夏日から一転して冷たい雨の日・・・地元の味噌ラー名店に行ってみた結果
とある月曜日、朝からずっと雨模様の天気予報。しかも気温差が一気に下がるということで、冷たい梅雨のような週の始まりです。しかも、色々と先週末からボス様から宿題を仰せ使って、この日午後に報告が迫ると言うプレッシャー・・・。地元で良い拉麺を食おうと、今回はこちら「東京味噌らーめん 鶉」さんへとやってまいりました。
少々強い雨のせいか、ランチピークに先客2名、後客1名という寂しさ。嘘だろ・・・行列必須店だぞ。本来ならビールでも飲んで売り上げに貢献したいところですが断念。でも今回は「味噌まぜそば」があるのだった!酒飲めない代わりにガッカリと旨さで憂さ晴らしですわ!。
<全体> 素朴さの中に整然とした汁なし系!そしてハートフル!来た甲斐ありの質感高き味噌系汁なし!
実はこの一品、汁なし系でも逸品でございます。味噌系の汁なしと言うニッチなジャンルですが、それに留まらず「汁なし系全般」としてもハイランクな旨さ。正直言って噂を広めたいと思っております(決して関係者ではありません)。
今回も一見、味噌感覚は全く表に出てないが、ゴボウ素揚げの盛り上がりだけで興奮するね。もやしが太くて凛々しく、盛り上がってボリュームかんがありあり!。質感高いチャーシューも見事で、薬味はネギだけじゃなくニラもあってニラ大好きニラ星人な私としては満足感高し!。
<タレ> 完全に麺に絡みまくり!味噌の麹感思わせる豊潤さと香り!甘塩っぱく滲んだ絶品ダレ!
タレは、全部きれいに麺に絡んでるって感じで、これまで徹底的に絡みまくっております。そしてタレの粘度が高いことと、麺のボコボコピロピロ縮れが、その細かい窪みにビッシちりとタレを入り込ませてる感覚です。さてこのタレ・・・本当に味噌を舐めてるような感覚にさせる。そんなことは実際はないんだけど、とっても味噌感が濃ゆい上に香りが高いのです。
「七彩系」なお店なので?東京あぶたま味噌を使用です。それだけでなく各種ブレンドもありましょうが、各種赤麹の味噌が溶けているとのこと。赤味噌っぽい強めの香りがある一方で、麹由来の発酵感すら思う甘味も感じます。本来赤味噌は、塩っぱさが強いイメージですがむしろ甘味を感じるところが秀逸!。先入観に動じない甘辛イメージです。これは旨い!。
<挽き肉> 名バイプレーヤー!醤油と味噌風味がじっとり浸透した甘辛ふわふわ食感!
実に素直な旨さです。山椒の痺れやトウガラシの辛さはなく、本当にナチュラルに肉あじと味噌だれ、そして醤油系の風味を感じます。炒め過ぎないところがいい感じで、味が染み通っている割にはふかふか。粒もそこそこ大きめで、これもまた全体に散らばると、極太ピロピロ縮れの隙間に挟まってしまいがち。麺をかじるとそこに挽肉が隠れていたということがよくあります。量も多いんじゃないかな?。
<チャーシュー> 燻しの香ばしさがたまらん!そしてしっとり感覚!濃ゆい味わいの中に淡白上品肉味が和む!
ほんのりとピンク色が残る微妙なレア感。とてもきめ細かく脂身が差しております。、スライス面に出汁を貼り付けたり舌触りを感じたりして楽しみます。赤身肉本来の滋味にタレがしっかりと浸透した旨さ。そして脂身がほんのりと溶け出して軽い甘味を加えます。
へへへ・・・いつも通り、とっても香ばしくて特に旨かった!。いつもの記憶も曖昧なのだが、全体的にしっとりして周囲はスパイス感ある印象。しかし今回はそれ以上に「燻しっぽい香り」をしっかり伝えてくるから超旨い!。思わず赤星カモンと叫びそうです。吊るしのような燻風合いも残すのがナイス!。
<他トッピング> モヤシは熱々シャキシャキ!細ゴボウの素揚げが香ばしくボキボキパリパリ!香りと歯応えをアミューズ!
