【今週のラーメン５７５８】東京味噌らーめん鶉（東京・武蔵境）辛味噌まぜそば＋サッポロ赤星　〜東京トップクラスが繰り出す絶品汁なし系！辛味噌まぜ！味噌好きなら一回食っとけ！

エアコンがんがん！熱々味噌麺！いと楽し！

　実は汗だくで他へ行こうかと思っていたのだが、どうも鶉の味噌が恋しくて来たのだが、まだ冷やし味噌は提供前とあって何食おうかと迷う。汁系が好きだがさすがにこの暑さだとつけ麺か？。冷たい麺が魅力的だが、熱々な麺を今日は楽しみたい。そんな葛藤をした結果、まぜそばに決定。まぜそばには、辛いバージョンもあるので、つい少しでもスペシャル感が欲しくて「辛味噌まぜそば」。

　後から気づいたが、猛暑になると何となく冷し系に逃れてしまうが、冷房がガンガン効いた店で熱々味噌を食らうという楽しさがあったのだ！。これ食って納得。

＜サッポロ赤星＞冷えた陶器カップ！ざらつき細かい泡立ち！定番の旨さと冷えごろ抜群！お通しが素晴らし！

　650円でサービスお通しつき。その「チャーシューぶつ切り」の質感が非常に良い。ハンパなく旨い！。肩ロースの低温調理ですが、端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。

　そしてここはビールの冷え加減が良いのです。まさにキン！と冷えておりまた別格な味わい。陶器カップが口当たりが違って感じガラスとは違った泡立ちも演出します。なので妙に旨く感じるじゃないか！。まだここでは２本目作戦やってないので、近いうちにやってしまおうかと考え中。

＜全体＞質感あってハートフル！具材が華々しく盛り上がりワイルドな麺顔！配膳時のワクワクが止まらん！

　まぜそばだと辛味噌バージョンが多い私。食券渡す時に「辛いの！」と伝えます。何と言ってもこちらはアイコン的存在のゴボウ素揚げが素敵。少し奥に控えてますが、見ただけでパリパリとアミューズを感じさせます。

　相変わらずボリューミーなピロピロ極太麺が、全体的に底上げしておりボリューム感もしっかり。更に熱々と湯気が昇るのが良い！。そのトッピングどれもが質感も高く満足感があふれます。挽肉が実に粒が大きく旨味を伝えるし、薬味のニラもしっかり多めに乗ってる。そしてニラが大好き！。多めなのが嬉しい限り。

＜タレ＞麹感の甘塩っぱさに絶品の辛味が溶ける旨さ！分厚く芳醇な味噌に辛味溶かして最高！

　４種の味噌ブレンド。まぜそばになると配合が変わるのかは不明。①糀屋三郎右衛門（すずしろ里、京の里）、②鎌倉味噌醸造、③信州うき麹の赤味噌、④愛媛県マルヤスの麦味噌

　全体的に赤味噌と辛系味噌の構成に見えますが、味わいはとてもマイルド。しかし今回は味噌の風味が妙に分厚く感じ取れ、直感的に旨いとより感じます。そして慣れてくると、麦味噌の甘味がまったりと全体を包み込んだ感じにも受け取れるかの様子。その赤味噌系由来の塩っぱさもキープしつつ、下地に甘味を感じるところがあって奥深い旨さ。以前のような辣油が少ないのは気のせいか？。ダイレクトに味噌ダレを味わえるのは、汁なし系なのでしょうが、それぞれの絡み具合が不明で語れませんー。

＜麺＞手もみ平打ちピロピロ太縮れ麺！ボコボコ捩れの隙間にタレが絡みつきハードなモチモチ感最高！

　汁なしだと、いつも以上にヌチヌチとしたハードさがきっぱりしてる！。その分、同時に麺の風合いもダイレクトに感じて、より麺を旨しと感じます。

　太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると思えます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。噛み締めてそれらを合わせてゆく作業すら楽しくさせる旨さ！。

＜挽き肉＞優しい醤油下味と味噌風味がじっとり浸透した甘辛ふわふわ食感！

　極太ピロピロ縮れの隙間に挟まってしまいがち。肉粒も大きめで全体に散らばると、麺をかじるとそこに挽肉が隠れていたということがよくあります。山椒の痺れやトウガラシの辛さはなく、本当にナチュラルに肉あじと味噌だれ、そして醤油系の風味を感じます。炒め過ぎずもせず、味が染み通っている割にはふかふか。

＜チャーシュー＞濃ゆい味わいの中に淡白上品肉味が和む！香ばしさとしっとり感素晴らし！

　この肉の色合いと質感を見れば分かるが、とても上品な味わい。しかもかなりスモーキーに感じるところなど秀逸な味わいです。味噌ダレをソースがわりにちょこっと付けながら食らうとよろしかろう・・・・味噌と肉ってのもあいますな！。

　質感としては、しっとり？ぺったり？と張り付くような地肌で、滋味深い塩気に肉本来の味わいが広がる様子。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。

＜他トッピング＞熱々でシャキシャキなモヤシ！ニラの清涼感！香ばしい牛蒡素揚げが歯応えを楽しく演出！

　湯気立つ熱々モヤシ！その歯応えはシャキシャキ！汁が迸り濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれてゆきます。かき回すとモヤシが絡み込まれて落ち着く感じ。その濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあって尚旨しです。そしてニラの青い清涼感がまた良いね。味噌のインパクトに軽い苦味の効いたフレッシュさが濃ゆい味わいの中に合う。

　歯応えと言えば素揚げゴボウ。この店のアイコン的な存在で、それは糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマる！これは絶対に外せないアイテム。

＜味変＞味を出世させよう！オススメの酢を投入！そしてやっぱりテーブルセットの粉山椒がオススメ！

　いつも毎回、まぜそば配膳時に酢を出してくれるんだけど、一度食らい始めると旨さゆえに酢の存在を忘れてします。今回はやらせていただきました。濃ゆい味噌ダレに混じると酸味が混じって少し円やかになる感覚が面白い。辛味に酢を足すと仄かな甘味が生まれてくるかのようです。

　そして「粉山椒」のふりかけ。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあり！。

総じまして「東京トップクラスが繰り出す絶品汁なし系！辛味噌まぜ！味噌好きなら一回食っとけ！」

　・・・と言う感動の嵐！。そろそろ夏限定の冷やし味噌が始まりますがこれもまた良いです。冷房効いた店内で熱々まぜそばを食らうのもまた楽しいかと！。味噌と辛味の美味なコラボを存分に楽しめます。味噌好き＆汁なし好きなら絶対！そうでなくとも激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。