ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4975】支那そば あおば(東京・武蔵野大学前)塩ラーメン + メンマ 〜さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!

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※これも7月実食・・・遅すぎるレビューアップでスンマソン!
近場の名店!佐野ジャパン系譜の良質支那そば!

 
 今年の夏ほど・・・冷やしを食ってないのは自分としては珍しい!?。近年なく忙しくて、在宅ワーク中心なために、活動が限られているのもありますが、今年は暑くても熱い汁そば系もいいかなって感じ入ってます。そしてそろそろ塩拉麺系を食いたいなぁーーって感じたところで思いついたのが、こちら「あおば」さんです。
 

 
 何度も訪問し、何度も呟いてますが、拉麺の鬼「佐野実」氏直伝愛弟子のお店。師匠の頑固さをそのまま受け継いだような寡黙な店主が印象的ですが、お歳を召したためか、近年はピリつく店内の緊張感も柔んでるとお感じるのは私だけだろうか・・・。
 

 
 
 
<全体> いつも惚れ惚れする佐野ジャパン系支那そば!乾物と揚げ玉葱の溶け込みとメンマにワクワク!

 
 実に飽きないのですなー。まさに佐野ジャパン系の支那そばを忠実に引き継いでるって感覚です。個人的には、出汁の雰囲気と揚げ玉葱の薬味展開を見るだけで佐野実師を想像させるよう。
 

 
 ここは味玉設定がないので、トッピングがシンプルなのですが、全然寂しさを感じさせず、具材が堂々としております。チャーシューの肉厚さと大判さ!中央には関西人も嬉しい青葱が鎮座。そして・・・へへへ、今回もメンマ追加で雄々しくも感じる素朴なメンマの連なりがナイス!。
 

 
 
 
<スープ> 鶏豚エキスにしっかり塩気を感じさせつつ魚介の甘味と揚げ葱の香ばしさが深く溶ける旨さ!

 
 嗚呼やっぱりこれぞ塩系支那そば!。ティピカルで安寧な味わいですが、実は結構複雑です。ベースは鶏豚系ミックスの様子で、明るい動物感には鶏を思うし、派手さはなく優しい展開は豚を想像するような・・・。そして塩ダレが結構ビシッと効き目ですが、塩っぺーと感じさせないのは、こういった動物感と魚介系、そして薬味の仕事が素晴らしい!。
 

 
 さてその塩気については、ふと思ったのだが、今風でないところがいい感じ。平成末期から令和にかけては、塩ラーメンって実は劇的に旨くなってる気がしてます。使う塩にもどの店でも拘りが増したようですが、最近の塩出汁には白醤油のような円やかさが増えてる感覚。ところが、今回の支那そばにはそんな感覚がないかとても低いため、どこか懐かしさを感じさせる・・・妄想のようにそう感じてます。
 

 
 そして魚介系は節系と感じるニュアンスですが、スープ表面に漂うエキス感からは、いりこ煮干しも少々溶けているような様子。その甘味が実に落ち着きます。甘味と言えばやっぱり揚げ玉葱で、玉葱の甘さと揚げ油の余韻の甘さが重なって出汁に溶ける。と同時に揚げの香ばしさが全面的に広がるのです。この甘くて香ばしい味わいに、青葱が実に合う。塩気も甘味も香ばしさも、シンプルに見えて実に複雑に重なる旨さですよ。
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺!出汁を気持ちよく絡め持ち上げるストレート細麺!品やかで優しい風味が塩出汁染みて爆旨!

 
 ご店主の無骨で寡黙な様子と裏腹に、麺はとても品やか!?。ストレート細麺で色白な地肌が美しく、麺線も際立つフォルムです。微妙にスリムなので、寄り添いつつ出汁を絡めて持ち上げるのが相当得意。同時に揚げ玉葱等の薬味も引っ掛けて来るから尚旨しです。
 

 
 スパスパと小気味よく千切れて奥歯へ運んで潰すと、いきなり素地の甘さと出汁の甘味が一体する旨さ。支那そば系らしいライトな滑りと啜り心地が快感です。塩気の出汁を完全に吸い切ってからも甘味を感じるような妄想を覚えますな。例によって具材を巻き付けて食らい倒しましたが、デフォでも程よいボリューム感なので、これ一杯でも相当満足感が得られます。
 

 
 
 
<チャーシュー> 塩出汁浸透を計算に入れた淡く滋味深い味わい!頑なさ感じさせる質実丁寧な煮豚肩ロース肉!

 
 実に分厚く大きく逞しい一枚肉です。典型的な煮豚タイプの豚肩ロース。脂身が少なめでロースかと思ったけど、脂身の差しもまた旨しです。見た目以上に柔らかく、どの方向から前歯を立ててもパフパフっと千切れる。
 

 
 肉厚な分、出汁をたっぷり吸い込んでおり、赤身の肉本来味と出汁旨味が、噛み締めるとスポンジから汁が溢れるように口の中に広がります。・・・ううう、まさにチャーシューのダイナミズム!こちらチャーシューメンもかなり人気なのも当然ですな。ちなみにコロナ禍以来なのか?ワンタンは最近ずっと封印ですー。
 

 
 
 
<メンマ> 醤油感風味に素材感が滲む旨味!褐色で凛々しいエッジング!色合い深く幅広!大きめ!

 
 量的にも嬉しさを感じさせます。太さも長さもいい感じ!。色合いは心持ち深い色合いで、ナチュラルな色合いもキープしつつ、醤油が効いてるようにも見えます。その深い発色は、今回の麺顔の特徴にもアクセントになってます。
 

 
 あゝ味もいいね。醤油効き目な出汁の風合いが優しい感覚。繊維質は柔らかくサクサクポリポリと軽快な歯切れが実に快感でしょうか。スープに浸った味も良くて、明るさすら覚えます。メンマ増しはオススメでしょう!。
 

 
 
 
総じてまして「さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。やはりいつ来てもまさに旨さブレなし!。今でも長い間ずっと営業し続けてコアなファンを永く惹きつける名店です。さすが!としか言えない極上支那そばなので機会があれば是非!。陸の孤島だけどバス使えばアクセス楽ですー。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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