ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5420】東京味噌らーめん 鶉(東京・武蔵境)特製辛味噌まぜそば + サッポロ赤星 〜味噌汁なし系旨し!ありそでなさそな意外性以上に完成度高い逸品!辛旨仕様も驚きの旨さ!

https://youtu.be/7FJ-H0up9uU

鶉でまぜそば食うと春を知る

 
 お!昼前なのに並んでない?おお!!季節限定の「まぜそば」登場!!とあって早速ピットインです。こんなに空いてる状況って、めちゃ珍しいじゃないですかと告げると、ここ最近はこんな日があるのだそう。春って色々とイベントがあるからなのでしょうかねーーなんてぼやいておられました。まぁ一時的なことだと思うのだが、ここは思いっきり「季節限定」のまぜそばを宣伝させてもらいませう。
 

 
 そう、冬から春に移り変わる時節に登場するのが、このまぜそば。夏になると冷やし中華と入れ替わる。結構春の陽気が高まるとこのまぜそばが人気で、行列が発生するというパターンで、毎年代休を取っては平日に食ってた記憶です。券売機は「まぜそば」となってますが、口頭で「辛味噌」と告げれば味変更で対応してくれます。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> まぜそばにはやっぱり麦酒!定番の旨さに加えて冷えごろ抜群!更にお通しが嬉しい!
 


 
 まぜそばだったらビールは外せませんぜ。しかもここには赤星があるのだから。更にサービスお通しがチャーシューが、これまたまたハンパなく旨い!。肩ロース肉片の端っこをカットした部分。ここに刻みネギとブラックペッパーが振りかけられただけですが、これがめちゃ旨い。麦酒を更に進ませます。
 

 
 ここはビールが冷えがまた良いのです。いわゆるキン冷え。また別格な味わいに感じる上に、陶器のコップで泡立ちがきめ細やかに仕上がります。これがガラスとは違った泡立ちで味わいにも響くか・・・。食らう前に既にテンション上がってしまいました。
 
 

 
 
 
<全体> 質感高い具材がひしめきてんこ盛り!ワイルドで素朴な質感にハートフルさが滲む麺顔!

 
 ううう・・・熱々と湯気が昇るのが良いね!実はこの店、汁なし系も得意と思われ、味噌系の汁なしと言うニッチなジャンルで思わぬ旨さです。一見、味噌感覚は全く表に出てないが、盛り上がる熱々モヤシと薬味葱にペッパーが降りかかる様相が素敵!。
 

 
 そしてゴボウ素揚げの盛り上がりだけ興奮!。手前には質感高いチャーシューが美しく整列します。挽肉が実に粒が大きく旨味を伝えるし、ネギだけじゃなくニラが割と多めでこちらも好印象!。
 

 
 
 
<タレ> 風味高い自家製辣油!麹感華やかで芳醇な味噌との融合!挽肉甘味とニラ苦味が食欲そそる!!

 
 タレは、きっちりと全体にまぜまぜ仕切っており、全体に絡まって丼の底を探っても微量です。味噌系ダレですから粘度が高く貼り付き纏わりつくのでしょう。自家製辣油も同様でございます。食らい始めるとホットな刺激あり?かと思いきや、辣油にぶち当たっても咽るどころか、心地よい刺激と受け取れます。
 

 
 かなり味噌感が高いタレ。最近、中辛の味噌に変わったとのことですが、辣油を通しても、相変わらず麹感覚が華やかなので醸造感が高く香り高いのです。イメージ的には香りの高さに麹っぽさを感じるようで、麹由来の発酵感が実に芳醇に広がります。一方の自家製辣油は、これ痺れは控えめでシャープな辛味が特徴的。そして味噌との相性よろしく、力強い甘辛い感覚が広がるようです。
 

 

 
 
<挽肉とニラ> 味噌ダレとの相性抜群!挽肉と甘味と韮の清涼なる苦味が味噌に溶ける

 
 また味噌タレに挽肉が絡むとまさに肉味噌という感覚。味わいパワフル!挽肉の旨味が溶けると味自体に魂がこもるというか、肉厚幅広に感じます。そしてニラがいい仕事をしておりまして、辣油と響き合ってビシビシと刺激にニラ独特の香りが混じり、味わいにキレを感じさせます。 
 
 

 
 
 
<チャーシュー> しっとりしつつ釜焼吊るしの香ばしさ炸裂!噛み締めて肉の香りと甘味を味わう!
 


