ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1023】 青島食堂 秋葉原店 (東京・秋葉原) 青島チャーシュー・薬味ネギ増し

  どういうわけか突然これを食いたい!と思いました。今このタイミングで食うのが一番だと思ったから・・・。できれば、今は関西に住まうラーメン仲間「関東のらー友」氏とともに頂きたかった一品。ヤツならこのレビューの題名だけで・・・「あ!あいつひょっとして!?」と感づいているかもしれません(笑)。



【スープ:気のせいか以前より生姜風味が洗練!というか自然な存在感!!】

1)生姜がそれほど前に出過ぎることなく・・・醤油のエッジングとして際立つ

相当前けど・・・、前食は確かに生姜と醤油のコラボを強く感じ、その個性が強く印象に残っています。あれから・・・・アタクシも、それなりに関西と東京のラーメンを食い続け・・・、嗚呼、「生姜醤油ラーメンの個性的な一杯を食った」という自負でただダラダラと食って来ただけ・・・。そんなただの独りよがりを・・・・今回は感じざるを得ません。

 今回のスープは、生姜と醤油の香りの合わせ技に唸る・・・。生姜の個性が・・・醤油のハリのあるカエシに響き、発酵系の酸味と深く結びつくと感じてしまいます。生姜が醤油のエッジングに役立つという割り切った役割がたまりません。サッパリ醤油と言い切ってはあまりにも勿体ない。深い結びつきを感じる一体感。生姜を感じるのだけど、感じ方によっては、醤油のクリアなカエシをエキストリーム系にのばした感覚かも・・・・。正直今回の生姜醤油スープは、ドハマりです。ようやく本当に良さに気づかされたのかもしれません。



2)豚コクと鶏ガラのサッパリコクが、これまたカエシの風味に磨きをかけるよう

 それに醤油一辺倒のスープでもないのです。すっきり動物系のコクをじんわりと感じます。これは優しく濁らないように煮出した豚骨と、鶏ガラのコクを十分に感じます。魚介の存在は節系? されど昆布系のアミノ酸をじわ〜と感じ入り、生姜との一体感を高めますな・・・・。いやいや、醤油との結びつきが先かな・・・・。ともあれ、個性的な醤油にあって、しっかりとしながらも、クリアーな動物系のコクには脱帽です。



   生姜の風味がキレる

     醤油に反応してエキストリーム

       ムチのように伸びる味わいに動物系の豊かさ



 いやはや・・・・薬味ネギ増しの+50円の効果もあったかもですが、生姜が決まって「じっとり」なのか「クリア」なのか判断に迷うってことは、あまりない体験ですね(笑)。  





【麺:柔麺好きならたまらんしっとり感覚・・・・透明系な多加水と申せましょう】

1)大茹釜と平ザル仕様・・・茹へのこだわり

 茹でがまに平ザル仕上げ。タイマー不在なそのこだわりに・・・・ひときわ期待が高まります。このスタイルには相当の麺へのこだわりを感じます。しかし、このスタイル提供で食って来た中では、一番の柔麺だったことが印象的ですかな・・・。大体、大盛り3人分?普通なら5人分位づつを回転させていくスタイル。これは、唯一の弱点として、提供の最初と最後では時間差を生むために、麺の感覚が微妙に差異がを生じること。因にアタクシは・・・・一番最後の湯切り提供であったために、一番柔い麺であったことは否めません。などと考えていると、後ろのほうから「麺カタメでお願いします」という注文が飛ぶ。なぬ!!そういう事出来るのかと・・・・本音で絶句。次回はそうしたい。



2)チュルピチ!な感覚で旨しな麺

 コシが無いように見えて粘りある個性を感じます。どことなく・・・見映えがクリスタルにも見えるのです。しかしながら、さすがに十分な多加水を計算に入れた麺ですね。合わせの回数を少なくするとか、圧の掛け方強くしないとか・・・・ストレス感じない系譜かと察します。それゆえに、モチモチ度合いが軽やかに感じますし、また前歯処理のスパスパ感の中に、クチュリとしたニュアンスもあります。とにかく、スベリも良しでして、勢い余ってスープのハネが飛び散る場面もありました(笑)。どちらかというと・・・加水が低めで細めでビシッと密度が高い麺がこれまで好きだったのだけど、こういう穏やか系なのも捨て難い・・・と東京に来てから思い出したりする・・・。関西時代にもっと食っとけば良かったと後悔もあります。



   こだわりの平ザル湯切りの勘所!

     あえて柔麺のもちもち仕立て!

       チュルリンとした感覚は女性好みか? 

      

 いやいや、カップルも多いながらも、女性の一人客もそこそこ来られるのが、まさに懐の深さを感じますな。秋葉原の外れのちょっと有名なラーメン店を覗いてみよう・・・という女性ラーメンラバーも遠慮なく入店という、フェスティブな店内がええねん!





【具:薄切りチャーシューの乱切りスタイルがまたそそりますねん!】

  海苔が蓋をしていますが、いろんあ部位の粗スライスチャーシューがこんもりと入っております。筋肉質の多いところやら、脂身のみの部位など、まさしくアットランダムな構成物。これは・・・・「らーめんみたか」のように、ビールのあてにも持って来いなタイプのチャーシューです。繊維質のところは、スープに沈めてスポンジのように吸い込ませ、麺とともに食するのがアタクシの仕草。また、薬味ネギとからめてもまたよし! 手の込んだ分厚目一枚肉のチャーシューもええけど、この一杯にはこれが良く似合うと思いますね!


   乱切りスライスがスープ馴染む

     いろんな個性が集まり合い楽しませる

       チャーシューメンという大衆贅沢を感じろ


  貧乏人の密かな贅沢・・・・それは、チャーシューメン! 肉食ってこそ男だと言っていた昔の友人! 若い頃一緒にこれ食ってたら・・・人生変わってたかもな(笑)




  総じまして、実は先日のリベンジを果たしたい一心で訪問した一杯でありましたが、以前よりこのスープの特徴が分かるようになったのか・・・・旨く感じたのが実に収穫でありました。実はなぜ唐突にこれを食いたかったかというと・・・・・・映画の影響でございます(笑)。組織の中でいればこそ・・・・信念が必要だと。いつも、ちょっとでいいから、感じておきたいフレーズでした。なので詠います!




  湾岸署
  これでファイナル
  寂しくも


  ラーメンだけは
  ファイナルならず



 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 





followme