疲れがピーク?這ってでも食いに行く・・・
- <全体&スープ> 濃ゆい醤油フィーリングなれど円やかさも濃密!塩ラーとはコンセプト変化を感じる味覚のエッジング!
- <麺> カタメ指定!クツクツ感をキープしつつ・・・ゆっくり汁に染まった褐色部分の旨味がナイス!
- <チャーシュー> 2種仕立て!ロースト効いたペッパー感と低温浸透感じる柔らかスライス肉!
- <味玉にハズレなし!> 非常に優しく淡麗な醤油ダレが深く浸透!ジェル状卵黄がほの甘く絡みつく旨さ!
- 総じまして「コスパという枠を超える質感!塩と醤油どっちも選んで後悔なし!」
なんとか18年度が乗り切れたとことで、緊張の糸が切れたのか疲れがどっと出た!。週末の朝すっかり寝坊をしてしまい、起きたら家族はそれぞれの用事で出かけてもぬけの殻。やれやれだぜ・・・・。冷蔵庫からリポビタンDを取り出しグイっと飲み干してから、昼飯ラーメンのことを考えてぼーっとして過ごす・・・。
窓から桜の木が見える。週の前半くらいには満開になりそうだわ・・・・。今日は神田川辺りの桜を観て過ごそう。そんな気分で重たい体を引きずるようにして東中野界隈を散歩です。そして、東中野なら昼飯はラーメンしかないよね!。いい店がピンポイントであるから嬉しい。今回は「かしわぎ」さんを訪問してみました。
あらら・・・行ってみるといつもある行列がないぜ!週末なのに。これは桜見物や行楽の方に人がシフトしているせいなんでしょうか?。こんなタイミングもあるもんだとラッキー気分で人気店に待ち少なくして入店。いつもこの店では塩ラーメンばかりなので、たまには醤油を食ってみましょう。今回は、暴飲暴食控えめに味玉プラスのみさせてみました。
<全体&スープ> 濃ゆい醤油フィーリングなれど円やかさも濃密!塩ラーとはコンセプト変化を感じる味覚のエッジング!
しばらく訪問してなかったんですが、シフトが安定したのか・・・一部新しい方がおられたような記憶。今回は旧今川の店主の方は不在。しかしオペレーションに一切不安なし。一昔前のラーメン屋は、その対応にビクビクしたり、ムカムカしたりしたことも多かったんですが、現代のラーメン店ではそう言うの本当に少なくなったよね。これって業界的にも意識が上がったんだなと、関係方々の頑張りすげーと最近思えてくる。偉いなー・・・皆さん、って腕組みしてウンウンと一人感慨に耽っていたところで配膳間近。受け取ろうとすると、お熱いので直接カウンターに置かせてくださいとの丁寧さでありました。そんな恭しい麺顔はこんな感じ。
おおお!久しぶりの醤油とあって新鮮な感じしつつ、非常にキッパリとした醤油ブラウンとその深さ!香味油でワックスかけたような透明感が美しい!。またデフォルトで質感感じる肉3枚と言うサービス精神で680円とは破格とすら感じます。こりゃいつも行列が絶えないのも実に頷ける。さて何度も食っている一品ですが、いつも何かを感じさせてくれる。例えば今回は「円やかさ」そして「濃密さ」がとても印象的。
例えば「円やかさ」は、もちろん醤油由来のカエシの味わいのこと。こちらの塩ラーメンを食した方ならお分かりと思うが、塩気が旨味と言わんばかりに、ぐいぐいとカエシが効いた旨さへと引き込んでいく。それが、こちらの特徴と思ってた。ところが醤油ラーメンには、カエシの中に甘みがある。甘塩っぱいと言うのでもなく、出汁感すら思う緩やかな甘みが含まれており、その味風景に「円やかさ」を思うわけです。その正体は駄舌ゆえ不明ですが、昆布や椎茸等のエキスが溶けているのかも知れない。また単になま醤油をブレンドしたらこうなっただけかもしれんし・・・実に醤油ダレって奥深いと今更感じる次第です。
そして「濃密さ」。これも一部醤油ダレにもかぶるんだけど、味が濃ゆいのがこちらの特徴。なので配膳時にはかならず「味が濃かったら調整しますので、いつでもおっしゃってください!」と、常連初訪関係なく説明してくれます。個人的には「旨味が濃ゆい」と思っており、それゆえ「濃密さ」が印象に残る。質感が高い旨味だと、濃ゆくなってもバランスが壊れないし、逆に淡く仕上げると「パンチが足りない」と揶揄されることもありましょう。リスクヘッジとしても濃密に振れる方がウケるような気もします。
一方、「香味油」もいい仕事してますね。清湯醤油とくれば鶏油をプラスしてコクを増すのも好きですが、ラード系(植物油も混じる???)もコクがしつこくなくていいね。麺はもちろん、具材にもよく絡み浸透する。卵黄に混じってもマスキングしない旨さを感じさせますし、見れば見るほどよくできた一杯だと感じ入ります。
<麺> カタメ指定!クツクツ感をキープしつつ・・・ゆっくり汁に染まった褐色部分の旨味がナイス!
