ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5266】麺匠 いしかわや(東京・国領)わんたん中華そば 塩 〜華やかさの中に落ち着きあり!質感高き華麗なる塩雲呑麺!

塩ワンタン麺が好きなワタクシ

 
 私も結構ラーメンを食い続けている輩ですが、やはりその中でも趣向と言うものもがあます。まず「カタい麺が好き」。大崎御大の例えを流用すると”カタ麺主義者”でございます。10年以上前は低加水のカタ太麺が好みでしたが、今ではすっかりそれは影を潜め、細麺派に変わってしまってます。そして「ブラック系が好き」。2020年5月は、都内のブラック系を一ヶ月間食い続けてしましましたが、今でも限定でブラック系の告知を見かけると胸が躍ります。
 

 
 そしてやっぱり「冷やし中華・冷やし系が好き」。これがきっかけでテレビにまで出させていただいたので本望。こんなまとめ記事を一時出してみました。
 
 最後に「塩ワンタン麺が好き」です。同様に一時期まとめた記事があるのですが、まだラヲタ駆け出しの恥ずかしいさと、情報があまりにも古く陳腐なのでやっぱり割愛ぃー。そんな私の欲望の赴くまま、今回は「いしかわや」さんへと向かいました。日曜日というのに色々と用事があって昼飯食えず。午後3時まわっての昼飯となると通し営業の店しかない。それでも妥協したくない・・・そんな気持ちを救ってくれたのが、こちらの「わんたん中華そば(塩)」でございます。かなり久しぶりの実食かと。
 

 
 
 
<全体> 新たに麩がのり以前よりやや煌びやかさが増した?華やかさと淡麗さ響く麺顔?

 
 午後3時と言うとガラ空きな時間帯と思えど、入店時は5割の客入り。寂しくもなく丁度いい具合です。まぁ知ってる味だと思って待ち構えるんだが、やっぱり厨房の作業を見てるとワクワクしてきますな!。そんな気持ちがMAXに達した時に配膳されたのがこの麺顔です。
 

 
 おおお!ちょっと見ない間に雰囲気変わった?。久しぶりに甥や姪と出会った様な面持ちに近いか?。まず麩。これは以前には無かったアイテムの筈だが(忘れてるだけならごめん)。麩があるだけで、ちょっと和な感覚が生まれるし、後に出汁を吸わせて味わう楽しみが浮かびます。そして出汁が少し明るくなってないか?いやいや仄かに煌びやかとすら感じるんだが・・・。知ってる味だと斜に構えていたんだが、一気に気持ち的には正座に組み直して対峙の気分です。
 

 
 
 
<スープ> 仄かに霞み表層は煌びやか!優しい鶏出汁感覚に染み染みとした節系の旨味!?


  
 記憶では、穏やかな塩気でその期待通りの味わい。むしろ塩気と感じさせない円やかさがありなむかと。そして香味油。非常にバランスが良く、鶏ガラの旨みを支援する様です。しかし鶏油の様な重たさは全くなし(植物系か?)。そして表面に浮かぶエキス感が、屏風絵で言う「すやり霞」の様に優雅に流れては散りばめられ、それが実に華やかに映るのです。
 

 
 そして個人的には「節系」の旨さがかなり効いてるかと思われます。良質な節系の濃ゆめな旨味!天然塩!さらに鶏ガラエキスが深く滲むと、旨さ極まる味風景(妄想モード)。節系が濃ゆいと一気に和風と傾きそうですが、鶏が拉麺に押し留めている様子でもあります。
 

 
 ちょっと気分転換にブラックペッパーを少々足してみましたが、節系とはミスマッチなれど、鶏系とは打ち解けてくれたようで、仄かな味変化として十分楽しめましょう。
 

 
 
 
<麺> 揃った麺線!シルキーな滑りと優しい旨味!ゆっくり塩出汁を吸い込み一体感極まる!

