ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4702】 支那そば あおば (東京・武蔵野大学前) 塩ラーメン 〜さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!

秋晴れ、青空、鰯雲、平和なひと時に鬼血統の支那そば旨し!
 
 コロナ禍も少し落ち着いたし、秋晴れ快晴で過ごしやすくて気持ちいいし、家の中でじっと仕事をしているのが馬鹿らしく思えて来ます。しかし忙しい・・・。こうなれば気晴らしに、ググッと質感の高いラーメンを食らおう!。酒類解禁状態なので、ふらっと飲んでしまわないように、近場でアルコール類がなく、旨い店となると・・・ちょっとばかり陸の孤島の「支那そば 青葉」さん。チャリを軽く走らせるとやっぱり満席?。ひと席だけコーナー折曲がったところが空いてるので、座ろうとすると、そこ使ってないからダメと注意を受けてしまいました〜:汗。密を避けるためにも間引きして使った方が良い気もするが・・・。
 

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<全体> いつ見ても惚れ惚れする佐野ジャパン系譜らしい凛々しい存在感!乾物と揚げ玉葱の溶け込みにワクワク!

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 毎度よく同じものを何回も何回も食ってレビューが長いなと言われますが、思いの丈をぶつけてるだけ。今回もそういう感じで、実に飽きないのです。まさに佐野ジャパン系の支那そばを忠実に引き継いでるって感覚ですな(戸塚は数回しか行けてませんが)。個人的には、出汁の雰囲気と揚げ玉葱の薬味展開を見るだけで佐野実師を想像させるよう。ここは味玉設定がないので、トッピングがシンプルなのですが、全然寂しさを感じさせず、具材が堂々としております。メンマの色合い!チャーシューの肉厚さと大判さ!中央には関西人も嬉しい青葱が鎮座。さあ食らおうか!。
 

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<スープ> 鶏豚エキスにしっかり塩気を感じさせつつ・・・魚介の甘味と揚げ葱の香ばしさが深く溶ける旨さ!

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 ひと口含むと、嗚呼やっぱりこれだよ塩系支那そばってな感覚。実にティピカルな味わいですが、実は結構複雑です。ベースは鶏豚系ミックスの様子で、明るい動物感には鶏を思うし、派手さはなく優しい展開は豚を想像するような・・・。そして塩ダレが結構ビシッと効き目ですが、塩っぺーと感じさせないのは、こういった動物感と魚介系、そして薬味の仕事が素晴らしいからです。
 

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 魚介系は節系と感じるニュアンスですが、スープ表面に漂うエキス感からは、いりこ煮干しも少々溶けているような様子。その甘味が実に落ち着きます。甘味と言えばやっぱり揚げ玉葱で、玉葱の甘さと揚げ油の余韻の甘さが重なって出汁に溶ける。と同時に揚げの香ばしさが全面的に広がるのです。この甘くて香ばしい味わいに、青葱が実に合う。塩気も甘味も香ばしさも、シンプルに見えて実に複雑に重なる旨さですよ。
 

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<麺> 三河屋製麺!出汁を気持ちよく絡め持ち上げるストレート細麺!品やかで優しい風味が塩出汁染みて爆旨!

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 店自体は無骨なんだけど、麺はとても品やかでどちらかと言えば女性的かも。ストレート細麺で色白な地肌が美しく、麺線も際立つフォルムです。微妙にスリムなので、寄り添いつつ出汁を絡めて持ち上げるのが相当得意。同時に揚げ玉葱等の薬味も引っ掛けて来るから尚旨しです。
 

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 クスクススパスパと小気味よく千切れて奥歯へ運んで潰すと、いきなり素地の甘さと出汁の甘味が一体する旨さ。支那そば系らしいライトな滑りと啜り心地が快感です。塩気の出汁を完全に吸い切ってからも甘味を感じるような妄想を覚えますな。例によって具材を巻き付けて食らい倒しましたが、デフォでも程よいボリューム感なので、これ一杯でも相当満足感が得られます。
 

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<チャーシュー> 頑なさ感じさせる質実丁寧な煮豚肩ロース肉!塩出汁浸透を計算に入れた淡く滋味深い味わい!

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 実にほっこりさせるようで、分厚く大きく逞しい一枚肉です。典型的な煮豚タイプの豚肩ロース。脂身が少なめでロースかと思ったけど、脂身の差しもまた旨しです。見た目以上に柔らかく、どの方向から前歯を立ててもパフパフっと千切れる。
 

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 肉厚な分、出汁をたっぷり吸い込んでおり、赤身の肉本来味と出汁旨味が、噛み締めるとスポンジから汁が溢れるように口の中に広がります。・・・ううう、まさにチャーシューのダイナミズム!こちらチャーシューメンもかなり人気なのも当然ですな。ちなみにコロナ禍以来なのか?ワンタンは最近ずっと封印ですー。
 

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<メンマ> 漆塗りの如く濃ゆい色合いで艶めく!醤油ニュアンスと素材の味わいがナイス過ぎる!

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 ワンタンが封印だったら、メンマ増しもいいかもしれない。いやオススメ!。古風なんだが、これまた凛々しい感じで、その色合いはまるで漆塗りのような深さと煌びやかじゃないか。コリコリとした歯応えが痛快で、少し醤油気味な下味がナイス。酒を欲するとはこの味わいです。それに素材感もしっかりあって、単体でかなり旨いはず。次回こちらに伺う際は、メンマ増し食らうと今から宣言してきましょう!(記憶力鈍ってるけどー)
 

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総じてまして「さすが味に気と手を抜かぬ頑固っぷり!旨さに背筋も伸びる極上王道支那そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。やはりいつ来てもブレない旨さだね。昼間の通し営業だけで、酒も出さずに何年もシンプルなメニュー構成で、ずっと営業し続けてコアなファンを永く惹きつける名店。さすが!としか言えない極上支那そばです。陸の孤島だけどバス使えば楽ですー。秋の散歩の途中で一杯と言うのも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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