ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1000】 中華蕎麦 とみ田 (千葉・松戸) つけそば・中盛

【コレ食ったわけ:ありがとう!ラーメンライフ!!きっかけの一杯とこの瞬間を祝いたい!!!】

   記念すべき1000杯目のレビューは、やはりここしかないと思いました。この数年間の集大成ですもんね〜。アタクシが、ラーメンレビュアー(ラーヲタ)のなるキッカケになったのが、このお店だったのです。開店当初に、当時松戸に在住していた・・・・ラーメン仲間の通称「関東のラー友」に紹介されたのがつい最近のことにさえ思えます。 ありがとう「富田さん」。あなたの「作品」により、とてもこれまで楽しいラーメンライフを過ごすことができました。この一杯とこのお店との関わり合い、そして歴史は、これまで相当に語ってきましたので、詳細は過去レビューに譲ります。この間、数々のスタッフさんの卒業と入れ替わりがあり、独立や支店に散らばっていかれた・・・、皆さん元気にやってますか?

  <過去レビュー>
   http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20100629/1277763393
   http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20100719/1279493651
   http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20110311/p1
   http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20111004/p1


    

【つけダレ:また・・・進化しとるがな(笑)!呑みやすくなっとる・・・(爆)】

  あーーー、関西転勤時代は、東京出張のタイミングでこれ食ってから羽田に向かい、サクララウンジでニッカの「竹鶴」をボトル半分ほど空けて(笑)、最終便で帰ったんだよな〜。大抵、関西転勤時代の、東京ラーメンレビューは、羽田のサクララウンジで生まれたものかも? とみ田食ったあとのサクララウンジは、魚粉のゲップが止まらずしんどかったな(笑)。

  せやのに(そうなのに)、今日のつけダレは・・・・まったくそういう事が無い!前回も、前々回もそげなこと書いたかもしれへんけど、今回は洗練とすら思えるのです。濃厚豚魚食っといてアホかと言われそうですが・・・とみ田フェチとしてはそうなのよ!そんな気分を表すと・・・


「旨過ぎるがな!(*゜0゜)ハッ!!・・・・めさめさ旨い過ぎるがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「旨過ぎる分・・・富田さん、また更に貫禄つきましたね♡」


1)旨味:また微妙なチューニング変化!?濃厚を折り返したような極旨豚魚!

  かつてはドロドロの濃厚の極地と思ってたその豚魚つけダレですが、今では余裕の貫禄すら覚える、「ちょうどええ豚魚」感覚です。魚粉の多さが目立ったり、はたまたモミジの投入がスゲー!と思ってた時期もあったけど、ベースラインは変わらなくとも、その時々に合わせて微妙にチューニングを変えているのが、やや間をおいて幾度も訪問しているからこそ分かるというものです。たしかに濃厚なのだけど、ヘビーでなくトロリと呑める濃厚に昇華している感覚ですよ。

  当初は無かった・・・仕上げの濃厚ダレ仕上げ!通い続けた途中から、中華蕎麦にはとられていた?と勝手に思ってるその・・・・トッピング仕上げタレ!その一投に神経を研ぎ澄ます富田さんの真剣さが伝わりまっせ!軽く半分だけ掻き回し、ランダムに混じり合った所をレンゲですくい味わうのがまた旨いですな・・・。

2)塩気・甘み:豚骨の塩気よりも魚介の甘さが勝ち!

  塩気と甘さのバランスがとても良いです!塩気よりも甘さが勝ちなのですが、甘ったるくなりすぎないところが、「香ばしい!」と思えるエッジングに変化して、甘いのにさわやか!されど動物系のコクをバックアップしている塩気も陰ながらささえていることでしょう。思うに、多めのネギ微塵がナイス!濃厚になりすぎないように、多めの細かい微塵がタレに紛れ込むと歯ごたえと共に、野菜系のアマ汁とネギ苦みが広がり、一段と重厚豚魚が立体的な味わいに感じられるのです。

3)香り他:豚魚+柚子味は、この店で教わった!

  個人的には、大崎の六厘舎より、松戸とみ田の方が、豚魚と柚子コラボの体験が早かった・・・・。豚魚い柚子味がにじみ出るのがこんなに意外にも旨いと教わったのは、この店です。それでも、人によっては柚子が金属的と感じる部分もあって、好き嫌いがあったものですが、どうも今回は一段とシナジーぶりが飛躍してるやないですの!旨し!全然、柚子のクセがええ感じ!




【麺:試行錯誤の末の行き着く先!でもまだまだ進化の途中ですよね?】

  一方の麺ですが、関東ラー友がこよなく愛した麺・・・・。きっとヤツは、関西の豊中麺哲と、このとみ田の麺があったら、無人島でも生きてゆけると言う事でしょう。極太系つけ麺で、喉のスベリの感覚で言うなら、間違いなく日本一だと断言いたします。


「あーーー!たまらん!!やっぱりこういうのが一番好き!(*′ω`)b゛超特大OK!!」
「だって、カウンターの目の前の富田さん、麺への気配りが半端やないもん!目が合って♡♡♡!」


1)風貌:敵なし!ハイセンスと素朴さが織りなす極上太麺!

