ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン817】 BASSANOVA (東京・新代田) グリーンカレーラーメン

【寒い夜だから〜♪】

 明日を待ちわびるまでもなく、麺をすすりたい!しかも、温まる奴!味噌か激辛系かカレーしかないでしょ!というわけで、「味噌」と「激辛」を兼ね備える神田のお店に行くのです。しかし、・・・・・・店内でまた待たされる。しかも、回転が遅いので2回目の訪問も諦めて退転してしまいました。そしたらもう・・・・・カレー系しかないですな。ということで、以前からアタクシの心の中でブックマークしておいたこちらの店へと踵を返しました。




【BARかと思いましたよ・・・・】

 表がそう見えるのもありますが、店内もやや暗めな感じで、まぁ夜的にはエエ感じやな・・・・と思うと、券売機が場違いのように感じられます。「トムヤンクン」系のラーメンと非常に迷いましたが、初志貫徹で「グリーンカレーラーメン」のボタンを押しました。時間帯のせいか、男女のカップルが約半数を埋めてまったりと過ごすてはります。そんな中、アタクシだけは、実に久しぶりのグリーンカレーラーメンに心を躍らせてニマニマとしておりました。

 なぜって・・・今は無き、大阪・福島のとある店のグリーンカレーラーメンを思い出したから。関西転勤時代に(っても去年か)、初めて大阪でラーメン仲間のオフ会に参加して、そのとき参加メンバー内で盛り上がったのが、グリーンカレーラーメンだったのです。あれは、独特な柔麺だったっけ??? 関西のみなさん、そしてお師匠・・・・元気でやってはりますでしょうか?






【スパイスとココナッツと調味料の生態系を感じるスープ】

 たまたまこのメニューを注文したのがアタクシだけだったのか、久しぶりなのか・・・・・、実はちょいと待たされたけど、混雑してたから十分許容範囲内。とはいえ、腹減り状態でカレーの香りを嗅ぐと・・・・食欲が爆発状態でっせ!と待ちわびた一杯がこの添付写真。実はちょいと小ぶりな丼で、カクっとくる(笑)。写真を撮るのも面倒くさいとパパパとすまし、一気に銀色のレンゲでスープを流し込みます。その印象はというと・・・・

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「甘さと辛さのせめぎ合いというより・・・主張と相乗といった感じでんな!」


1)この甘さなら全然OK!ココナッツのまったりさがナイス!
  このスープの一口目は、「あ!甘い!」「あ!ココナッツ!」と比較的ダレにも分かりやすいシンプルな甘さから入ります。通常、甘いスープはネガティブなイメージが先行するのですが、このココナッツだけはどういうわけか・・・許せるのです。でも甘いだけだったら嫌になる・・・・。と思いかけたら、「スパーッ!」と別角度から鋭く「辛さ」がせめて来ます。「あ・・・・辛いの来た?」と思わせといて、すぐさま別のニュアンスが広がります。 


2)パクチー系でんな!ほんのり程度の香草が、アジアンな雰囲気!
  次の別のニュアンスとは、「パクチー系香草」です。ミントにも通じる独特の清涼感と、茗荷にも似た強い風味が持ち味のあれです。ま・・・そんなに如実にはっきりと輪郭を現すわけではないのですが、アジアンな風味と苦みをスープにプラスします。またその風味と苦みが行き過ぎないように抑えているのが、ココナッツの存在でありまして・・・、実に上手い具合に、「スパイスとココナッツと他調味料の生態系」を形成しているのです。


3)それでもカレーのまとまり方が日本人としては身近に感じる
  ではその生態系を改めて考えてみるに・・・ラーメンの範疇をぶっとんでるかと言われると・・・「否」と答えます。これは、やっぱり「ラーメン」ですな・・・。やはり、ベーススープの存在が下支えにあると思うのです。豚系のコク豊かなスープだと思いますし、鶏ガラのさっぱりさもあると思います。それにちょっぴりかもしれませんが魚介など。ラーメンスープたる見栄えも味わいも考えて分かるものではないけど、感じるものはあるのだよな・・・・。

 ※味のまとめ:ココナッツの甘み>アジア系カレー系の辛さ>パクチーの爽快感>豚鶏の出汁>一味・唐辛子の辛さ>その他





【最初・・・博多麺かいなとおもってたら、三河製麺でっか!】

 テーブルセットが「すりごま器」「紅ショウガ」「おろしニンニク」という3点セットが準備され、オプションで「替え玉」が表示されてたため、てっきり博多麺のグリーンカレーか?と思ってました。しかし、博多麺でなく、良い意味で肩すかしでした。

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「こういう系統って柔麺ばかりと思ってたら・・・・・実に質実な麺ですやん!」