 
 一切れ口に運ぶだけで、心地よきスモーキーな香りが充満するようです。個人的な妄想では、アイリッシュウィスキーと似合うような感覚。釜焼吊るしのようなしっかりと焼きの香ばしさありなむかと。燻製のような後付け感はなく、肉と脂とスパイスが燻されたような味わいです。これは絶対に旨い!。
 

 
 周囲は少しスパイスが貼りつき、そして香りと塩気を浸透させている。周囲の部分は少しハードな歯応えもあって、なかなか酒を進ませてくれる味わいです。何となくロースハムの熟成感にも似たところもありなむか。
 



 一方で中の部分は、やや淡白さもあって上品というか、適度な脂が差して円やかというか、噛み締めてじっくり淡麗な肉味を楽しむといった味風景。噛むとほんのりと差した脂がとろけそうで旨い。そのままでも旨いが、濃厚な味噌ダレにちょこっと付けながら食らうのも楽しからず哉。
 


 

 
 
<もやしと牛蒡> モヤシはシャキシャキ!細ゴボウ素揚げはパリパリ!香りと歯応えのハーモニー!


 
 モヤシは熱々で湯気がもうもうと立ち昇る!。噛み締めるとシャキシャキっと弾けて汁気が飛ぶ様子。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれるのが実に痛快!。味噌ダレは、このもやしの熱で活力が増すようにも感じます。そして味噌の香りも高まる・・・。ゆっくりと回すとモヤシの方が麺に巻き込まれ落ち着きます。味噌の濃ゆい味の中に、モヤシの甘味が滲み、麺のモチモチとモヤシのシャキシャキがの歯応えがぶつかり合う!。
 

 
 さてさて・・・この店のアイコン的トッピングは素揚げ牛蒡!。糸状のゴボウが揚げられ、これがパリパリポキポキとした感覚。牛蒡ならではのその土が煙ったような香ばしさも痛快に広がります。
 

 
 香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、実にナイスな薬味具材!。モヤシが野菜甘味で麺に絡むなら、素揚げ牛蒡は香りと歯応えで麺に絡みます。こういう麺と具材の絡み合いを楽しめるのも、汁なし系・油そば・まぜそばならではの楽しみ方ではないでしょうか!。
 
 

 

 
 
 <麺> ボコボコの隙間にタレが絡むピロピロ手打ち!ヌチヌチ太縮れ!奥歯で潰すモチモチ感最高!

 
 太い平打ち手もみ麺。都内でもよく見かけますが、太さと肉厚さはハードめです。なのでピロピロの大胆さが溢れている。箸で引き上げるとすでに味噌ダレに混ぜ込まれて、深い茶褐色の色合い。乱れた麺線が陰影を感じさせて迫力満点。タレのペトペト感も一緒に伝わってきます。汁系だとこれに蕩ける感覚も加わるところですが、今回は汁なし系なだけに、ヌチヌチとした腰つきも感じられるようです。
 

 
 今回は味噌ダレがダイレクトに絡むのだ。だからググッと素地とタレの味わいが際立つ?。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。時間が立つと、次第に肉味噌化したタレが緩くなって、麺に相まってゆく・・・物腰が少し柔らかく変化してゆくようです。
 

 
 
 
<味玉> 濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!一面の味噌味の中で程よいクチ休めで旨し!
 


 
 つるんとした美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感です。
 

 
 白身は出汁が均一に染まっており、そして卵黄は全体がねっとりとした玉になってる。崩すと和菓子の如し解れる柔らかさ。中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。今回は、残ったチャーシューと合わせ巻きつけて食らいましたが、これまた旨し!。
 

 
 
 
総じまして「味噌汁なし系旨し!ありそでなさそな意外性以上に完成度高い逸品!辛旨仕様も驚きの旨さ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。春夏秋冬味噌系一本勝負のお店。かなり完成度が高い汁なし系。それも味噌味となれば都内のラヲタなら興味津々ではないでしょうか?。まぜそば・汁なし系で味噌系の旨さを再認識するかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

関連ランキング:ラーメン | 武蔵境駅