都道248号小金井随一のロードサイド拉麺店
今日も昼過ぎまで仕事してしまったから、少し遅めの拉麺ランチと洒落込みましょう。まさに秋晴れなのでサクッとクルマ飛ばして拉麺食べたい!。そんな気分で五日市街道を流し、都道248号の交差点を左に曲がって南下。まずは手っ取り早く「○つばき食堂」だけど、あゝ駐車スペースの待ちで車が並んでる・・・。いくら昼休みずらしたからって限りがあるので速攻で諦め・・・。でもこの先は通し営業としては「小金井大勝軒」があることを想定してましたから、迷いなく向かうのでした。
こちら小金井大勝軒は、かなり小金井では拉麺スポットとして認知されてますね。週末は家族連れで溢れるほど人気で、何と言っても店箱がデカく、小上がり席やテーブル席等あってガッツリ70席というキャパですよ。ちょっとファミレス級ですが、やはり大勝軒看板が物を言うのか、しっかりと拉麺店の風情を醸し出しております。まさに都道248号小金井随一のロードサイド拉麺店。平日は、外回り系やガテン系の現場から現場へ急ぐ方々が、ひっきりなしで訪れると言う人気店の様です。
<全体> やはり東池系オーラ?ガッツリ麺顔!穏やかな白濁出汁に浮かぶ具材はさすが特製!
やはり期待通りの東池袋系大勝軒の量的迫力と素朴感が溢れ出るオーラ感はさすがです。しかしどことなく穏やかさが漂うのはなぜか?・・・へへへ、実は裏メニューで塩変更というのがありまして、知ったかぶって塩変更コールをしたまでです。東池系にしては、白胡麻が不自然と感じたなアナタは、きっとかなりのラヲタ!。塩変更の場合は、白胡麻がふりかかると言う違いがある様です。
ううう・・・やっぱりデフォルトでも量が多いのが嬉しいよね、大勝軒ってやつは。肉やメンマもそれに負けじとしっかりとボリューム感じます。隙間から覗く中太多加水麺のニュアンス?。ティピカルな東池袋系って感じですな。ここに来るまでに一軒ふられて来たわけだが、今日はこれ食う運命だったんだろうなー。
<出汁> 塩気は実に穏やか!ラードの風合いは控えめで豚骨魚介に塩気が混じる様はマイルド!
こちらは、お盆に乗って運ばれてきます。恭しく配膳されたそれは、まさしく「塩中華そば!」という雰囲気。そして大勝軒らしい中太のストレート麺が、スープに透けて見えて。豚骨と魚介の香りを漂わせるところは、安定そのものです。豚骨魚介の塩バージョンというより、シンプルに塩系と思わせるような出汁感覚。軽く霞んだ様な優しい濁り方で、表面の油がキラキラと漂います。
味わうと、やはり「あっさり」。そして二口目以降が「魚介豚骨の揺めき」を感じる様です。一口目は、東池袋系のギャップを感じるが、二口目以降は本来の系譜と言う印象。そしてあっさりだけではなく、意外としっかりとした味付けです。魚介の香ばしさと甘みが芳醇な一方で、あっさり目に炊き出した豚骨が、さっぱり食わせてくれます。
そして香味油は抑えめな様です。何となくラードのイメージを想定していたんだが、野菜のエキスといいましょうか?さっぱりさが香味油に染み込んだような感覚。全部飲み干しても喉の渇きを心配することはなさそうです。後半は、麺の風味が汁に移ってよりマイルドに傾斜していきます。これなら塩ワンタン麺としてもかなりイケるのではないでしょうか?。
<麺> チュルッと啜る快感はさすが!縦伸び横伸び感じさせる定番のモチモチ感覚!
