特別休暇日に赤星三昧
とある金曜日の予定。妙に会議や打ち合わせが入らないので、自分主催の会議開催でもしてやろうと発信したところ、一斉に参加不可の返信が返ってきた。その内容から、その日が全社一斉特別休暇日だったと知る(汗)。やったー!と言うか、忙しすぎてそういった類の一斉通知を無視してた次第。妙に嬉しいしっぺ返しです。
もう本格的に夏日和。夏といえばビール!。若い頃、夏と言えばビヤホール!。そうだそうなのだった!昔みたいにビルの屋上で枝豆つまみながらビアジョッキをあおりたい!。そういうのまたやりたいよねー!って、ひとり自宅で盛り上がっても仕方ない。またまた・・・「らーめん高尾@荻窪」にやってまいりました。
平日開店時刻から正午までの1h。ゆったりと赤星と対峙しますぜ!。このタイミングだと、行列客もなく気にせずゆっくり飲めるから。思惑通りです。因みに個人的には入り口側の端っこ席がマイ特等席。夏は暑く冬は寒いと思われがちだが、携帯の電波を優先するのでー。
<サッポロ赤星> 夏空の青さと暑さが赤星を演出!まるで夏休み気分で楽しく飲み干し続ける!
四季の中で夏が好きだ!なんかガキの夏休み気分で存分にビールをあおりたかった。もう冒頭から3本飲むぜ飲み倒すぜってなオーラを纏わせての入店です。コールせずとも赤星の栓を開けるシュポ!とした音が店奥から聞こえます。
ううう・・・店の外の夏陽射しで眩しい風景を眺めながら、店内であおる赤星は良いね。テラス席やビーチ、ビアホールだと生が似合うが、日陰でゆったりとごくごく味わうには、やっぱり瓶ビール!ラガービール!が似合います。
みんな赤星は、程よい苦味が良いとか、しっかりとした飲みごたえなどが印象的だと思いますが、個人的には後味の優しい甘みも素敵だと感じます。黒生も似た印象ですが、妙に私は赤星の方に惹かれます。
<メンマ皿> 実にオーソドックスなあっさり系!いつも温もりある旨さ!ほっこり感と優しさある質感!
一見、別に特別なところを感じさせないオーソドックスな短尺幅広メンマ。薄味系の見栄えで、醤油感は低めです。実はこのメンマのフツーさが良い。うまい。無限に食えそうとすら感じ、ビールに最適です。
一番の印象は「温かみ」。不思議なことにいつこれを注文しても温もりがある仕上がりです。メンマってたまに冷たいのが出されるがそんな興醒めは一才なし。薄味で温もりがある分、素材の味わいを引き出すようにも感じます。
<まかないチャーシュー皿> チャーシューの外側のカリカリ部分の寄せ集め!味が濃ゆくてつまみに最適!生卵を絡める!
チャーシューを整形する際に、外側を削いで外すと思われますが、それを集めてざく切りにした代物です。おそらく江ぐち・みたかでは、従業員内で賄いとして振舞われていたと妄想しますが、それを表にメニュー化したのでしょうか。
これ少し安くて、しかも味わい深いし食べ応えあるのでおすすめです。外側のカリカリ部分の寄せ集めなので味が濃ゆくてつまみに最適です!そして・・・今回はそこに生卵を乗せて絡める!。これがまた旨いのでお土産にご家庭に持ち帰るのがおすすめ。一度我が家では、これを白飯に刻みネギを敷いたところで、これをのせ、卵黄をトッピングしたら大好評でしたー。
<わかめと青菜> 肉厚でフレッシュなわかめ!清涼感を優しく放つ小松菜お浸し?醤油と合う!
メニューにないのですが、ラーメンのトッピングを別皿にビールのあてとして注文すること可能です。わかめ、青菜、どちらとも具材としての質感がとてもしっかりしているため、単品で出されても旨い。少し醤油垂らしてありますが、それだけで味わい深しです。
<全体> 江ぐち・みたか系譜の独自性あれど実にオーソドックス!そして安定感ある冷やし中華!
シンプルで安定感ある冷やし中華たるオーラを垂れ流しです。定番の冷やし中華だと、錦糸卵や紅生姜などありましょうが、これにはそれがない。江ぐち・みたか系譜の蕎麦ライクな麺がユニークで、実は似て非なるのかもしれません。
なのにその全体の存在感はなぜかオーソドックスに感じられるほどで、実に安定した冷やし中華感ではないか!。今回はわかめをのせてみたが、それ抜きにしてもシンプルなれど作り込みを感じる質感ではないか!。
<わかめ> フレッシュ感あって生き生き!肉厚で淡い歯応えあり?酢醤油ダレとも相性抜群!
