ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2158】 らーめん太陽 高円寺店 (東京・高円寺) らーめん


 最近、気になるチェーン系の支店があるのを思い出して、ある夜に高円寺で途中下車。遅くまでやってるので安心です。しかしだね、扉を開けても案内なし、オーダーは取りに来ない。何でもセルフが流儀の頑固な店は、経験無いとは言わんが、こっちも意地になって黙って待ってやることとしました。それでも来ねーーーー。私の最寄り駅近くにある支店とは雲泥の差。当然、いらっしゃいませ何て一言も言いませんから。でもついに根負けして………私が出て行ってしまいました。何だか負けた気分………。ま、金使わなかっただけましかと、気分を切り替えます。


 しかし、ここから挽回だ!いい店を探そう!



 しっかし、それはそれで困った困った〜。先ほど出て行ったチェーン店と同じ価格帯の店を思い出して、そこに突撃。そんなこんなで「らーめん太陽」さんにすごく久しぶりにやってるきました。らーめん480円なり!













【薄味の中にキラリと光る煮干しの芳しさ!アッサリ煮干しでワンコイン以下!】


 表の看板、今になって気付きました。「にぼし10kg 日本一の質と量」「スープに3倍の材料」「ボリューム1.5倍」そういうヘビーな感じの店では無いはずなのだがな、と一抹の不安がよぎる。ま、ええわと店内に入ると、私の年齢からしてもお母さんと言いたくなるような女将さんに、私はカウンターへと誘導されます。結果的に、女将定位置の目の前。今回は、恥ずかしいので写真メモも程々にしておくことにします。とても配膳しにくい位置関係なので、調理されたそれを手から手へと空中で受け取る。最近痛めた腰が怖かったけど何とかクリアしていざ対麺です。







 おおー、昔ながらのレトロっぽさに、妙に明るい優しさが溢れるような麺顔。やはり家系こってりより、こっちの方が良かったかと結果としてすでに満足。明るい麺顔のポイントはスープの透明感。醤油が薄口だしなのもあって、どこか何となく家庭的な風貌と感じます。レンゲを透かして見ると、その輝きはまるでトパーズです。







 味わうと、ううむ…………薄味。そして軽やかな煮干しの風合い。淡麗と言えなくも無いアッサリとした味わい。しかし調味料の尖りは感じさせない豊かな煮干し感があります。ニボニボしてない上澄みのようなだし感覚。おっさんな私には、これくらいがちょうど良いかも。以前訪問して食った時より、馴染むぞ馴染むぞ!薬味のネギの風合いですらふんわりと感じるではありませんか。








 ところが不思議なことに、後半になるにつけ、味が馴染むというのか、薄さを感じなくなり適度な感覚がじわじわと広がりだしてきます。麺の風合いですら出汁に溶け込んでマイルドさに拍車をかけつつも、甘さが濃ゆくなるといった不可思議さ。これワンコインとは思えぬ質感が漂います。







【淡い捩れと適度な潰しこみ!風合い楽しめる麺が何とワンコイン以下!】


 格安の場合、麺が残念な場合が多いのだけど、ここは違うと思う。練り水の個性も低くて、粉の風合いもしっかりと楽しめる中加水の麺。丸っぽい断面で、外側が陶器のような滑らかさ。前歯を刺し当てると、スカッと千切れてグルテンの風合いと、でんぷんの甘さが何となく感じるような気分になります。奥歯で潰すとそれがもっとハッキリと感じるかも。







 滑りは、全体的な捩れがあって、適当に抵抗感があります。スープがアッサリしている分、こういう適度な抵抗感があった方が、麺としては際立つかも。か弱い?女性の湯切りとは思えぬほど、しっかりと抜け。なので妙なぬるつき一切なし!結構気持ち良いかも。







【チャーシューのちょい歯応えな感覚ナイス!分厚くてもワンコイン以下!】


 サイズは標準だけど、これだけ肉厚だったらワンコインとしては上出来でしょう。スープ生成にかなり貢献した脂の抜け方がいいかも。そこに残った脂身が妙にうまい。醤油というよりもはや塩味と思える返しの染み込みがいい味わい。いやー、ワンコインとはいえ、ちゃんとしてますよ!













 総じまして、「プライスレスな真心溢れる煮干し系…………それでもワンコイン以下!」という感覚で、これはまた通いたくなる店であります。女将さん達ともまた会話したいしねー。いつまでも元気で営業続けて下さい。


 さてさて……今回はサイドストーリーがありました。そばのテーブルにいた先客が、精算の際に女将さんに一言。「味が本当に薄いよ。」それだけなら良かったんだが、「みんな言わないだけでそう思ってるから。変えた方がいいよ。」と付け加えて去るから、後の店内の空気が気まずくなった。女将さんたち、淡々と後オーダーの作業を続けてたけど、ついに堪らなくなったのか、私に「お客さんも薄いとお思いですか?」とか弱く聞いてこられる。その瞬間、私の他にいた見知らぬカウンター客3人は、口を揃えて「そんなこと無いって!」「これがいい、ちょうどいい!」などと堰をきったかのようにコメントです^ ^。忠告した方も、悪い感じはなくて、割と何でも思ったことをすぐハッキリと言う性格だったと思う。悪気は無さそうだけど、一言多かっただけだね。でも、このあっさり味があるから、通う人も多いはず。私が「中華そば みたか」に通っているのと同じようにね。


 ちなみに、その後のカウンター席3人組は、妙な仲間意識を共有しながら、それぞれ食い続けたとさ。こんなのも味わいのうちかもね。なので詠います!



    あっさりと
    優しさ潜む
    煮干し味



    真心滲む
    人情味わい




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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