ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2631】 麺屋 正路 (東京・荻窪) 味噌らーめん

<知らぬ間に・・・新レギュラーメニュー! 白味噌仕立て登場!>


 「二葉 上荻店」に行こうと思ったけど、駅の出口を間違えて、こちら「麺屋 正路」の前を通り過ぎることに。しかしここで味噌らーめんの告知を見てしまい驚く!!。分かる人なら分かると思うけど、この店で味噌を開始するとは、大久保時代をひっくるめて考えると、ものすごく意外なメニュー開発ですよ。確か昨年、秋刀魚節系にベーススープを大転換したという記憶もあるので、シフトが半端ないと思い、こりゃ食わないと収まりがつきませんよ。








 曲がりくねった階段を上り詰めて、扉を開けて券売機の前に立つ。すると、そも目当ての味噌らーめんは、券売機上段を占めていて、ポールポジションですやん。ポップも北海道産大豆使用味噌を猛アピール。こりゃ期待が高鳴りますー。今回は白味噌仕立ての味噌らーめんを、じっくりと堪能させていただきました。


   



   











汁:「白味噌の甘コクと山椒のピリリ感!上品さとプチ・ワイルドさが交錯する仕上がりがナイス!」


 実家の京都では、雑煮は白味噌&丸餅と決まっている。正月も食ってきたばかり。なので白味噌と聞くとどうしても、甘口系の味噌を連想してしまうわけです。しかし京都では、白味噌文化の割に、味噌らーめんはマイナーな存在であり、背脂と鶏白湯の存在に押しやられている。白味噌系ラーメンって・・・・いつ以来だろうと考えても、思い出せないくらい久しぶりの感覚です。そこで配膳されたのがこの麺顔。おおーーー、すごくおとなしい。なんとなく大人のらーめんって感じすら覚えます。







 味噌みそミソMISO〜〜って猛アピールはないです。むしろベースの鶏豚ベーススープの旨味が、透明感を感じるほどにあっさりとした旨味を感じます。その上に、味噌味が溶け込んでいるという感覚。しかし「味噌風味」という街中華でよく見られる薬味レベルな味わいではありません。しっかりとした「じっとりコク」を感じて、甘味噌らしい大豆の熟成風味を感じたかも。京都風の甘味系味噌とは、微妙に違うもんだなと妙に感心したりもして・・・・。だから東京センスの味噌だと感じて、すーっと入ってきたかもです。自分では関西オリジンのつもりでも、もはや私は東京人、多摩人、ネギ星人、酸っぱい星人なのかもしれません。








 すごく感心したのは、山椒のレベル感覚です。しっかりと風味が効いていて、しかし痺れまではいかない、寸止め海峡〜〜〜と言ったレベル。それが白味噌にこんなに合うとは思いもよらず、うぉーーーーっと心の中で唸っていた。テーブルセットには、七味唐辛子もセットされていて、これは味噌らーめんをターゲットしていると思ったけど、はっきり言って不要。微妙神妙絶妙な山椒風味に、全て身をまかせるべきです。












麺:「北海道ニュアンスと東京センスのバランス見事!素性の良さを感じる縮れ麺!」


 菅野製麺だったっけ?、久しぶりだから忘れたけど、味噌らーめんは、明らかに他のとは別麺です。少しだけ太めなふくれっ面した角麺みたいなフォルム。丸まったエッジングですが、少しだけ透明感を感じるイエロー系な麺ですが、質の良さを感じます。







 密度感高めで、前半はスープに濡れただけのような、サラッとした口当たりと喉越しです。そして前歯で切ると、サクッと千切れて小気味好い感覚。奥歯でプレスするとヌチっとした反発が帰ってきますので、弾力的ではあります。これが味噌がだんだんと染み入る感覚でたして、旨味で深いイメージに変化して行くようです。








 久しぶりに強い縮れを食うかも。こいつは口当たりより、啜り上げる感覚を楽しむものですよねー。男らしくズボボボボボボボボーーーーっと啜りあげましょう!。前掛け準備されてますから遠慮なく使いましょう!。







具:「半レアチャーシューのきめ細かい繊維質とあっさり味わい!生姜にも合うね!」


 チャーシューは、半レアぽい感じで肩ロースだろうか・・・きめ細かい繊維質が印象的で、薄味仕立てながらも、肉の味わいが生きていました。これを、乗せられたおろし生姜で食うと、少しだけ染みた味噌スープの影響もあって実に旨し!。肉厚さもほどほどある上に、質感もなかなかです。







 野菜炒めは、トッピング的にあと追加なタイプ。本格北海道味噌のような、中華鍋で仕上げたものではありませんが、この味噌らーめんにはあっていた。全体的に上品な仕上げがまとまっているので、ワイルドな野菜仕上げでない方が良かったかもです。












 総じまして、「ちょっと欲張り的で上品な味噌らーめん」と言う感覚が個人的にはいたします〜。全体的には、東京のラーメンってまとまりがある上に、白味噌の上品さと、北海道オマージュの縮れ麺、そして山椒絡めた本格中華みたいなエッセンスなど。てんこ盛りな一杯に感じることもできました。これはまた一新した別メニューもさらえたく思えてきたー。近いうちにまた来ます。ということで、意外な出会いに感謝しながら、詠います!



   むず痒い
   花粉が混じる
   寒風に



   仄かに香る
   味噌温かき



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






関連ランキング:ラーメン | 荻窪駅