大阪の北新地に「ペペ」というラーメン屋があってとても気に入っていたのですが、同じような名前を発見して、思わず突撃開始です。だれもが思う「保積ペペ」。当然関係ないと思うけど。だってご店主なかなかのご年配でやせ形。冗談でも「保積さんですか?」ときける雰囲気ではなかったので、あしからず。さてこのお店は何気に常連さんを抱えているのが分かる。カウンター席には3名がそれぞれ簡単な会話をご店主と楽しんでおられる。これは邪魔したらいけないと・・・少し離れたカウンターに座り、注文をいたしました。最近、京都系の葱ラーメンに少しハマっていまして、そろそろ、関東バージョンのネギも食っとこうかと。そんな気分で「ねぎら〜めん」。
【スープ:誠に家庭的な安心感がある豚鶏スープ・・・・醤油もやさしくにじむ】
<優しさ溢れる家庭的豚肉&鶏ガラスープ、どこかスッキリ&甘味がマイルド>
配膳の瞬間、和む麺顔よりもネギのボリュームに胸が高鳴ります。この一杯、実は写真で感じるよりも器が大きくて、ネギも相当な量であります。なので、なのでネギの苦みが気にかかるところでありましたが、そんな心配は稀有でありました。スープに苦みは感じられず、むしろアッサリさに磨きがかかりましょうか・・・・。全体的に家庭的と映る柔らかいカエシブラウンがしっとりと感じられる秋の夜。見た目通りの優しい味わいです。コクの主体は鶏ガラ系でして、それでも鶏油の濃ゆさを感じさせないアッサリタイプ。アッサリ中のアッサリと言えましょうか。それでも出汁としては、薄さや頼りなさは感じません。個人的には甘く揺らめくような味わいの中に、軽く節などの魚介を施しているか、またはシイタケ系のアミノ酸やらを感じますが真偽は分からず。なんと言っても家庭的なニュアンスが嬉しい一杯でして、そんな全体感が常連を惹きつけているようです。
<醤油感覚は、ぴっちりとは反して滲むようなエッジング>
醤油味なのだけど、キッパリとした塩気等のカエシはあまり感じられない。おそらく塩のタンメン系もそんな味わいだろうと・・・なんとなく、このお店のコンセプトを感じ取ります。ご年配のご店主がフレンドリーに接してくれますが、そんなふれあいにこのスープ感が通じるところがあるような・・・・。醤油は、丸みを帯びるというよりも、浅く滲む感覚で、鶏ガラスープのバックアップ的な立ち位置に感じます。いかにも醤油味という感覚はないところが、いいじゃやないか・・・。クラシカルな一杯というのは、どこか控えめで今ではアッサリ淡麗と片づけられるけれど、毎日でも食べられる親近感としては濃い。やはり、こんな一杯が私にはお似合いなのであります。
【麺:強い縮れ細麺&多加水なのだが・・・これまた家庭的なフィーリング】
<細麺強い縮れの多加水麺、ハンドメイド見栄えな流通系が和む>
一見して柔らかい系譜の一品と感じて、練り水感を感じるイエローカラーも気になるところであります。しかし、この感覚がやっぱりスープと、今の私にはお似合いなのですな・・・・。クチリとする前歯の切り口がまた小気味よくて良い。調子にのって、歯でぶちぶちぶちぶちと多めにほおばって千切るのも楽しい。奥歯のすりつぶしも、半分モチモチしていて、あとはぷつっと淡雪の如くで喉の奥に流し込むばかりだ。全体的に、縮れがハンドメイド感を感じる風でもある。機械で作っているのだか、機械的でなはい端っこの部分などを見つけると、なぜだか嬉しくなる。食べ物って何でも端っこにはなにか良いことがあるような気がする。味が濃いとか、量が多いとか。そんな特別感がどこかしら、あちこちと見つけることができて、親近感はあるのよね・・・。流通性のある麺なのだけど。
<サービス精神感じるボリューム、夜でもいつでもライスサービス!>
ちょっと割高感があるのは、ライスが無料でついてくるという前提でお考えいただきたい。夜もそうだ。また麺自体が比較的量が多いのもうれしポイントですな。丼が少し大き目なので気のせいかとも考えたけど、着実なる胃袋の満足感がある。
【具:ネギはネギらしく・・・フレッシュな味わいキープ】
<まさにネギ、関東の白ネギ攻撃に悶絶・・・・己のネギ好き再確認>
関西の青ネギに対して、関東の白ネギであります。さて白ネギであっても白髪ねぎですよ!それも大量の!このトッピングは生のようですが、配膳の直前に軽く中華鍋で炒めを処理してくれます。ただ温めただけのような微妙な香ばし炒めでありまして、ネギ汁のジューシーさも残すというテクニック感であります。これは嬉しい・・・・。辣油が薄くかかっていますが、テーブルセットの辣油をプラスしてマイチューニングさせていただきました。軽い塩味も何もなさそうな生の味。ネギ好きならトライすべきでしょうか(笑)。
<奥底にはデフォルト・トッピングが埋没(笑)>
ねぎら〜めんが850円でして、ら〜めんが650円。ネギ山を端っこに寄せると・・・中からチャーシュー、メンマ、ゆで卵が現れた。これがデフォルトのら〜めんでありまして、思わず引き算をした。ネギって200円なのねと。
チャーシューは、軽い塩味系でロース系かな・・・。肉自体は柔らかく、いつもの安定した味わいですが、少し厚みが欲しいところ。もしくは、短冊切りにして、ネギと辣油で絡めてトッピングしてもらっても良いかもしれない。好みの問題。そしてメンマは、これは一般的なクニャリな歯ごたえと普通に染みこんだ醤油ダレの感覚。玉子は・・・完璧なゆで卵1/2という家庭的な感覚。
総じまして、今夜も気合い入れた残業を覚悟して・・・常識的な晩御飯タイムに食いにでた家庭的ラーメン。ついでにネギで野菜エキスを補給ですわ。ああ、これからが大変だまた毎日・・・・。時間は限られている。効率的にいこう。なので詠います!
遅残業
ヘロヘロ足で
ラーメン屋
ささと食うべし
ぺぺなる店で
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

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