  富田さん、直々に麺の揃えと盛りつけをされてました。配膳の瞬間は、その流れるようなラインの美しさに目が点になりますがな! 実に全粒粉の配合と圧による潰れで全体的にやや褐色に見えるところが、ハイセンスと風流?素朴?のコラボレーションと感じられます。

  この麺にいきつくまでも、いろんなとみ田麺があったものだと回想いたします。全粒粉が配合される前の白い麺も好きだったな・・・。やや低加水っぽいニュアンスでして、密度が本当に高く、大盛り食って死にそうになった思い出あり。その後、やや素朴系になった全粒粉麺もあったし、また粒が完全に潰れたような全体が濃い褐色だった麺もあったような記憶・・・・。そして、今にたどり着く・・・・。心の味仕様! 有名店にのぼり詰めても、飽くなき探究心!それが、とみ田の一流たる由縁ですし、「店主が必ず店に立つ!」というこだわりがのぞかせます。


2)感覚:みずみずしくも、密度感たっぷりで歯ごたえ弾力的!

  今の麺がすばらしいのは、水切り完璧なのに、そこそこ瑞々しく、何もつけなくてもスルスルとどこまでも食い続けて行けそうなところ・・・。それは、まるで上等な白ご飯のような感覚でして、本当は少しばかりのつけダレでええのかもしれへん(うそです、その旨いつけダレもっとくれ!)。

  適度な密度感と申しておきましょう。表面軽く一枚だけ、ぺたりと貼り付く感覚ありますが、その下はクッシリとした・・・歯のちからに比例する反発感があり、押しつぶし感覚が非常によろしい!スパスパと千切れるというより、「ヌチヌチと千切れ」て「クシクシ」と噛み砕き、喉奥に押し流すという感覚・・・・。旨し!


3)スベリ他:表層のざらつき予測が鮮やかに裏切られます

  表面一枚だけ、ぺたりとした感覚と既述しましたが、見た目は全粒粉を感じさせますので、かってに脳はザラツキを予測してしまうのです。しかし、親しみあるペタリ感があるかと思えば、ある時点からスルスルと気持ち良く滑り落ちてゆく快感が素敵です。表面のぺたり感が、タレとよくからみます。そして・・・なによりも「冷水」でしっかりとしめられている!という点もポイントですね。これも、スベリと歯ごたえを決める重要なポイントかと察します。とてもグッドです!




【具:とみ田初訪問の方なら、特製を注文し具を堪能してください!でもその場合キツいから麺は少なめオプションをおすすめね♡】

1)チャーシュー

  ゴロっとした部位と、ロール部分の二種類あったような・・・・。どれも薄味でして、つけダレの味わいで食うと旨いという計算がされたもの。脂身のところも豚魚と混じればまた旨さ倍増ですし、飯何杯でも食える系な麻薬感を覚える仕上げです。柔らかさは言うに及ばず、ホロホロですわ♡

2)メンマ・海苔

  メンマもそこそこ肉厚で大きめですな・・・・。柔らかい繊維をぐりぐりと噛み砕くのがまた旨しですし、濃厚ダレに負けてない個性を感じます。また海苔は・・・・関東のラー友が好きやったな〜ここの海苔が・・・・。いっつも海苔だけは、増し注文しとったのを思い出しますわ・・・。アタクシも真似するの・・・今日は忘れとったわ・・。


3)スープ割(またスタイル変更?)

  スープ割りもいろいろと変遷を重ねて来てます。で・・・今回は、また変わった・・・・。先客がスープ割りを注文するたびに厨房には「ノーマルです」というコールが飛んどるのが気になっとんです。前回は、コッテリとアッサリの二通りだけやったのに、ノーマルって何??と思って自分も注文してみようと思ったら・・・・さすが鍛え抜かれた店員さん!あちらのほうからスープ割りいかがですか?とお尋ねになった・・・・。「チャーシュー、柚子、ネギの調整ができますがいかがなされますか?」だってさ(笑)。どれも入れてくださいって言ったら「ノーマルでーす!」とコール伝達・・・・。そういう意味やったんか!全部入りが・・・・「ノーマル」とは!またシステム変わっとるがな(爆)。

  それにしても、今回のスープ割りも・・・実になかなかの仕上がりでっせ!以前の「あっさり」よりもほんの少しだけ味が濃く、バランス的にはとってもグッド!ネギ、チャーシューほぐし、柚子の効き具合が、正三角形というバランス感覚でしてナイス!また・・・進化したスープ割り2012バージョン!ふふふ・・・関東のラー友さん、ちょっと悔しいでしょ(冗談冗談)。完全に飲み干して合掌です!





 総じまして、これまた非常に満足感ありまして、これはまた・・・・記念になるレビューには必ず訪問したい!アタクシの中では「とみ田詣」と申しております。でも・・・松戸はまだまだ、再訪問したい店が結構あるのよね。

 本当に、900杯目からは、キツかったです。仕事の環境も変わったのが一番大きかったのだけど、本音は、ラーメン食うことで自分を取り戻して、また明日への活力としておりました。本当にしんどい日の出勤は、帰り道に一杯食う為に出勤の意欲をかき立てたり、また本当に嫌になる休日出勤は、朝ラーメンを食う為に自分を騙して会社方向にと・・・・。本当にアホみたいでしょ?単なるバカか、ラーメンヲタクやんってね〜。でも、それでいいんです。ネットで叩かれようとも、アタクシは、顔も本名も知らないラーメン仲間がたくさんいるのですから! ラーメンレビューという庭で、中年サラリーマンが少年のように遊ぶ。それがロマンやん!なので、これからも、つづけますね。そして、いつかリアルに皆さんとお会いしたいものです。

 そして、最後に、関西エリアのレビュアー仲間の方々には特段のお礼を申し上げたいです。この世界に引き込んでくれた方々ですから。特に・・・・アタクシの超長文レビは、何故かの原点は、関西にありと容易に分かるはずですし(笑)。ますます、盛り上げていきましょう!



 なので詠います!



   ありがたし
   心を込めた
  つけそばや


  写経の気分で
  レビ千投目


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 


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