ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3173】 中華そば専門 とんちぼ (埼玉・高麗) 中華そば 〜環境、接客、味わい、どれも誠実さを深く感じる良心なる一杯!

<郊外丘陵の空気もうまいが、中華そばもうまいね〜〜>
 
 最近は、あまりしなくなった連食をしてしまいました。坂戸の「よしかわ」からの帰り道、腹張ってるので食う気は無かったのですが、そう言えば「とちんぼ」が帰り道から近い!と言うことで、場所だけ確かめてみようと言う流れです。「北坂戸」から「高麗」までクルマで30分もしない距離だからねー。場所だけ確認のつもりだったが、デカい看板があって、それはすぐに見つかり、クルマを置くスペースも広いことも確認できた。さてと・・・一応入ってクルマを方向転換して出よう!思ったのだ。しかし、店前行列を見てたら・・・
 
 「並んでいると胃袋に余裕もできるか?」
 「また来るの面倒だよな!」
・・・などと私の別人格が語りかけてきましてー、誘惑に負けました。
 
 つくづく私は弱い人間です。
 

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 でもね、山里の春めいた空気の中で、何もせずボーッとするのもいいね。時間の流れ方が全然違う。ストレスの塊やしこりが溶けてゆくのを感じます。空気がうまいとはこのこと。緩やかに丘陵を駆け抜ける風が、厨房の煮干香を運んで来る。移転前は駅前だったのに、どうしてこんな場所に移転した?と不思議だったんですが、なるほど・・・ここなら店も客もゆったりと集中できますね。
 

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 しかし罪だぜ。待つ間、日本酒がめちゃ美味そうにPOP宣伝してます。スタフさんも、お土産宣伝してて、上手にアピール。わしゃクルマで来たっちゅーのに・・・・。よしかわ坂戸でも辛抱したっちゅうーのに、ここでも酒のことを考える。実は家に帰ってから、いつも以上に家酒呑んべえになってしまいました。
 
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 ほぼ、週末はアルコール中毒です。
 
 
 
<奇をてらわず!丁寧でノスタルジックにまとまった煮干醤油味が泣かせる!?>
 
 気分が良かったり、環境がいいと、待ち時間は本当に苦にならない。気持ちの上では、あっという間に店内に誘導されました。それもすごい丁寧に。厨房内のご店主も、ひときわ明るい方で、大きな声でお出迎え。調理補助の方との確認の仕方など見ても、とても仕事仲間をリスペクトしていることが伺えます。見ているだけで気持ちがいい。ちょっと仕事の上でもヒントを貰ったような気がしました。気持ちの高ぶりを自分でも感じ始めていたところで、ちょうど配膳となります。「お熱いのでお気をつけください」と言う言葉もこれまで何千回も聞いたけど、今のは心こもってるよ!そんな麺顔はこんな感じ。
 

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 おお!奇をてらわない偉大なオーディナリー中華そば!!チャーシューのデカさはご馳走感覚丸出し!!。いきなりラヲタオヤジのハートを鷲掴みですやん!。半刻前まで腹が張ってたのがウソみたいに、食欲ボタンが押されてしました。
 

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 まずスープなんだが、熟語で伝えるなら「安心・安寧・誠実」なんだなこれが。新しさがないのに満足度が深い。豚肉・鶏ガラの煮出しベースもさることながら、煮干の芳醇さに心が和まされます。近年勢力を増すパンチ系煮干、セメント系煮干とは対極のポートフォリオ。運用で例えるなら、値動きが激しい投機的銘柄のような野心はなく、安定的資産運用型の金融商品のような、突飛はなくとも長期的に安心できるような味わいですな。
 

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 動物系の味わいは確かに下地にある中で、煮干味の泳ぎ方がいい感じです。それは、苦味と甘さ両方をすり潰したようなストレートな煮干感。茶こしでグリグリと煮干の味を上乗せするような味わいが確かに感じられます。醤油の輪郭は、煮干と動物系の旨味に吸収され、下味として仕事してますかね。ひょっとしたら、節系とか昆布などの乾物の旨味と結合してるかもしれなくて、尖ったカエシの輪郭はなし。
 
 麺をすすりながら味わうスープと、最後に残ったスープの平らげスープと、印象がこれまた違う。後者の方が、「実は煮干の苦味が少し生きてます」と答え合わせしたかのように、語りかけて来ますねー。オーディナリーなスープに見えて、実はステージ毎に微妙に違った味わいで語りかけてます。
 
 
 
<落ち着きのある小麦色!素朴さと風味高いムッチリ歯応えがナイス!>
 
 ラーメンデータベースによると、自家製麺だとのこと。先入観で語りたくないのだが・・・やはりハンドメイド感あると言わざるを得ません。お許しを。
 

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 どうしてもナチュラルな色合いが、私をその気にさせます。素朴あ小麦の褐色が、実に美味そうですし落ち着きを感じさせます。ピンピンパツパツのストレートでないところも、この一杯のコンセプトにはあってますね。歯応えと、汁の浸透したしなやかさを天秤にかけるなら、後者を優先したイメージ。
 

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 箸でリフトすれば、ランダムに引き上がり、口元に当ててズボボとすする。微妙な捩れが唇に柔らかいタッチをして中へ流れていく。前歯を当てればスパスパと切れると思えば、外が微妙な低反発で、なかが淡白にもっちりしてる。密度感は中くらい。奥歯へ運びプレスすると、グルテンの風合いを先に感じ、素直に炭水化物の旨味を知りますなー。そして徐々に食いだすと汁の浸透が深くなっていき、汁旨味と合体する感覚は、やはり最高!。
 
 
 
<圧倒的な肩ロースチャーシュー!神が舞い降りる満足感>
 
 この肉は、注文を受けてからの手切りです。スープ生成にも寄与したと思われるブロック肉は、脂の部分も多くて、この余分なところが抜けた脂身が、実にほのかに甘くてうまい。醤油ダレとの相性がよろしいし、実に大判なる肉面積です。丼の中ではユーラシア大陸以上の存在感。それを噛むと、十戒のモーゼが海を割ったがごとく・・・・サクッと裂けてちぎれる!。ネ申のうまさ降臨。
 

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 総じまして、「環境、接客、味わい、どれも誠実さを深く感じる良心なる一杯!」と言うことで、抽象的感想でごめんちゃい。移転は、大成功のようですね。あとは長く、ぶれることなく、信念を貫いて欲しいと願うばかりです。どうしてもこのロケーションならば、個人的にクルマを使うしかなく、幾度訪問しても、ここで酒が飲めないと思うと寂しいのですが・・・・。私が引退した頃に、ハイキング気取りで訪問できるまで、お預けですかな。ながーく頑張ってください。マイペースでね。そんな今回の感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めます!。
 
 
   山里に
   風も麗らか
   駆け抜けて
 
 
   柔らか日差し
   ほのぼの煮干
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeでまとめてみました!
 

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