 
 大きな茹で釜で泳がせながら茹で上げる。それを平ざるで掬う。かっこいいです。具材で覆われて分かりにくいですが、実に整った麺線。その麺線を崩すの本当に勿体ないんだけど、腹が減ってるから崩して食うしかないです。まずはクスクスっと前歯で千切って奥歯へと運ぶ。ヌチヌチと潰すが、以前は微妙に素地が残る風合いだったが、茹で上げはしっかりされており、実にしなやか。実にシルキーな滑りと優しい旨味です。
 

 
 出汁の浸透が深い印象。出汁と炭水化物の一体感が深まる部分で、奥歯でクチリと短いタップで潰したあとは、麺は一気に風味を越え、甘味を含む旨味がしっかりと味わえます。それにしても、前回食した八王子中華そばとは、麺を変えたのか?と思うほど印象が違って感じました。出汁や茹で加減だけでこうも違うのか・・・。奥深い。
 

 
 
 
<麩> 出汁を吸わせて固形で味合わせてくれる刹那な喜び!

 
 たかが麩で語るのか!?と言われそう(汗)。いや、あるだけで嬉しいってやつですよ。崇高な塩出汁に沈めると瞬時に吸って飽和してします。箸で持ち上げると崩れる。その崩れる刹那を捉えて口に運んで味わうのが好きなのです。儚く溶ける出汁の固形物を味わう刹那の喜びですわ!。
 

 
 ちなみにこの「麩」は、聖蹟桜ヶ丘や南浦和の一人暮らし時代で、金ない時は重宝アイテムでした。自炊で鍋物や丼物をやった時に麩を投入し、少ない肉の代わりを無理やり果たしてくれたアイテムでした(無理あり過ぎるwww)。あれ?急に何の話をしているんだオレ・・・。
 

 
 
 
<わんたん> 尾ひれはとろとろ!大ぶりで肉餡たっぷり!質感たっぷりボリューミーでかなりお得!

 
 大ぶり4つあったか?相当ボリューミーな印象です。比較的、肉餡も大きく、尾ひれもデカい。肉餡は豚挽肉と思われますが、ペッパーは低く、生姜感はなし。素直な塩コショウ系でナチュラルにスープの味わいとコラボする旨さです。熱々なところを注意を払って肉餡を噛み潰すと、スープが後追いで更に肉餡と絡みはじめて、とってもジューシー!
 

 
 そして皮は見る見るうちに透明感が増し、醤油スープが浸透し褐色に染まるイメージ。ちゅるちゅるではあるが、トロトロの一歩手前なので箸でリフトすることも可能。都合よく麺に貼り付けるようにして食らうのも一興ですよ。わんたんも本当に飽きない旨さですよね!いくらでも別腹で食えるアイテム!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 豚肩ローススライス!出汁に熱っても半レア状態キープ!脂旨味が蕩ける!

 
 座った席の目の前の厨房奥に業務用オーブンが鎮座。一所懸命次の日のチャーシューが仕込まれておりました。さてそのチャーシュー。程よいローストが効いて、中はしっとりとピンク色・・・そんな豚肩ロース。とても熱いスープなので丁度ほてったような状態で、薄ピンク状態の失いかけの状態。丁度、差した脂が蕩けた状態で、これがまた旨しです。
 

 
 へへへ・・・塩出汁に濡れて一部浸透して・・・そこにベースの肉味が滲みます。厚さもちょうどよく、程よい薄さで大判サイズ。噛むと出汁に混じった肉汁があふれ出て旨さ格別!。わんたん中華そばに肉増!チャーシュー中華そばにわんたん増!今度どちらにしようか考え中。
 

 
 
 
<メンマ> 薄味で繊維質細かく材木メンマ!シャクリとライトに歯切れる快感!

 
 よく出来た材木状メンマです。唯一やや芯が微妙に冷たかったのが残念・・・・。出汁の熱に沈めて解消しました。繊維質が非常にきめ細かくて歯切れが良い。そして味付けが上品で、艶やかなスープが少し浸透すれば更に旨し!。
 

 
 
 
総じまして「華やかさの中に落ち着きあり!質感高き華麗なる塩雲呑麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。八王子系やブラック系推しな全体のメニュー構成から、醤油得意な店と感じますが、実は塩系のレベルが高い!修行元を知ればそれも納得。いつも通し営業で駅から近いのもあり、外回りの方なら時間ずらして食するのに最適かと。雰囲気もいいのでカプルや家族連れの拉麺にはもってこいでしょう。もっと人気あってもいいはず。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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