市場の中で朝ラーメン！朝の活気も味わってきたよ！
中華そば たま河 （東京・府中本町） 中華そば ＋ 味玉 〜ラーメン食べて詠います
- ＜全体＞ 見るからに優しさとほっこり安堵を覚える王道中華そばだね！
- ＜スープ＞ 朝に優しいお醤油あっさり味！円い塩気とラードのコクで満足感高める！
- ＜麺＞ 三河屋製麺：丸みを感じる平打ち縮れ！素朴さの中に密度感ある食べ応え！
- ＜チャーシュー＞ 素朴さの中に・・・ちょっと今風感じるしっとり肩ロース肉！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 玉子の本来味を残すフレッシュ系味玉！あっさり味に馴染むね！
- 総じまして「市場で朝のほっこり感！働く男の止まり木的スポット拉麺！」
朝ラーメンにはすごく興味がありまして、２３区ならそこそこ回っているのですが、府中となれば週末しかない！。先日、RDBで見かけて以来気になるので重い腰を上げて行ってみました。
朝の８時〜９時と言えど、混雑している「大東京総合卸売センター」。昔、聖蹟桜ヶ丘に住んでて、多摩川でBBQするときなど買い出しに出かけた覚えがあります。なので中は知ってるつもりでしたが・・・・結構探し回ってしまいました。入って一番左奥を目指すと良いですよー。
ラーメンのぼりが無かったら見逃しそう。６席と言う狭さながら満席でございました。ちょうど入れ替わりで入店し、食券を手渡しますがとても丁寧な対応の店主。市場関係者ばかりが入店って感じでもなさそうで、フツーに若い女性客も居られましたー。
＜全体＞ 見るからに優しさとほっこり安堵を覚える王道中華そばだね！
丁寧なのは接客だけではない。一杯づつ作ると言う流れで作るのも丁寧。こりゃ少し待つかなと感じていたんだが・・・全然待てる。いや時間感じさせずと言うことで早く配膳を受けた気すらします。それがこんな麺顔です！。
おおお！これは誠にほっこりさせる麺顔！スープの穏やかな醤油ブラウンには優しい透明感が広がり、透けて見える麺の素朴感が非常に和むと言うものです！。そしてゆったりと漂う大小の真円の脂がコクを伝えているようで、あっさりの中にも旨味感が見て取れるではないか！こんな朝の喧騒の中で一気に心が安らぐ麺顔とはこのこと！。
＜スープ＞ 朝に優しいお醤油あっさり味！円い塩気とラードのコクで満足感高める！
さてスープですが、見た目通りの安心感です。まずベーススープは、鶏豚の馴染みある旨味。多少霞がかるものの、丁寧な処理を伝えまして尖りなど感じずスルスルと一気に飲み干せる感覚です。王道のあっさり醤油味と言えばそれなんですが・・・優しさすら感じる味わい。きっと野菜類の旨味が貢献していると思えますよ。これなら毎朝でも食えるって感覚。隣にうどん屋があったけど、出汁感で言うとそれと匹敵するか？。
しかし、あっさり感だけと言うわけでもないね。少しばかりの塩気も伝えるし、また脂のコクもゆったりと伝えるようです。鶏油のような重さがないけど馴染みある脂・・・と言えばラードかな？。そんなに気取った高級感ではないけど、分かりやすい動物脂系旨味がありあり。トッピングにあるしっとりチャーシューとは別物のような大衆系馴染み感です。
＜麺＞ 三河屋製麺：丸みを感じる平打ち縮れ！素朴さの中に密度感ある食べ応え！
意外とメニューが豊富。「中華そば」「魚だし朝ラーメン」「八王子ラーメン」と３本立てです。「魚だし」に至ってはワンコインと言う設定でかなり良心的。他客の様子を見てみると注文バラバラで、メニューによっては麺を変更しているようです。そして「中華そば」に至っては、手もみ風の平打ち縮れ麺。それが余計に素朴さを感じさせます。
見ての通り加水は高め。もちもちプルプルと楽しませてくれるタイプですが、割と密度感があり充実した食べ応えです。前歯で千切るとプッツリと弾力明るく反発し、奥歯で束になったそれをプレスすると、全体的にクッシリとハードさ与えて千切れてゆくか・・・。そして啜りは超ツルツル系で、縮れた部分が連続してタッチしてゆくように楽しめます。もちろん喉越しシルエットも明確！。
大きな海苔があったもので、それを使って巻きながら食ってみました。海苔の風合いがスープの香りに乗って鼻腔をくすぐり、ズボボボボボっとその後啜って噛みちぎる際にも海苔感を楽しむ。海苔はやっぱり欠かせないアイテムですな。
＜チャーシュー＞ 素朴さの中に・・・ちょっと今風感じるしっとり肩ロース肉！
注文に応じてスライサーでカットしている様子。全体的に素朴な一杯だが、肉だけはどこか今風を感じますね。しっとりした肩ロース肉で、薄切りを重ねて食うタイプ。スープの熱でゆっくりピンク色が変化してゆきます。これも薄味で肉の本来味を楽しめるのがいいね。チャーシュー麺も捨てがたいと思えるけど、次回は朝から肉がっつり行ってみようかしら・・・。
＜味玉にハズレなし！＞ 玉子の本来味を残すフレッシュ系味玉！あっさり味に馴染むね！
スープ・肉・・・に続いて、味玉もあっさり系です。見た目は少し濃ゆいですが、トロトロ部分を多く残す柔らか系。出汁の浸透の深さも感じますが、割と玉子本来味をキープしています。熟成したような濃密甘味より、玉子のフレッシュさもキープしつつ、塩味系の風味を残す感じ。これも全体としてはすごくマッチしており旨しです。嗚呼、やはり朝からでも味玉にハズレはなし！。
総じまして「市場で朝のほっこり感！働く男の止まり木的スポット拉麺！」
・・・と言う感想！。クルマのスペースも多いことから、周辺の方も寄られているようで、市場関係者だけでもなさそう。気兼ねなく来れますので、府中界隈お住まいの方々には激しくオススメ！。ラーメン遠征活動の朝起点としても使えそうです。また来ます。旨し！・・・なのでとっとと詠って、いつものように締めたいと思います！。