普段は好き好んでワカメを食わないです。富士そばでたまにワカメそばを食いますが、それは身体に良さそうで安いから。でもここのワカメが、妙に好きになってしまってます。なので毎回何かしらでワカメをのせたり別皿注文したりしてるー。
頭悪くて語彙が少ないですが、フレッシュ感あって生き生き!肉厚で淡い歯応えありと感じております。またそれだけでなく酢醤油ダレとも相性抜群なのが実に良いです!。冷やし中華にワカメは必須アイテムとこの歳になって開眼いたしました。
<メンマ他> フレッシュめんま冷めても素材感で旨し!焼豚肉片も小さいながらアピール!定番胡瓜旨し!
やっぱりここはメンマが旨いわ。特別な仕入れだとは思わないが、きっと丁寧なのでしょう。「みたか」も旨いが「高尾」も旨い。最近だと「下連雀」も加えないといけない気がしてきた。冷たく出されても素材感あるし、また酢醤油の味わいとも相性が良いのでいいね!。
またチャーシューも一枚だけだがアピール感あった!。やっぱり肉ってすごいよね・・・この一枚の小さい欠片だけでチャーシュー冷やしにすればよかったかなと後悔しそうになってしまった。あとはナルトと胡瓜だがこれは定番中の定番としていい感じだったと言うことで!。
<麺> 冷えても酢醤油系なタレを吸い込んでも相変わらず和蕎麦ライクな旨さは変わらず!力強い旨さ!
昔ながらの冷やし中華って、どれも同じような感覚になりそうなんだけど、この麺の存在感で意識を揺り戻させられるようです。この麺は、日曜限定の熱々味噌に浸っても、冷やしの酢醤油に浸っても、確固とした個性を感じる麺の旨さを感じさせるかと!。見た目の蕎麦ライクさに脳が単純にバグってるだけだとは思えないのです。
もう素地の力強い旨さを悟ったところで、次々と具材を絡めて絡めて絡め尽くして味わい尽くします。具材に負けないプレゼンス感じる麺の旨さかと!。
<タレ> オーソドックス!ノスタルジー極まる酢醤油!やや酸味強めなのがまた良い!
例えが悪いが、皆さんがイメージしやすい昔ながらの冷やし中華の酢醤油系です。ゴマだれなんて昔は一般的に生まれの関西では存在せずで、そんな時代のオヤジ感覚ですが、なればこそこれが懐かしくも旨いのです。
特徴的には少し酸味が強め。それがまた清涼感とも結びつくようで夏の減退した食欲に火を付けるようにも感じます。
<味変> 辣油を少し垂らそうよ!辛味刺激にほのかに胡麻油のコクが広がり旨みも深まる!
酢醤油系のタレにはカラシがベスト!。さらに辛味を足すとなれば味変で厚化粧と思われましょうが、いやいやこれは個人的にはオススメです。辣油は唐辛子系なので辛味のハイブリッド感がいい感じ!?。またベースに胡麻油が潜んでいますから、この香ばしさと図太いコク深さが足されるようです。
<スープ割> 冷やし中華の最後は温かく〆る!豚と野菜の優しい甘みでほっこりとエンディング!
冷やし中華の最後はスープ割って意外でしょ!。みたか・高尾ではこれがフツーです。つーか食べ終わろうとするタイミングを厨房から店主がセンサー通して感じてるかも?。「すみません、スープ割を!」と告げるつもりが、「す」の段階で目が合ってその準備が始まります(笑)。
例え麦酒3本飲んだ腹で、例えタプタプ状態であろうと、これが染みるのだー。一気に中華そば感覚が生まれ、2度違った味わいが楽しめるような感覚。どうせならここまで辿り着きましょう!。カラシや辣油や酢の下味が優しい味わいの淡く溶けてこれまた旨し!。
総じまして「夏なればこそノスタルジックな冷やし中華!暑さに染みる安寧と清涼!麦酒と共に!」
・・・と言う感動の嵐!。春先から冷やし中華を展開するという心意気!夏場でも年中通して日曜日限定で熱々味噌系を提供するという自信!何とも頼もしい店です。そして飲みの楽しみもしっかり受け止めてくれるというのが実に良いじゃないか!。だからついつい毎週のように通ってしまうこの頃です。家族連れでも安心なので広く激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!