ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン789】 鶏ポタラーメン THANK (東京・芝大門) 鶏ポタラーメン特濃

【最近の若い人は偉いと思うのです・・・】

 先日のとある昼下がりに、浜松町・大門あたりで老練な料理人と思える店でランチをしたところ・・・・少々不満有りてやるせなし・・・。浅草線・大門駅へ引き返したところに偶然こちらのお店を発見いたしました。なにやら若い人が結構入っていて、明るく清潔感みなぎった感じがええ感じ・・・・。そんなことをふと思い出して、急遽突撃いたしました。夜7時半・・・先客なし!あれ?って少々ずっこけますが、目的達成のためそのまま当然実食です。いやはや〜、若い店員さんと厨房さん!とても愛想よく丁寧で気持ちよい!接客業の基本というものを感じます。最近思うのですが・・・・若い人ってどの業界も結構頑張っていると思うのです!なんとなく、この国も捨てたものではないという希望が湧きますな。



【なるほど!鶏ベジポタとは良く言った!そしてよく開発したものだ!】

 いやはや〜、接客も良かったが・・・・ここも旨かったわ〜♪ こういうお店とは、お友達に当然お友達になりたいんで、「美味しかったです!」などと話かけていろいろと伺うと、今年1月5日オープンの出来立てホヤホヤのお店だとのこと!通りでキレイサッパリということですな。開店祝いのお花が見当たらなかったので、そんなこととはツユ知らずです。こりゃ・・・・月に一度は通い決定ですな!

 客はアタクシひとりだけといこともあり、また麺がなんと「博多麺」ということもあって(驚き)、あっという間の配膳にビビります!それがこの添付の麺顔・・・・、ドキドキしながらレンゲでスープをすすりまんがな・・・。その印象は・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「この優しさは一体なにやねん!博多麺を浮かべるスープが豚骨と真逆でアンチテーゼやがな!」
 
 何がええかというと、その抜群な「やさしい味わいです」。これは・・・・女性に受けるはず!奇麗なOLの「替え玉おねがいしま〜す!」なんて上品な声が・・・・昼間のこの店にこだますんのやろか?・・・と思ったらぞくぞくしますね(うそうそ!例えと誇張です)。このスープの構成は、鶏白湯と野菜ポタージュです。説明書きにも書いてあるから間違いないので、レビュアーにもやさしいです(笑)。

 スープの濃さが3段階選べるのも特徴です。アタクシは今回「特濃」を選んでみましたが、それでも凄く滑らかな鶏白湯と野菜風味がやさしいので、重いスープが苦手な方でもご心配には及びません。鶏白湯は滑らかですし、鶏独特のコクも十二分に感じます。適度のモミジによるトロミもありますし、さっぱりと野菜旨味がそれを淡くするため、ゴクゴクと頂けるのです。塩味とかスパイス系も極力少ない・・・・。恐らくこのスープには課長もいらっしゃいません。健康系なライト感ある「特濃」というギャップを是非味わっていただきたいな・・・。

 それに・・・・テーブルセットの「カレー粉」にも注目していただきたいです。アタクシは、後半でトライさせていただきましたが、ちょっと入れすぎたかな・・・・。デフォルトでも十分楽しめますが、カレーをほんのひとさじ入れるだけで、カレー風味の鶏ベジポタに早変化いたします! カレーの個性は強いものですが、鶏と野菜のスープが元ですから、カレーのベースと変わらないわけですね・・・合うはずです。できれば、替え玉を計算に入れて、二杯目の少し食べ終えたところで投入するというのがベストかもしれません。

 「見た目が博多に近いところがまた嬉しい偶然か?」

 豚骨の独特な匂いが一切しないのに、ちょっと博多系の豚骨に似ていなくも無いかなと・・・。トッピングが独特な鶏肉なので、そう感じないかもですが、葱小口の細かさと配置などから、「鶏ベジポタの博多とんこつオマージュ」とも思えるその一品です。

 ※味のグラデーション:鶏白湯のコク>野菜の豊かな甘み>モミジとろみ>薬味影響>手羽先の影響(脂と焦げ目の香ばしさ)>その他



【ビバ!博多麺!!】

 食券を渡すと同時に聞かれる湯で加減に、迷わず「固め」と応えました。バリカタ・・・も脳裏によぎりましたが一応様子見ということで・・・・。しかし、固めの加減が個人的に完璧かと思えるテクニックですわ!