麺は、王道東池系大勝軒のイメージ。中太ストレート麺で、定番の多加水。密度感はそれほど感じない程度で、茹で方もアルデンテ峠を越えて降りかけた感じ。これが一番「もちもち」とアピールします。前歯でスパスパ、奥歯でクチクチ、すすってチュルっと楽しいスベリと食感。勢い余ると飲む感覚に近くなります。
またスープの吸い込みもかなり良いです。中盤以降はよりソフトな歯応えになり品やかさがまた出汁を持ち上げる様子がナイス。この段階になって徹底的に海苔!メンマ!チャーシュー!と巻き込んで楽しみましょう!。デフォでも180gはあるようでしっかり満足!。このご時世で特製でこの質感とボリュームで一千円ちょいなのだから、かなり良心的かと!。デフォより特製の方がコスパ高いのが不思議です。
<チャーシュー> ロース&肩ロースの2種豚肉!煮豚系の優しい味わいと仕上がり!出汁を吸い絶妙な旨味!
特製で肉増しにすると2種肉になるみたいです。少しスカッとしたスロース肉が、醤油ダレが深く染み込んだ周囲の香ばしさと相まって実にうまい。スープの塩気がちょうど肉をうまく引き立てる感じがしていい感じがいいですな。また後からスープを吸い込むことを頭に入れての薄味仕立てか?。そういう予定調和な仕上がりになっております。
そして豚肩ロース肉。脂身より赤身がメインの部位。その赤身部分はロースに近いスカッとした感じで出汁を吸い込み、見た目より柔らかい仕上がり。そして出汁を吸った赤身の肉味に、脂の甘味が溶け込んだところが最高にうまい!。麺の量が多くなかったら白飯を召喚してのせて食らいつきたい気分でしょうか。
今回はちょっとお茶目に、チャーシューに辣油を垂らしてみましたが、肉で味変化させ味わうのも一興かと!。今から思うと胡椒でも良かったかな・・・。
<メンマ> やはり特製サービス的な量感!和みを感じる柔らかい味わいと歯応え!
適度に大きく深い味付けとクニュクニュした歯ごたえ。一般的だが外してもいない。これも意外と出汁を吸い込んで旨い。柔らかい歯応えの断末魔にコリッと淡く弾ける感覚も面白い。へへへ・・・今回も麺に絡めて存分に楽しみましたー。
<味変> 業務用ニンニクと一味を溶かしてみよう!ググッとコクが切れ込む旨さ!
そのまま穏やかな旨さで終わっても良かったんだが、目の前に味変アイテムがあると、つい手が伸びてしまいますね。やはりニンニクは豚骨成分にガッツリと共鳴します。いやぁー塩ダレと魚介の下支えの豚骨エキスが一気に主役に躍り出る味わいですよ。そこにチャーシュー味変で垂らした辣油と、追加した一味が混じるとシャープさがアクセラレートした感覚で楽しめるかと!。入れすぎ注意で激しくおすすめです。
<味玉> 優しい白身!濃ゆく円やかな卵黄の旨味!魚介薄出汁がしっかり浸透して旨し!
期待を裏切らない味玉ですな。醤油というより出汁の浸透がいい感じで、魚介系の甘味が淡くともしっかり浸透した白身がまず旨いです。均一に浸透してるので、どこを齧っても旨し!。
もちろん卵黄は言わずもがな。緩い部分とハードな部分が入り混じる仕上がりで、全体的にはねっとりと舌全体に絡み貼り付くようです。卵黄本来のコクが濃密でそこに出汁の甘味が混じる旨さ!。敢えて更に出汁に一旦沈めてから食らうのも一興でございます。
総じまして「塩系でさらにノスタルジック!王道な大勝軒系中華そば!穏やかな旨さ!」
・・・と言う感動の嵐!。まるで和風ファミレスか?と思うほどデカく、カウンター席も小上がり席もボックス席もあり、かなり使い勝手良く広い店!。小金井江エリアの拉麺ランドマークでございます。だから大家族連れで拉麺!って楽しいじゃありませんか!駐車場も割とデカめで完備。小金井で拉麺ならここは外せませんぜ!だから激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!