ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン788】 麺家 一心(東京・湯島) スープカレーそば

【今年は関西からの逆進出ってのがもっとあっていいと思うのです!】

 関西の大物ブロガーさんの情報により、この日は、「湯島」に出没です。なんてったって・・・・大阪の名店「麺家 静」の流れを汲むお店がオープンしてたとのことですから、満を持しての突撃なんです。元々、関西時代にはもっとハイランキングにおってもええのにと思うほど、質実な仕事ぶりが印象的な「静」さんだったのですが、今から思うと関西に合った甘めの煮干しスープがとてもドハマリだった・・・。本店より、今はなき心斎橋店によく出入りしてたんですが、こうしてあの系譜に東京で出会えるなんて、個人的にはうれしい限りです。

 あまりの嬉しさに、またまた「麺家 一心」のご店主方々と親しくなりたくて・・・・、「最近関西から転勤してきたばかりなんです。静にはよく通ったんですよ・・・」と話しかけたら、あらそう!なんて感じでホール担当のおばちゃんがニコニコしてくれました。それにしても、湯島のど真ん中のこんな激戦区に堂々の進出!関西人のアタクシとしても武者震いを覚えます。帰りの心の中では、「オレも東京で頑張るから、オマエもここで頑張れ!」とエールを送ったりしてる自分がそこにいます・・・(笑)。



【一心のオリジナルも感じ入る・・・・郷に入れば郷に従え・・・】

 まだオープンして日が浅いためか認知度が低く、先客で埋まっているという状況ではありませんでした。時間は午後7時半。先客3名が、まったりとした空間で静かにテレビを見ながら、手作り餃子で一杯やってます。この日は寒かったからな〜・・・・、思わずカレーを食って暖まりたいと思い「スープカレーそば」を注文!関西では「スープカレー麺」という名称だったはず?土地柄に合わせたのか・・・・細かい配慮ですね。などと思いながら、7分待ってやって来たのが、こちらの一杯(写真参照)。おばちゃまが配膳時に一言添えます。

「こちら、クミンとホットペッパーです。お好みでお入れください・・・。」
これは後半のお楽しみということで・・・まずデフォのスープをすすります。

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
 「おお!意外にも本格的な王道カレースープ!カレーの辛さがじんわり響いて、新たなチューニングを感じる!」

 大阪で食べた「スープカレー麺」は、ざっくりと言えばもう少しスープ粘度が緩くて、根拠は全くないけど、かすかにエスニック風な味わいを感じるスープカレーだったという記憶。たしか・・・「タイム」みたいなスパイスが効いてたと・・・・。だから、カレーだからご飯割りにしようなどという気も起きなかったんですが、今回の一杯は、分かりやすいカレーのスープ感でして、カレーボディーが若干濃い目かもと感じました。分かりやすく言うとご飯を投入したくなるカレー感覚を残す・・・。そう考えると「クミンとホットペッパー」のサービスも、「一心」ならではのアイデアと思われ、そりゃ・・・・単なる「麺家 静」のコピーでは面白くないわな・・・・というオリジナリティも感じるのです。

 それに、辛いだけではなく、野菜の甘みというか・・・「じゃがいも感」が少し出ていて、広く受けるかなと感じる次第・・・。しかし人間の記憶ってあてにならんな・・・・どうしても「静」との比較になってしまうが、ジャガイモ入ってたっけ?? このニュアンスが分かりやすいカレーなんだという安心感を与えます。概して、同じスープカレーでも、「大阪がタイム?等のサッパリ系」であるとするならば、「東京は、クミン&ホットペッパーの王道系」で勝負に出たという感じか・・・。これまでの関西時代で、例えば家系など食っては「関西風のアレンジあって良し!」とさんざん言ってきましたが、それは今でも変わりません。ならば、その逆があっても十分OKなわけで、アタクシは、この味で応援したいわけですよ!

 ※味のグラデーション:いわゆる定番のホットカレー系刺激(インドとかタイとかじゃなく)>豚鶏系のあっさりしたコク>具沢山の野菜からにじみ出るやさしい味わい(特にジャガイモ)>薬味スパイス他
 (今思うと・・・・薬味でパルメザンも投入すれば良かった・・・)



【麺は似てますね・・・・今日はカレーが強くて詳しく感じとれなくとも】

 いわゆるやや細麺なストレートですが、色白系で粉の質感をほどよく感じたのがイメージ。ほぼ大阪と同じと感じても・・・カレーの個性が強すぎてそこまで断言できまへん。ただ、潰し込みがそれほどつよくなく、ライト系で旨い麺だったという記憶とは共通するものがあります。あーーー、やっぱり・・・・

 「こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 ※やや・・・長方形ちっくな切り口の角麺がすーっと伸びるストレート麺が素敵!
 ※たとえスープが重くからんでも、スパスパと前歯で処理できる感覚は健在!
 ※決してアルデンテ感はないのだけど、薄皮一枚だけヌメリの層があるところが、スベリよい!

 今度は、定番の中華そばで・・・・よりスペックを確かめたいっすな。



【具沢山!そしてカラフル!まさにスープカレーの楽しみがそこにある!】

 ちょっと写真ではレンゲが邪魔して感じ難いんですが、具沢山でいろいろ入っているのが自慢でしょうな。明細は最後でまとめるとして・・・・、これだけは、いれて欲しかったというリクエストを一つだけ。それは、「くわい」。あのシャックリとした歯ごたえは、スープカレーの中にあっては異彩で一気に「和」のテイストを醸し出す具材です。味はないけど、歯ごたえはナイス!というやつ。これは健闘していただけないかな・・・・。

 しかし、その一方で「れんこん」がたくさん入っているのがとても良かったです。レンコン大好き人間なもんでね・・・・。しかし、家庭のカレーでもお試しいただくとその相性の良さを分かって頂けると思うんですよ!個人的にはおすすめです。

 最後に・・・・しつこいけど「じゃがいも」。アタクシは好き派ですので問題ないですが、カレー好きに言わせるとじゃがいも否定派もおられるとのこと。ま・・・そうは言っても信じたものを突き進むのみですよね。

 ※具のおさらい:チャーシュー(絶品・・・語るの忘れてたけど旨し!)、豚ひき肉、ヤングコーン、ウズラ玉子2個、さやも食べられる枝豆、赤パプリカ、黄パプリカ、じゃがいも、水菜、レンコン、薬味葱、クミン、ホットペッパー




 総じまして、関東関西の味の趣向は多少違えども・・・、アタクシを含めこれだけ人の行き来きが日本中であるわけですから、東京で大阪ルーツの一杯がもっとあってもエエやん!と改めて思うのでした。今年は、大阪の醤油の名店も東京進出してくると・・・・その店のさる統括部長からも伺いましたし、今年はオモロなるで! 寒風吹きすさぶなか、コートの襟を立てて一人熱くほくそ笑みながら、御徒町駅へ向かい帰途につきました・・・・。なので詠います!

 湯島にて
 なにわカレーで
 奮い立つ


 江戸で頑張れ
 オレも頑張る
 
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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