ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1300】 立喰 新角 (東京・有楽町) ラーメン

  忙しいのであります。基本的に年中忙しいのですが、それ以上に忙しいのです。私だけではないのですが・・・・。などと考えていて、この休日に出勤するハメになるのも、もはや慣れっこですが東京駅につくと旅行に出かける方達がとても多くて、何だか気分に的に惨めになります。なので朝ラーメンを東京駅で食う気分にもなれず、一駅移動して・・・・ノスタルジックに立食いスタイルで啜りに行きました。そんな感じで「新角」さん。有楽町でほっとする立食いそば屋さんです。









【スープ:朝のガード下の嬉しいライトテイスト!プチ塩気なクリア醤油】


<ライトな醤油テイストが立食いの気楽さを誘う日常性>

 
 それにしても定番なる立食いそばやのラーメンたる風貌でありますな。「味の店」という冠も昭和ノスタルジーを感じさせますし、有楽町なのにどこか新橋ガード下の感覚がこの麺顔にも表れているようです。その醤油スープたるや、まさに定番中の定番でして、ライト&クリアーなスープ感覚。鶏ガラの煮出しを感じる。・・・・・というかそういう味付けのものという感覚のほうが正しい。これがまた気楽で食えていいじゃないですか。こういう一杯は点数をつけようがないとうことで、感動と点数はこの際除外と考えていただきたい・・・。何が悲しくて休日出勤をするのだろう・・・だれか責任者なのだと悶々とした思いを払拭してくれる、朝のクリアスープなのであります。


 まーとにかく奥に沈んだ麺までも透けて見える。醤油ブラウンもまるでトパーズのようではないか。クリアすぎて表面が鏡面化しており、表層に天井の蛍光灯が反射する。醤油の風合いに熟成度合いをあまり感じないところが、立食いそばのニュアンスと共通しているようです。上にのせる具材の油味とか成分の染み出しを計算にいれたライト感なのでありましょう。コロッケラーメン、メンチラーメンなど、ユニークなメニュー設定もそのためか。そばとの部品の共通化も極まれリなメニュー展開です。




<意外に塩気等を感じるタイプ>


 しかし意外にも食ったあとに喉が渇く。後半に塩気がのびるというか、調味料の余韻が広がりますな・・・・。そんな時にワカメがありがたいのかもしれません(ラーメンにワカメは認めたくないのですが)。この塩気ならライスが進むかも。ラーメン定食なるメニュー設定もあるようですし、財布の寂しいサラリーマンには嬉しい限りですよね。それはそうと、立食いそばのラーメンは、どれも390円という設定が多いですが、これは公正取引価格として統一されておるのでしょうか。日本食堂(あじさい等)が陰で牛耳っとるのではないでしょうか? スープに塩気を感じながら、来年施行の消費税アップのことなどに考えを巡らし、日本経済の景気などに考えを巡らすのであります。









【麺:標準というか・・・・基準と感じる大衆系でなつかしい麺】


<またお目に掛かるという量販系多加水>


 非常によく見かける大衆系の多加水麺で、練り水の余韻を感じるタイプです。そこには芯などありません。クチクチっと短いタップで容易に押しつぶされるタイプで断末魔のように最後にプチと反発の余韻を感じるタイプ。半透明のようなクリスタルさがあるのですが、高級感を感じさせさせないやつですね〜。朝の胃袋にはこれくらいが丁度負担がかからなくて良いと言えましょう。日本中でよくお目にかかりますな。店の回転性を重視するとこうなるのでしょうが、昔よく食堂で食べたような懐かしさを感じます。食欲旺盛な若い時代には何くっても旨かったものですが、同時にお金も無かったのが常でして、当時空腹を満たしてくれたものです。感謝な麺なのです。




<ツルツルを通り越してトゥルットゥルーーーー!高速スベリ>

 
 ツルツルとちゃうで!トゥルットゥルやで!と頭の中で自分自身に叫ぶ。まさに高速なスベリでして、この上のスベリを求めるなら・・・ニュウメンか素麺しか思いつきません。関西には細うどんというのがあってそれに近いかも・・・(ゆで玉)。それ以外思いつくことが書けません。







【具:多くを語らず、何時もの風景】


 これまた語りにくいトッピング達です。チャーシューは塩気をスープよりは強めに感じて、歯ごたえ的にはわりとしっかりとしている。醤油ダレの風合いはない。一定の範囲。ワカメはクリスタル・モスグリーンのセロハンを感じさせるようなマットな風合い。これも一定の範囲。海苔は味付けのりでしょうか・・・・。このスープと麺に貼り付いた姿が、朝の気だるさをよく表現しております。まさしく私の心は味付け海苔。私のへなへな気分をよく代弁してくれている・・・。











 総じまして、休日の晴天の下、都会の片隅でオッサンが背中を丸めながら、一人でラーメン啜って会社へ向かったという話。空の青さが目にしみるわい。なので詠います!



    休日の
    朝の気だるさ
    鉛級


    何が悲しき
    休日出勤



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 
 





関連ランキング:そば(蕎麦) | 有楽町駅銀座一丁目駅日比谷駅

噂の東京グルメ ? 美味しい立食いそば屋編

噂の東京グルメ ? 美味しい立食いそば屋編

立食いソバ1杯が1000円になる日 (宝島社新書 272)

立食いソバ1杯が1000円になる日 (宝島社新書 272)