【今週のラーメン２１５７】博多天神新宿東口駅前店（東京・新宿）豚骨ラーメン・バリカタ＋替玉

　職場仲間で飲み会をして、何でだか急に幹事から直前に仕切って下さい………何てお願いをされて、ブツブツ言いながら司会進行。それでも飲み放題だから飲まなきゃ損だと言わんばかりに飲んでやりましたわ！でもね〜、終わってから、ハメを外せなかったなーと、少しモヤモヤ感がありつつも帰りの電車に飛び乗ります。こんな気持ちが鬱積して、乗り換え駅の新宿で、エイヤ！とばかり途中下車。飲み会で発散出来なかった部分は、ラーメンで取り返そうと思い適当に店を探しました。沖縄そばのレビューでも！と思って突撃したある店は満席みたいで、仕方ねーと近くの店へ。ここなら何とでもなるかと行き着いたのが「博多天神」です。おお、このブランドは、５年以上ぶりかも。

【都内一のコクと濃度ではないと思えるけど、ライトっぽくてスルスル食える】

　ビニールシートが冷涼とした風にも見えますが、意外に中は熱気な感じで、疲れても頑張っているフロア担当のお姉さんが、とても忙しそうな店内。座るとすぐにお冷が出てきて注文の瞬間。おそらくそこから１分以内で確実に配膳が完了します。いやー、このスピード感が良いねー。関西弁でいう「いらち」な性格の私にはぴったりです。

　一見すると、ミルクスープの様な非常にマットな色合いである白濁スープ。そこに豚骨の煮出しぶりを感じるのですが、いわゆる豚骨臭はかなり低いです。センターキッチン製造と思ってたんですが、厨房にはきっちりと使い込まれた圧力釜があります。私の勘違いだったんですね。

　メニューには、「関東一のコクと濃度」と言ったサブタイトルが付いた一杯。しかし、関東一でもなく、濃厚なこってり感と言うより、むしろライトで食べやすい風合いと映ります。塩気も意外とマイルドで大人しめ。なので格安なジャンキーな味わいと言うより、スルスル食える日常系なスープ感と言えます。個性が強いというより、とってもオーディナリー。ミスマッチかもしれませんが、ビールよりもライトな白ワインで合わせても合うかもなどと妄想をしてしまいました。

　しかし、喰い進めるとパンチがどうしても欲しくなるよねー。あとで家に帰り、嫁はんに嫌われることを覚悟して、紅生姜と摩り下ろしニンニクを投入してしまいました。カスッカスな紅生姜が投入されて紅く染まるスープ。キュイン！としたニンニクの風味が加わりとってもシャープな味わいに昇華します。ワンコインでもすごく楽しめるとつくづく思う瞬間。しかし、唯一難点を言うなら………温度が温かった〜。

【カッツカツでパッツパツな低加水極細麺！ワンコインとはありがたし！】

　今回は「バリカタ」で。お隣は「粉落とし」を２回も替玉していたツワモノでした。やはりバリカタが一番。角麺で綺麗なストレート。コシの強さがあってそれが一段と麺の流れを強調するかの様です。前歯を刺すと、パッツパツな歯応えが痛烈。奥歯でプレスすると一気に粉の風合いとスープのエキスが同化するのが分かります。うまし！

　替玉も今回は「バリカタ」。ラーメンのタレを少しかけ回してから丼に投入です。このラーメンのタレが加わってこれまた塩気が少し補強されてナイス。ここに来てようやくスープのピントが私に合った様な印象です。

【求めすぎてはいけない「ワンコイン以内」での愛情！】

　ワンコインでも、味付きゆで卵ハーフの投入は偉いね。少し中心部が冷たかったカモですが。チャーシューは中まで醤油ダレに浸かった様な感覚だが、悪い気にさせない。キクラゲはやはり嬉しいもんです。次回はキクラゲラーメンにしたろかしらん……と思ったりもしました。

　総じまして、「庶民の見方！ワンコインの替玉サービスがナイス！」と言うそのまんまのイメージ通り印象の一杯！もはや当たり前のサービスになってますが、それだけに広く根付いた広がり感を、改めて深く感じました。安くてお腹一杯になって欲しい・・・と言うシンプルな社会貢貢献姿勢が泣かせます。こう言うチェーン店は、本当にエライね！ちょっと訪問頻度を上げるかも！？しかしこの後………何気に塩気が多かったのか、妙に喉が渇いて白ワインをまた飲みに行って………さらに泥酔です^ ^。翌朝辛かった……。なので詠います！

　　　夜もふけて
　　　夜のネオンに
　　　豚骨臭

　　　やはり止まらぬ
　　　替玉攻撃

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！

博多天神新宿東口店

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