ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1406】 支那そば あおば (東京・武蔵境) 塩ラーメン 〜支那そばの中では、ここがトップクラス!

 ピークアウトした後の働き方って・・・考えたことなかったわ・・・。 私は全く今まで感心が無かったというか、他人事でした。鈍感極まれリという感じですが、結構同年代の方々と飲んで話すと、みんなわりと真剣に考えてる。しかし、今やることをきっちりやるしか無いじゃん!的な話に終止してしまう。バブル世代あたりは、もっと真面目に考えておく必要あるかもです。でなきゃ・・・会社にしがみつくことすら出来ないかもだな・・・・。


 もしそうなったら、何ができるのか?って自分を再発掘したところでもはや時間切れ。今から、しっかりと「働き方」「働く意味」「生活のレベル」「生活の充実度」というのをしっかりと考え、備えておく必要がありかも。今から食いつなげる資格をゲットせよなんて短絡的なことではなく、もっと本質的な何かな。そう考えると、好きなことを仕事にしたいなと思えてならない。


 でももっとシニアにはシニアなりのこれまでいない欲望があるかも。例えば、あとの世代を助けるのも含まれるけど、本当に社会に役立つ仕事をしてみたいなと・・・今さらながら考え込んだりしますもん。もちろん、経済的事情もおのおの違って来るので、考え方や働き方も違ってくるのでしょうが、そろそろもっと「残る仕事」をしてみたいと思うこのごろです。









 ・・・などと考えながら、この週末は朝から天気が良いにも関わらず、家から出来るだけ出たくなかったという気持ちもあり、家族と家で終日ごろごろとしようと決め込んだ。色々とゆっくりと家の中で、テレビも見ず、音楽も聞かず、静かにお茶飲んでこれからのことを考えたりしたいやん。しかしながら、こういう時に限って親戚が遊びに来たりなどして、家でゆっくりできなかったりする(笑)。ま、ええか・・・と気持ちきりかえて、酒やらお菓子やら食材調達にプチ外出をする途中で、さらっと一人昼飯をさせてもらいました。今回は、「支那そば あおば」。あおばと言えば、中野の名店を連想するが、実は戸塚の怖いオッサン系(汗)の流れのお店。訪問回数はそれほどでないけれど、レビューを開始するかしないかあたりから、ポツポツと訪問しているが随分と今回はインターバルが空いたもんだ。




 訪問時、午後11時5分過ぎ、先客3名という状況で、いかにも常連といった方々ばかり。ここでの流儀は、オーダーは問われるまで黙って待つこと。空いた席にさらっと自ら進んで着席することくらい。二人で並んで座りたいのならピーク時間帯を外すことをオススメします。寡黙なご店主が流れるような作業で淡々と続ける作業を、ぼーっと眺めて麺を待つ週末。この瞬間が一番心のゴムが伸び切っていることでありましょう。配膳されて、まだ半分夢見心地のような中で、徐にレンゲをすくいまずはスープを頂くと・・・・、その味わいに一気に目が覚めるというものだ。私は、心の中で叫びます。



 旨し!めっさ旨いがな・・・・。仕事始めに疲れた一週間に、ちょうどいい塩始めになりましたがな!







【スープ:鶏ガラのしっとりさ、塩気の香ばしさ、それを揚げニンニクが美味くまとめます】


<ベースの鶏ガラコラーゲン感が豊かでありつつ・・・グビグビと飲み干せるしっとりさ>


 思えば・・・ここのところ、この店では「塩」しか食っとらん。元来塩好きでもないのですが、こちらでは醤油より塩の方がピンと自分には来るのかもしれません。何と言っても鶏ガラコラーゲンの豊かさがいい感じです。半濁りな薄ベージュなスープカラー。その上に一面に広がる薄らな大小の真円。上澄みみたいな透明感ある鶏の油加減であります。そして、鶏の油について言えば、豊富に感じつつも色気を抑えたような感覚。個人的には、鶏の旨味ベースがしっとりと来る感じのように思えてなりません。毎日でも食えるあっさりさよりも少し濃い。かと言って、時々中毒症のように求めたくなるようなガッツリアピールよりはかなり淡い。そんな中間にあって、オーディナリーな塩スープなのだけど、たまには確実に食いたいと思える・・・そんなじっとりしたスープ感がたまらなく好きなのです。






<タレの塩気が円く、そして節を思わせる出汁感!揚げニンニクで旨味のベースアップ>


 さて塩ラーメンというからには、その塩気がポイントなのだけど、節の旨味を思わせるナチュラルな塩気+アルファ・・・といった、塩気アクセルのふかし方だと感じます。塩でアピールしてくるエッジングというより、旨味と塩気が結びついたボディー感の厚みでせめて来るという感覚。なので、シャープというよりマイルドな塩気とお伝えしたい。そして、その塩気と表裏一体となった部分には、鶏塩というより、節系の魚介塩的なものを感じる次第ですが・・・真偽は不明。ネギ等の香味野菜との結びつきも深く感じるし(生姜とまでは言わないが!?)、実にきっちりとしている美味い塩タレであります。



 そしてやっぱり振れるべきは、「揚げニンニク」ですな!これは、「支那そば あおば」のトレードマークにも思えてならない。実は、この揚げニンニクというプラス味付けが、醤油よりも塩の方がいい感じと思えるので、ここでは塩を食っている次第。鶏系節系の旨味と塩気をすべて包んで、香ばしさをプラスさせながら、一ランク上の味付けに持っていくような感覚。ナイス!







