ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3528】 づゅる麺 池田 (東京・目黒) 目黒のさんま節らーめん(大) 〜さっぱりしつつも、じわじわ沁み入る豚鶏秋刀魚のトリプル・ハイバランス拉麺!

どうしても魚介系醤油らーめんを食べたい昼メシどき!
 権之助坂で今、個人的には鶏出汁の新店舗が気になっているのだが、そこの「あご出汁」が非常に気になって、わざわざ外出途中にプチ遠回りをして突撃訪問!。ラーメン評論家大崎氏の情報で、それがリリース開始と知ってのことだったが、あいにく運悪く空振り〜。しかもたまたま開店時間が遅れたのもあって、出直しも効かない。非常にイタイっす。でも適当な昼飯ラーメンで終わりたくない。
 

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 しかしこの周辺はまさにラーメン銀座状態なので、本当はそうイタくもなった。一番近くのいい店ということで、「づゅる麺池田」さんに即座に方針変更です。出遅れ気味でしたが、何とか待ちなく入り込めたのはラッキー。昼飯で必ず店前で待ちが発生する店ですからね。しかも、つけ麺人気な店は回転が少々遅いめなのもあって、滑り込めたのは幸運でした。魚介気分だったので、ちょうど「目黒さんま節のらーめん」という文句が目に入り、それをチョイスしました。腹へってたから大盛りでね。
 

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 店に入ったとたん、漫画かコントのように眼鏡が一瞬で一面に曇る!。まったく前見えないのと、前客がオレをみて「あ!?」っと小さく声が漏れたので、きっと嗤われてたのだろう。気まずい思いで眼鏡を外し、一番奥の座席へと移動。この店って荷物置き場が一番奥にあるのでね・・・・。冬場のラーメン活動ってこういうことってよくありますよね。スキーのゴーグルみたいに、曇り止め効果ある塗材がないのか、アマゾンで物色中ですー。
 
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さんまの節もさることながら、豚鶏の動物系も穏やかで、飲み飽きない円やかさ
 
 「目黒のさんま」から、さんま節のメニューなんでしょうね。オチは知っているんだけど、実は一度もこの噺を全部最初から最後まで聞いたことがないです。関西オリジンですから、昔から上方落語ばかり聞いてたのもあって・・・一度、YouTubeで探って見ようと考えながら、その一杯を待ちました。そんな感じで受け取った一杯はこんな麺顔。
 

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 おおお!なんとも穏やか・・・さんまらしさが感じられませんな(出汁だからね)。さんまを無意識に香ばしく感じていたものだから、穏やかさが意外に思えますが、フツーに丁寧な質感はありありと感じる。麺の流れと肉の平行線がベクトル合っており、スープの深めの濁りに、淡い醤油感がパステルカラーのように滲む感覚。そして・・・大盛感がスゲー。軽々と200gは超えている!。
 

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 まず出汁を味わおう!。煮干でなく節系というのもあって、魚介感はとてもスッキリとしたイメージ。確かに魚介が効いているので、味わいに落ち着きと和やかさがありなむ?。塩気はあるけどとても淡い感覚で、甘味と溶けている。しかし甘くもない味風景で、何ともすっきりした感じです。こってり好きな人にとってはパンチがないと受け取るかも。淡麗好きな人にとっては、少々重く感じるかも。しかし裏を返せば両方の良いとこ取りな部分もあって悪くない。
 

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 そもそも「さんま節」オリジナルの味を知らないのですが(爆)、もっと脂感あるものと思い込んでたが、とてもふわっとした魚介甘味なので驚き!。あんな長細い魚、鰹よりもかなりサイズダウンした魚が、節になるなんて。ホールの状態で燻しにかけられた原始的な節の製造工程が伺えますな。とても削り器ですってる気がしないんだが・・・まことに不思議な出汁食材。
 

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 ただ個人的には、魚介の味風景期待で食したものの、意外と動物系のしっかり感があった感想。豚鶏ベースの下地の良さを感じます。そして、後追いでどんどんとこのスープが旨く思えてくる!。フライドオニオンのカケラが浮いていて、ジワジワっと沁みてくる。本音を言うと最初は少しぼやけた部分も受け止めたんですが、麺を食い切ってからスープを本格的に味わいだすと、もう止まらなくなってしまった。あっさりしつつも複雑なバランス感がなんとも言えなくて。魚介スープなのか豚鶏スープなのかも区別しにくい絶妙バランス感がナイス!。当初食い切れるか心配だったのが嘘みたい。最後の一滴まで旨くて飲み干しました。
 
 

 

 
 
軽く一味投入の味変化おススメ!
 
 個人的には、一味を後半で投入することをおススメ。柔らかい味輪郭が、ググッと引き締まりを感じさせますから。たくさん振る必要はありません。少量で全体に軽く散らばる程度でOKです。
 

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加水中程度のストレート細麺!汁と少々外れ易いのが、むしろ麺の風合い持続で心地よい!
 
 230~240くらいはあるのだろうか?。最初配膳を受けたときは、食い切れるかと思ったが結果はらくらくでしたー。麺が旨くてサクサクと食えた!。加水は中程度で、すこし波あるストレート細麺。一見、汁を吸い込んでモチモチニュルニュルと、弾みスベルタイプと思いきや、グルテンの風味がすごく楽しめました。決して芯はないのだけど、アルデンテにあたる湿った部分が残るような感覚で・・・
 

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 またスープをよく持ち上げそうで、染みこみそうで、実はそうでないイメージ。スープと必要以上に絡まないような感覚で、「汁とハズレ易い」。これマイナスではなく、プラスに働いているように思え、例えば上述にあるように、いつまでも風味よく楽しめるのは、その効果だと思う次第。あまり麺と汁の一体感を意識せず、麺の旨さでぐいぐいと啜り切る!。汁は汁で、それのみをゴクゴクと飲み干し堪能する!。ちょっと不思議な感覚を覚えました。自家製麺でしたっけ?だったら頷ける味わいです!オリジナリティを何となく感じる!。
 

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鶏モモ肉チャーシュー!一見地味だが滋味豊富な味わい!
 
 オーディナリーな鶏肉チャーシュー。近年、胸肉コンフィがもてはやされているけど、やはり鶏肉と言えばモモ肉ですよ!。薄味な出汁に煮込まれた感じで、鶏の脂旨みがそれにより身に染みている感覚です。
 

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 皮もついていて旨味を逃さない。適度な歯応えが心地よく、噛み締める楽しさを知ります。溢れるエキスはあっさりしつつも、滋味を覚える風合い。白飯よりも日本酒でやりたいような淡泊な肉でした。地味に見えて深い滋味あり!。
 

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総じまして「さっぱりしつつも、じわじわ沁み入る豚鶏秋刀魚のトリプル・ハイバランス拉麺!」
 
 ・・・と言う印象でしょうか。実に2年半ぶりに訪問しましたが、旨さの安定度は変わらず。ラーメン銀座状態の権之助坂にあって安泰ってな貫禄味わいでした。ちょくちょく変わり限定も抑えたいところ。また来ます。今回は昼飯機転に柔軟に対応させてもらて感謝!そんな気持ちを忘れずに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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