休日出勤も早朝過ぎて・・・飛ばし過ぎたのか昼過ぎで本当にダウン。ほどほどにしておかねばなりませんな。そんな私にたまたま別件で出勤していたYさんから、栄養俸給にとアイスクリームをもらったのだ。実はこの一本でかなり元気が出て来たのでありまして、帰宅することができた上に・・・・寄り道すっかとこの一杯に出会えたという次第。うーーん・・・ライフバランスを考えないとな。10月末までなんとか持ってくれ(本当は10月半ばまでだったのだが:怒!)。
・・・などと考えながら、訪問時8割埋まっているというなかなかの盛況ぶり。ご店主お一人で黙々と仕事をされてます。多少お疲れ気味か淡々としておられる。店内には大きな液晶テレビがあってそれは店先をカメラでモニターしている画面を映している様子。どうやら駐車違反の取り締まり対策らしいのだが、路地裏にいけばコインパーキングが割とあるので複雑な心境・・・・。つけ麺と冷やし限定と私の鮫節と・・・調理時間差のある複雑なオーダーの組み合わせが一度に来たのを、奇麗にアクションプランを頭の中で組み立てながら、すいすいと半同時並行で調理が進むのをぼーーーーーーとただただ眺めている私・・・。ほうけていたら、あっという間に配膳されて現実に引き戻される。
【スープ:アメイジングな豚骨と鮫節との出会い・・・滑らかな仕上げ方に脱帽】
<確かにベクトルの違う魚介風味!動物系旨味と面白い融合>
配膳の瞬間、このスープカラーには目が点ですわな。何と言ってもこの「ラクダのパッチ(すててこ)」みたいな色合いは、未体験ですもん。甘い系統の豚魚の揺らめきともまた違う・・・独特な雰囲気を醸し出しております。「鮫節そば」という名称からは予想だにしない展開にドギマギ。という訳で写真撮影も手早くすませていざスープへダイブする次第ですが・・・・全くもって何系とか・・・・そんなポートフォリオが一切頭の中には浮かばないというて己の為体。素直に参りましたと心の中で頭を下げたい。
大体鮫などというものは、伊豆半島でみる猫鮫くらいしか目に浮かばないし、それも食用となればかなりの下処理を施すことを身をもって知っているために、得体がしれぬ。確かにクリアーな節とは違う「クセ」といったものは感じる。魚介というより乾燥した魚肉というような(・・・・そもそも節とはそういものだが)。燻しの香ばしさを感じない節といった中に、独特の旨味が凝縮されておるような風合い。
それに意外に味が濃いと思っているのですがいかがでしょう?塩気もそれとなく効いているのに、甘みとも受け取れてそういうの好きですよ私は。などと塩気のエッジを感じ始めたときにようやく「豚骨」の煮出しを感じ取った次第。なるほど・・・このスープカラーは、丁寧な豚骨の処理がなせる技なのかもしれんなと・・・。塩気を結びついた動物系がとても旨い。その旨さはマイルドでして、その介添え役が「鮫節」ということなのかもしれません。豚骨と鮫節というクセとクセとのぶつかり合いで、こんなマイルドで上品なスープが出来上がるのねと・・・ひたすら感心。
<一般的な節&魚介感のザラつきが一切なし!きめ細かい滑らかさ>
それにしても一切粉感とか残留物が漂う雰囲気がないのがすごいね、このスープ。結局最後まで飲み干したのだけど、丼の底に溜まる残留物なるものが、一切なかったというのが凄いなと思いますな。ひたすら成分が滑らかであり細かいのでありましょう。一言で言えば「きめ細かい」という感じ。油の濃いという感じもない。
「節」と言えば多少欠片があってもおかしくないどころかそれが自然。それにしても鮫節とはどんな節なのだろう?どんな形や風合いなのだろうね・・・・。個人的には鮫節エキスを香味油で調合したような感覚すら覚える。この鮫節のなめらかさは、まるで油のようなのでありまして・・・・一切どういうものなかの想像の上を越えていく・・・。本当におもしれーーーと思えるスープに久しぶりに出会った感覚!
【麺:非常に潰し込みが効いた風味豊かな麺!スープの独特さに負けていませんね】
<実に腹持ちが良さそうな密度感!加水低めでクッシリ頂く!>
これまた嬉しいことに・・・ちょいハードな麺なのであります!どこの製麺所かは一切しりませんが、なかなかの品質感です。粉の風合いも楽しめるし、これまた粉の密度が高いのであります。噛みちぎったところを視認すると・・・やんわりと芯が残っているけど、明確な主張でもない。全体的に非常にクッシリとしているのであり、まさにカタメのテンピュール感覚があって泣きそうになるほど嬉しいやないの・・・・。前歯の当たりもクニリとする。スパンスパンといつもよりゆったりと、やや力を込めて切断をする。奥歯のすり潰しの前の押しつぶしで、ク二リとやや重くのしかかったその瞬間に、グルテンの風合いを感じる・・・・。面白いスープをまとったニュアンスと、この風合いのマッチングがとてもナイスと言えましょう!
<汁の吸い込みが弱くハードさキープの外固なスベリ>
さて加水が低めで、細麺で心配なのは、汁の吸い込み加減。このキッパリとした歯ごたえから、しなやかになるとどんな感じかなと想像しながらゆっくりと食べ進めたものの、意外に変化が少なくて肩すかし・・・。それでも、あのキッパリとした歯ごたえが最後までキープできたというこちらの方を褒めるべきであり、なかなかの品質感と思いますよ。これなら・・・つけ麺へ思わず期待を寄せてしまうな・・・。と思っておったら、となりの女性がなにやら平打ちの太麺をつけダレで食しておられるではないか・・・。平打ち・・・この言葉にも弱い私。そう・・・・私は弱い人間性の持ち主なのです。
【具:チャーシューも手抜きなしなら・・・・味玉は更にすごいことになっとるがな】
<大判な一枚ローススライス肉が薄味で旨し>
デフォルトのチャーシューとしては、文句は一切ありません。まるで麺顔の中ではユーラシア大陸であります。これで足りないという人はいないだろうと思われますし、また肉質としてもなかなか。柔らかすぎず、肉の味を噛み締めるような強さもあり、しっかりとした食べ応えもあります。繊維質と脂身のバランスもよい。また全体的に薄味でして、上品な口当たりから・・・丼ものよりも、お酒の肴とした方がマッチする仕上がり具合です。
<唸る染み込み具合!黄身は飴色に光り輝く>
この味玉には・・・正直参りました!白身への醤油ダレの染み込み具合の深いこと深いこと・・・・。そして黄身にいたっては、まるで味噌漬けの如く、濃いオレンジ色した深い透明感がすごいことになっております。まさに飴色。アメージングな色合いに泣けます。当然ながら・・・食むとその味わいの深さに・・・・ただただ唸るだけ。黄身のカタメな茹で方からとろりとしたジェルになるまでの断面の変化を見ているだけで飽きない。仕事忙しいのに、こういうことに時間を費やすから、余計に付加がかかるっちゅーに・・・、本当に懲りない男である私であります。
総じまして、初めて食した鮫節は・・・ラクダ色してた(笑:うそうそ/本当か?)。本当に鮫節とは何ものなのだろうね。おそらくここでしか食えない鮫のラーメンなのかもしれません。目黒がサンマなら、桜上水はサメ。殿様気分でラーメン食っていい気持ち。なので詠います!
休出の
体力尽きて
麺恋し
今日は疲れた
すでに幕引き
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

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