ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4353】 世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂 (東京・祖師谷大蔵) 祖師谷塩そば 〜儲け度外視!?驚きのコストパフォーマンス!旨さ格別!ハードル高くても一度は食らうべし!

近くて遠いハードルの高い店・・・休暇を使うしかないね ヽ(´o`;

 

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 水曜日と木曜日のランチタイム前後のみ!。準急と各駅停車しか止まらない祖師ヶ谷大蔵駅。どう業務と外出機会をやりくりしても行ける気がしないので、ようやく半日休暇を取りつけて訪問してまいりました。10名の行列におとなしく連結。意外とおじさん達が多く、皆同じ様な有休組なのでしょうかね。
 

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 名店柴崎亭のオーナーが、ご自身の実験場とか遊びの場とか・・・そんな風に感じる店。つつじが丘の店での感じとは、少し違って何だか楽しそう?。ありがとうございます・・・その一言にも心の伝わりを感じます。
 

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 さて今回は、驚きのワンコイン!500円の一杯!。柴崎亭が開店したときを彷彿とさせる、ハイコスパを感じさせます。京王沿線から、すこし移動して小田急沿線としたのも、初心に還るって感じかしら。しかし、今や円熟にいたった方のその一杯は、スパークする旨さでございました!。
 
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<全体> マジか!この質感と完成度!トッピングも迫力でまさに究極のワンコイン拉麺とはこのこと!

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 せっかくの半休だから軽くビールと行きたいところですが、非常にシンプルなメニュー構成な上に、そんなわがままを許す雰囲気でもありませぬ。今回は真摯な姿勢で対峙いたします。御方から直々に配膳されたのはこんな麺顔!。
 

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 おおお!マジかぁーーーー!ワンコイン500円とは信じられない迫力!儲ける気があるのかと思わざるを得ません。整った麺線だけでもこの価格帯のとしては価値ありなんだが、スープの色合いはまさに黄金!。そしてトッピングの炭焼き炙りチャーシューが何とも豪快!豪快過ぎる!。美しさの中に強さがあるというか、大胆さが妙にまとまりを生んでいるのが凄いのひとこと。そして、ワンポイントに麩が添えてあるが、その心遣いも風雅。ゆっくり汁を吸い込む姿が、時間を感じさせる。何気に和のテイストも放り込んでおります。何気に生の柚子皮が忍ばされている・・・、これはまさに心尽くしの一杯である!。
 

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<スープ> キレがあるようで凄く円やかな煮干しの風合い!不思議なスパイス感も溶ける極上塩出汁!

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 もはや冒頭で心酔した気分。もう心の中では溺れる気分でスープに身をゆだねて味わいます。これが妙に旨い!柴崎亭の名作「塩煮干そば」とはまた違う、芳醇で滑らかな魚介の出汁感!。いや淡麗なのだが厚みがあって芳醇なる味わいが響きます。名作がバージョンアップしたような、旨さがエキストリーム。レクイエムに進化と言ったところか。
 

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 塩そばらしい、塩気のキレが確かにあります。その一方で魚介の旨味がすっきりとしているようで、実は芳醇!。白出汁の風合いかとも察しましたが・・・煮干しがとてもまろやか!。うるめ系とか、白身系の煮干しを感じるイメージ。香味油もゆったりしているが、魚介乾物の旨味が非常に芳醇で素晴らしい!塩そばなのに、甘味がある味風景です。
 

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 一点だけ面白いと思ったのは、何か和風のようなアジアンのようなスパイス感があるようにも思えるが・・・刺激は与えず出汁に溶けたようなイメージ。これが皆目見当がつかない。その不可思議さもあって、グイグイとスープを飲み干しそうになる。淡麗だけど魔力的なスープ!。
 

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<麺> あいも変わらず美しき麺線!滑らかでシルキーな滑りに出汁と一体化した甘味が上品に広がる旨さ!

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 店内9席。3杯分づつ作るロットで、その際にオーナー自ら注文を口頭で聞くというスタイル。その3杯分の麺茹での手さばきを眺めるのも楽しいー。美しいロール麺が次々と完成してゆきます。
 

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 あいも変わらず美しき麺線!。食べる芸術品です。崩すのも勿体ないが、空腹には勝てないので箸で持ち上げるが、麺は寄り添うほどに滑らかでしなやか。白地できめ細かい麺は、汁を吸い込み始めているようで、また出汁を持ち上げたりします。口当たりやスベリ、のど越しに至るまで実にスムース!。
 

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 プツプツと優しく千切れて、クチリと呆気なく潰れますが、出汁の旨味と麺素地の甘味が既に初動から一体化!。出汁の崇高さも加わって実に上品な旨さです。柔らかい麺の旨さがここに極まるか。シンプルなように思えて深い旨さです。大盛り設定は表示なかったが・・・バランス崩れるのだろうかね。
 

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<チャーシュー> 炭火炙りのステーキのようなデカさ!驚く分厚さで柔らかくスパイシーな旨さ!儲けなし??

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 極めつけはチャーシュー!。この質感でデフォルト500円とは到底考えられない質感です!。まずサイズ。私がいまだにしつこく使っている「iPhone SE 第1世代」を凌駕する面積。厚みに至ってはその2台分以上です。そんなワイルド感ある豚肩ロースだが、とっても歯応えが柔らかくて上質!。
 

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 そして何と言っても香り高い!。一枚一枚丁寧に炭火焼きですよ。ワンコイン500円拉麺でそこまでやる!?。原材料費もすごいが、加工費も上乗せすると、この一枚の肉の原価は相当凄い。肉一枚にかけるローディング費用が馬鹿にできないはず。
 

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 肉の旨味も凄いが、香りが凄い。炭火焼きだけじゃなく、ブラックペッパー等塩コショウの風合いがまた食欲をそそる!。しつこいようだがビールはない。焼豚麺にするとどんな迫力になるのだろうか・・・。デフォルトでも十分過ぎるほどに、焼豚麺に片足つっこでいるような気もするのだが。
 

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<具材> まったく手抜かりない脇役たち!上質極太メンマと瑞々しい青菜が旨し!出汁にフィット!

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 手抜かりなしと言うか、ここまで来たら「心尽くし」と言う気分です。時を感じさせたり、出汁をシンプルに感じさせる「麩」もさることながら・・・材木状の太いメンマも青菜も、実に丁寧でしっかりした旨さ。全体の一体化を高めるようです。
 

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 メンマはフレッシュさ感じる仕上がりで、凛々しい繊維質もバキバキと音を立てるが素直にちぎれる。薄味仕立てなので、淡麗塩出汁にもピッタリです。そして青菜は当然に塩出汁にベストフィット!。少し多めに咀嚼すると青菜の甘味も感じるようで・・・日本料理で言う「椀物」に浮かぶ青菜を連想してしまいました。うう・・・最後までホントに味で楽しませてくれてありがとう。
 

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総じまして「儲け度外視!?驚きのコストパフォーマンス!旨さ格別!ハードル高くても一度は食らうべし!」

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 と言う感動!。本当にこれは儲け度外視で、やりたいことやるとか、ボランティアとしか思えない旨さです。これは感動の一杯かと!。場所は営業時間の都合でハードル高いけど、間違いなく訪問する苦労以上に報われる旨さ!。万人に激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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