん。ちゃんと覚えておりましたよ、こちらが山形系だってことを。今回は王道の一杯を求めてやってまいりました。ところがランチピークを外して来たものの満席。ちょっと外で待つ気分でもなく、駅前商店街で本をのぞいたりして時間を潰すしかありません。そして再度訪問してなんとかカウンター席をゲット。人気店だったりする。
先客や後客のオーダーに耳を傾けると、半数以上が「冷しらーめん」。他にレモンラーメンと言う洒落たのもあるけど、これも温と冷が選べる訳で、全員が冷でした。そりゃそうだよね・・・・。本来ならビールも合わせるところですが、最近あまりに飲みすぎなので、今回も自重いたしました。
<ライトな甘みある牛エキス!ゴマっぽい揺らめきに青海苔滲む明るいスープ>
実は、山形って一度しか行ったことないのよねー。それも昔スキーで蔵王へ行くきっかけくらい。なのであまり具体的にイメージがないのです。あまり旅行をしない人生でして、ほぼ出張関連で地方へ出かけるくらい。振り返るととてもつまらない人生を送って来たかもしれません。なので定年したら密かに日本一周したろかしらんと思っているんだけど、年金不安なのできっとできない・・・。愕然としたいたところで、お待ちどうさまでした!とご店主から声をかけられました。しかし、一度目は愕然とし過ぎて気がつかなかったような感じ。どうやら二度目でようやく気が付いて手で受け取りました。それがこの麺顔。
おおお!山形の冷しと言っても、色々バリエーションがあるもんだね!ちょっとこれまでとは迫力が違うぞ。例えばトッピングからして違うのは牛肉!古式ゆかしい親鶏のガリガリ感とは全く別です。そして薬味。山形系ってどっさりと薬味を投入してあるのがとてもお気に入り!。三つ葉であったり、ネギであったり。こちらはネギの類ですが、青海苔や万能ネギ、もやしや白ごまなどがかかり、ちょっと手が込んでる。氷はやはり入っててポイントは押さえてあります。
さてスープの味わい。これも食べ比べて見ると個性がありありですね。店により鶏系や牛骨系、またブレンドを感じるんですが、こちらはやはり牛骨の明るいコクが広がるのが実にいい。コクが深いのに、明るい味わい。また香ばしい白ごまがいい仕事をしており、微妙な酸味とすごく調和します。個人的には、少し「冷やし中華」に近いエッセンスも感じますが、実際のところどうなんでしょう。
ネギのエキスもゆっくりと滲んで涼味を高めますが、ゴマの風味とともに溶けてくるのが、青海苔です。スープ全体にパッと散らばり、コンソメにおけるパセリのような感じで、色合いを感じます。もやしから滲む味わいは、冷やし中華のトッピング感覚。いやいや個性豊かな冷しらーめんです。個人的には、一番馴染みある山形系な印象を受けるのですが、みなさんはどんな感じなんでしょうかね・・・・。
<ちょっと冷やし中華を連想させる多加水縮れのモチモチ麺>
山形系と言えば、バキバキとした歯ごたえの麺がイメージです。しかしこちらは、あえてもモチモチ麺。多加水の縮れ麺で、ここで一気に冷やし中華を連想しました。スープを吸い込む部分は少ないのですが、濡れただけでもスープの印象をすごくキャッチするようで、具材や薬味をものすごく絡めます。なので啜り食うと自ずと複雑な歯ごたえになり、モチモチザクザクとカオスな旨味を楽しめます。
当然ながらこの光沢ですから、滑りが異様に良い。火傷の心配一切ないので、フルスロットルで、ズボボボボボボボボボぼぼぼぼぼぼぼぼっと啜り食ってしまいました。勢い余って万能ネギの欠けらが、副鼻腔のややこしい箇所に入ってしまって噎せるオレ。大きく鼻をかんで窮地を脱しますが、そのときそばにいた方々、本当に申し訳ない。ティッシュは駅のゴミ箱に捨てました。そんなこんなで、実はじっくりと麺を観察できなかった次第・・・・。
<ローストビーフイメジのチャーシューがゴージャス!>
やはりビールは飲むべきだったな。この肉だもの。どうもこちらのお店は牛肉チャーシューが一押しの店らしく、「チャー牛めん」なるのが看板らしいのです。見た通りローストビーフ感覚の仕上がりは格別でして、3つ投入されてどれも肉厚。歯ごたえは、まるで鶏の胸肉に匹敵するシルキーは歯ごたえ。いや歯ざわりといったもの。シンプルな味のようで、スープを少し吸い込んでいるため、なかなか趣深い味に昇華してます。ここのビールは、エビスだから・・・飲むべきだった。
ちなみに牛肉に合わせてビールを飲み損ねた悔しさから、ここから自宅への帰り道に、スーパーでクラフトビールをしこたま買い込んでしまいました。翌朝起きれるか心配・・・・。
総じまして、「馴染みやすい等身大のゴージャス感!牛肉冷やし中華!」と言う何のひねりもない、そのままのまとめでごめんちゃい。山形系だからと勇んで訪問したものの、そんなの自然と意識せず普通に美味いものだと感じた、ナチュラルな冷しラーメン。そして牛肉の迫力。こりゃ地元で人気がでるわけだ・・・。レモンラーメン(冷)も気になるところですので、また訪問したい次第です。暑い暑いと嘆くなら、暑さで旨いものを食って乗り切りましょう。今年の夏は山形冷しらーめんで乗り切るべし。そんな親善大使みたいな締めくくりで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
ダラダラと
汗が流れて
時流れ
冷しで満たす
癒しのひととき(字余り)
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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