さてモヤシだが、茹で上げとは言え実にシャキシャキ。それが濃厚タレに絡んだピロピロ太麺に巻き込まれる。かき回せうとどうなるかと言えば・・・モヤシの方が服従したように絡み落ち着きます。濃ゆい味わいの中に、フレッシュな野菜甘味が実に調和しつつ、異質な歯応え同士がぶつかりあい尚うまし!。
更に歯応えと言えばゴボウ。糸状のゴボウが揚げられ、これがポキポキした感覚なのでこの中では異質。更にゴボウならではの土が煙ったような香ばしさも痛快に広がりましょう。香りと歯応えの演出もビシッとキマッており、非常にナイスなトッピングです。
<麺> 自家製麺!ピロピロ手打ちの素朴極まる太縮れ!ボコボコ捩れの隙間にタレが絡み噛み締めるとモチモチ感最高!
真打はこの自家製麺。何度も言ってるけど、七彩系列の中では少しハードめに位置するのではないかと感じてるところです。その太さと肉厚さ、そしてピロピロの大胆さが溢れていると思う次第で個人的には最高にハマります。
いつもと感覚が微妙に違うのんは・・・汁なしだと、いつも以上にヌチヌチとしたハードさがきっぱりしてる!。その分、同時に麺の風合いもダイレクトに感じて、より麺を旨しと感じます。味噌も絡むからググッと味わいが際立つ。野菜の旨さも滲むが味噌に絡むだけで麺には浸透せず。咀嚼でそれらを合わせてゆく作業すら楽しくなる旨さです。
<味変化1> お酢!味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出!
味変化のアイテムとして、奥様が酢を出してくれました。嬉しい心配り。素直に実行に移そう。基本的には濃厚な味噌ダレ。なので後半はやや重く感じる方もおられるかも。酢は酸味でサッパリするイメージもありますが、濃厚な味わいを少し変化させてくれるので、ライトに食えるイメージです。なので、味噌の風味に酸味を足してサッパリ感を演出はオススメ!。
<味変化2> お酢もいいが・・・更にテーブルセットの粉山椒もオススメ!
「粉山椒」のふりかけもオススメ。汁なし系にも絶対に合います。汁がないので全体に広がらず。だから少量づつ全体に眩しましょう。市販とは言え和山椒だから、妙に中華系に偏ったりしない旨さがそこにあります。ひょっとして・・・少し冒険的に値が張るかもだが、ぶどう山椒などの和山椒にすると爆発的旨さが生まれるのではと、実はほくそ笑んでます。ま、そうすると看板の「牛蒡の香味油」が相殺されてしまいそうかな?。でもやっぱり、デフォの味わいが一番完成度が高くて安寧感ある旨さでしょう!。
<味玉> 一面の味噌味の中で程よいクチ休め濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!旨し!
淡い褐色が美しくも淡い褐色の味玉。王道なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉です。特製だったら味玉は必ず入ってますが、お店公式のTwitterをチェックし、その旨を伝えると味玉サービスしてくれる日もあります。これは味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。味噌好きでも少しは味変もしたいし、クチ休めもできるならそうしたい。
濃厚でも優しい甘味を感じる熟成感!。白身は出汁が均一に染まっております。卵黄は全体がねっとりとした玉になっており、崩すと生菓子のように解れる柔らかさ。中心部には卵としての湿り気が残っており、本来の卵味と出汁の熟成感すら覚える旨さです。
<飯割り> そのままでも米粒が立って旨し!愛おしき残り味噌ダレを絡め吸わせて堪能!
実は初めて白飯をオーダー。ランチ限定のチャーシューご飯にいつも流れてしまいますが、今回は残った味噌ダレがあまりにも勿体ない上に、そのまま味わいたくてシンプルに白飯で割りました。
うう・・・そのままでも米粒が立って十分に旨い飯粒を、愛おしき残り味噌ダレを絡め吸わせて堪能!。フィニッシュ極まれり!。
総じまして「心温もる質実味噌感!憂さを晴らせるガッツリ感!旨さ確実味噌系汁なし!」
・・・と言う痛快な気分!。もう既にまた食いたいと思ってる。しかも何れ辛味噌バージョンも繰り出してくるでしょう!ワクワクが止まりませぬ。次回はビールが美味しく飲めるというタイミングで参ります!実は秋まで暫く忙しい毎日ですが、旨さで憂さ晴らしには最適でございます!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!