【麺:滑らかなスベリと、淡いクッシリ感覚がスープにベストフィット・・・そんな柔麺】


<とても気持ちのよい柔麺系!歯応えを淡くもしっかりと感じさせるクチリとした感覚>


 最近、アルデンテ系な中加水細麺を比較的食って来たから、久しぶりに柔麺と感じてしまうが、これもまたいい感じでスープとの良い一体感を感じます。比較的細めなストレート麺で、加水はやや多めながらモチモチ度を抑えた方向。前歯の切れ方も実にスパスパとしている一方、淡くともしっかりとした歯応えもありまして、クチリクチリという感覚を覚えます。奥歯で束になったそれをすり潰すときも、クチ!っという短いタップで潰れる。全体的にデフォルトでも量が多めなので、少々お高い感があっても、中盛り+100円分が含み済と考えれば、CP納得感が出て来るかもですかな。





<スープの持ち上げ、吸い込みも程よく、まさに滑らかなスベリ>


 さてそんな麺の柔らかいフィーリングなため、麺と麺との貼り付き感、一体感も良好。これが啜り上げ感を高めます。口元から内頬を駆け抜ける感覚がいい感じ♬。 まさに滑らかと言えましょう。これまた毛細管現象というやつか・・・スープの持ち上げがよろしく、ネギやら揚げニンニクやらを貼付けて持って来る。汁の吸い込みもややあるほうで、後半は若干しなやか度が増す。なるほど・・・、大衆的な雰囲気醸し出す店だが、麺や柔らかい崇高系なのだなと感じます。
 






【具:シンプルなだけに・・・騙しを効かせず十分な配慮が伺える質実なる肉とメンマ】


<大降りなロース肉系、脂分も多くスポンジのような肉質部分もスープを吸って旨し>


 比較的大降りなチャーシューをデフォルトでドカンとのせてくれるイメージを少し持っていたが、これほど大きめの一枚肉だったっけ・・・。揚げニンニク、青ネギなど貼り付かせたままだが、大きく引き寄せて確認する。脂分が肉に程よく差し込んだ感覚がいいね。そんなロース肉?がまた分厚めにスライスされている。この手の肉は固めのスポンジのように柔らかいのだよな・・・。一度汁に沈めて中にさしている脂分を溶かしたい気持ち。そしてスポンジのスキマにスープを吸わせたい気持ち。いろいろな気持ちが入り交じりながらも食らう瞬間が、また一杯の中のピークであります。ああ・・・実に旨し! やっぱり一度はチャレンジしたい、塩チャーシュー麺。英世が一枚飛ぶけど・・・・。


ネギまみれだな・・・)


 
<関東流な、醤油染み込み深いメンマも大変香ばしく>


 関西ではお目にかかることのないタイプのメンマかも。少し小ぶりな材木カットされた形状で非常に深い醤油タレの染み込みが印象的。しかし味わうと醤油の塩っぱさがなく、むしろカエシの風味で香ばしいとすら思える良品です。そして前歯だででシャクリクニャリと、筋感覚なく気持ちよく千切れる感覚もナイス。こんな関東風なメンマの上には、関西チックな青ネギみじん切りが添えられているからやや不思議。何気に食っとるこの青ネギ微塵もなかなか甘みが実はある。日頃食ってる立食いの採り放題ネギとはレベルが違うかも(笑)。九条ネギの甘さと清涼感が甘い。







 総じまして、支那そばの中では、ここがトップクラス!」と思えますな。近いこともありますし、週末にちょくちょくとよらせていただきます。また、ここではまだ「つけ麺」も食ってないし。これもいつも先延ばしになってしまうのだよな(笑)。

 ともあれ、この一週間はとてつもなく長く感じたわ・・・。正月ボケにむち打って仕事始めから飛ばしまくったもんね(途中でばてたけど:笑)。なので詠います!
 


   リハビリの
   疲れを癒す
   三連休


   ほっと一息
   地元で一杯



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



関連ランキング:ラーメン | 西武柳沢駅田無駅武蔵境駅

丸十 箸道楽 ラーメン箸

丸十 箸道楽 ラーメン箸