1)ちょっとだけハンドメイド感があるだけで引き立つ!
  麺をリフトして・・・名店の味噌ラーメンか?チャンポン麺か?とすら思える風貌です。実は、博多麺はオーバーにしても、カレースープの持ち上げを想定して、もっと細めの麺かなと想像していたのです・・・。それが見事に肩すかしです。それに、この縮れとまではいかないウェーブ!アタクシ個人的には「捩れ麺」とでも呼びたい風貌です。手もみ風な感じと、微妙に平打ちかと思わせるフォルムが・・・・「ハンドメイド感」と結びついてしまいます・・・。個人的に好きな要素です。


2)熟成度合いだけ感じるような・・・ちょい「モチモチ」感覚!
  歯ごたえの特徴が・・・擬音語で例えると「くっさり(前歯)」&「もちもち(奥歯)」な感じです。もちもち麺!と声を張り上げるほどでもない。それでいて、クッシリ麺ですとコシを謳うほどでもない。ようするにバランスがいいと言ってしまえばそれまでです。個人的な感じ方で言うと・・・・・・「麺の熟成度を感じる」タイプ??? カレーなので風味までたどり着けませんが、歯ごたえが「自然体」と言う感じでしょうか?


3)薄皮表層一枚だけ、高速にヌメるような舌触りがいいね!
  歯ごたえに断層があるとしたら、二層か三層。もちもち感とクッシリ感で2層。のこり一つあるかないかとしたら・・・表面のヌメり層かと思います。非常にわずかです。この若干のヌメリが、カレースープを程よく持ち上げます。こんなのは、計算でなく偶然できた産物でしょうが、とにかく全体のまとまりとか感性度合いには貢献していると思うのですよね・・・・。

 ※麺のまとめ:程よい熟成が、コシと弾力を生むばかりでなく、スベリと持ち上げもランクアップする!




【カレーにもはや・・・・トッピングは不要かもしれない!】

 今にして思えば、すごくシンプルなトッピングだったんですね・・・。すっかり、あるトッピングに気を引かれて・・・・そんなことすら忘れてましたわ・・。

1)不可思議な薬味トッピング・・・・正体不明
  こいつの正体がつかめません・・・。ご店主にお伺いいたしたいところですが、いつもよくある雰囲気でなく・・・或る意味ストイックな雰囲気だったので聞けず・・。玉ねぎを細かくしてギトギト具合に揚げたものか?それとも鷹の爪も微妙に入っているか??などといろいろと考えます。フライドガーリックのような分かりやすさではないんです。しかしながら、それでも一癖あるカレースープには事情にマッチングするから憎いじゃないですか!

2)鶏肉チャーシュー
  豚濁和出汁が得意のお店らしいのですが、意外にも・・・豚じゃないのです。しかも少々深く味付けしたような風貌なのです・・。ももの部分を軽く汁に浸して、あとはこんがりと仕上げたような風貌です。ジューシーな焼き鳥程度の歯ごたえで、割とクッサリとしているのが印象的かと・・・。されど脂分が微妙にありまして、確かにチキンカレーのごとくのトッピング。それに醤油系のフレーバーを少し足したような味わいでした。

3)薬味(糸とうがらし・葱小口切り)
  もはや語るところも少ないいつものメンバーですな。糸とうがらしって、いつもチョビッとだけあってどんだけ全体に貢献しとんねんと思うのですが、ここではグリーンカレーの辛さとちょい違うわけか、食べている最終に微妙に「あ!トウガラシ!」と感じるポイントがありますね〜。また、葱の小口切りについては、スープのパクチーと結びついて、葱をパクチーと錯覚してしまうかもしれません。やや太い麺に絡みつく葱ってのは・・・・美しいね〜♪

 ※具のまとめ:カレースープより目立たないような抑えめなシンプルさがナイス!薬味の複雑さがスープにとても貢献!




 総じまして、グリーンカレーというマイナー系、変化球系なれど、実にしっとりとした感性と遊び心がマッチした実力ラーメンと言えましょう!ココナッツが入ってこれほど旨いと思ったラーメンはありませんでした。ただ・・・個人的には、もう少し量をいただきたかったのと、900円というのが痛かったけど・・・・。しかし、デートで行くならありなラーメン屋かもしれませんな。

 また、一年前に大阪で食った「グリーンカレーラーメン」。そして、この日東京で食した「グリーンカレーラーメン」。この一年の間の出来事や環境の変化につき、実にしみじみとしたものを個人的に感じさせていただきました。人も仕事も会社も国家も・・・・変化をもっと前向きに進めんといかんなとね・・・。グリーンカレーラーメンも一般のラーメンから変化を求めた一品!亜流な一品かもしれんが、そのチャレンジ精神に、深く感銘を受けましたぜ! 店長!ありがとっす! なので詠います!

  
  ちはやぶる
  神の仕業か
  激動を


  会社のリストラ
  憂う暇なし

 
・・・ちょっと重いな・・・・。もういっちょ!


  つきやぶる
  華麗な発想 (カレー)
  世界観


  甘さと辛さで
  味をリストラ 

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 




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