 「あーーー!やっぱりこういうのが好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※まさしく極細!ストレート!!
 ※The 低加水!!
 ※芯がほのかに残る・・・・アルデンテ茹で加減がナイス!
 ※表面のザラツキを感じるが、極細故にそれが心地よい抵抗感にすら思える!
 ※白めな表面が・・・・かん水低めを感じるし風味よい!
 ※つべこべ言っても一番のお気に入りポイントは・・・「麺の潰し込みが強いこと」!

 博多麺の更なる可能性すら感じ入りますね・・・。豚骨に限らず、もっといろんなスープに可能性を試してもいいのではないでしょうか?そんな気がなぜかしてしまいました・・・。



【恥ずかしながら・・・名古屋の方に申し訳ない!!!手羽先を初めて旨いと思った!】

 手羽先の食べ方を以前伺ったことがあり・・・試してみましたが、歯が悪いので旨く前歯で削ぐことができないのです・・・・・。それ以来何かと避けて来た手羽先。麺友の「関東らー友」は、神経細やかなA型血液のくせして「邪魔臭い!一生食わん!」と断言しております(笑)。それが、このトッピングの手羽先は、手羽の骨をわざわざ外して焼き調理しているという嬉しいサービスでしてこれはナイス!手羽先の旨さを骨外しに神経をとられることなく、堪能させていただきましたわ!

 まず、皮の脂のコクがナイスですし、更に焦げが香ばしくて悶絶です。そして全体には柔らかい歯ごたえと肉繊維の歯ごたえがええ配分ですし・・・。皮と肉の旨味を同時に存分に味わえるタイプです。世界の山ちゃんがあれだけ発展するわけがここで分かる気がしました!

 そして・・・・穂先メンマ!単なる柔らかいメンマとちゃいまっせ!コリコリ系とフニャ系のメンマと両方の対局する性格が、この一品だけにおいては両立する近似系を感じますのや!このまま辣油でシャープに仕上げて酒のアテにするのも良し!また淡く仕上げてスープを染み込ますのもよし・・・・。紹興酒でやりたい気分を盛り上げる食材でんな。この一品では後者の仕上げ方でして、スープに良くなじむところが、麺と一緒に食して一体感を盛り上げます。

 その他は、考えてみれば・・・・、薬味葱と海苔だけ・・・。海苔も不満なかったし・・・・実は麺顔はシンプルやったんやねとレビを書きながら改めて感じ入ります・・・

 ※具のおさらい:手羽先、穂先メンマ、薬味葱、海苔・・・あとは薬味・



 総じまして、めちゃめちゃ「シンプル」な一杯に見えて・・・・実に複雑な組み合わせだと感じるのです。まずスープの段階で、シンプル構成なくせに・・・「ベジポタ」と「鶏白湯」の組み合わせで複雑と思わせる点。そして、「博多麺」を用いて・・・・「非博多なスープ」と対比させているという複雑な計算。これらが、しょくしていて・・・・食べてのアタクシは、先の計算が予測できずに、その複雑さをつぎからつぎへの面白さへと考えを導くようです。しかし、シンプルさと複雑系だけでない!本当のテーマは、「やさしくて美味しい」ということか??? 最近の若い人のつくる斬新な一杯は、アタクシのようなオッサンにははまるな!なので詠います!

 大門に
 小さな門出の
 店ひとつ


 感謝を謳い
 初心を刻む

 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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