リクエストすれば、手揉み麺も提供してくれるとのことですが、夜限定だそうで・・・・。今回は少し趣向を変えて「麺カタメ」でお願いをしてみました。元々、風味をよく感じさせてくれるストレート麺なのですが、スープの旨味濃ゆさにガッツリ受け止めてくれそうなカタメで、試してみたかった。
想像通りクツクツと前歯で当たりと千切りを楽しませてくれます。芯がどれほど明確でなくとも、グルテンの汁に染まり切らない風味感をしっかりと伝える。咀嚼で汁との一体感を作って味わい尽くします。しかしカタメと言えどもゆっくりと汁の浸透を許してゆき・・・やがて薄い褐色に染まってゆく。それはそれでまた美味い。
かすかにクツクツとする芯が残るか?・・・と言うとき、麺はまた少し褐色を帯びるよう。実際に浸透してるのか、単に香味油が減って抜けてゆくのかが不明ですが、やはり汁を含んだばかりの炭水化物は、咀嚼のしがいがありましょう。一気に唾液が溢れて糖化した旨味を感じますし!。不思議なもので、啜りやすくのみ込みやすくなった後半ほど、噛む回数が増えているような気分で味わいます。
<チャーシュー> 2種仕立て!ロースト効いたペッパー感と低温浸透感じる柔らかスライス肉!
決して大きさも厚さも不満なしな肉。デフォルトで3枚入っててこれは嬉しいです。一番目を惹くのはローストを効かせた仕立ての肉。炙りとうよりオーブンローストを感じさせる肉で、周囲はペッパー浸透しており、ちょっと洋風な味わいです。これがラーメンスープにもよくマッチ。歯応えも与えてくれるので、これは酒のアテにはちょうど良いはず。現にこのチャーシュー皿で瓶ビールを空けている客も多し。
また淡いタレをしっとりと浸透させて仕上げたような肉もいい感じ。これは薄切りで2枚入っており、スープの浸透をやや許すが、舌に乗せてゆっくり脂を溶かした味もまた格別。口当たりもいいので、思わずパクパク食べてしまい、あっと言う間に無くなってしまうタイプの肉。子供には勿体無いかも(ウソです)。
<味玉にハズレなし!> 非常に優しく淡麗な醤油ダレが深く浸透!ジェル状卵黄がほの甘く絡みつく旨さ!
王道の美味い味玉。完璧です。卵黄がハードなジェルタイプが好きな方ならぞっこんでしょう。このタイプだと汁の中に沈んでも濁らないので扱いやすく、分けて食うこともできるから好き。もちろんネットリとしたジェル感ある卵黄が、舌に絡みつく艶かしさも好きなんだが・・・。白身も均一にタレが浸透しているのがわかり、全体的な質感として文句なし。嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「コスパという枠を超える質感!塩と醤油どっちも選んで後悔なし!」
・・・と言うのが正直ところ。今回は醤油食ったから、次回は塩!。ここは何度定点観測しても飽きませんな・・・。替え玉頼んでガッツリ食う人。家族やグループでワイガヤ楽しむ人々。酒とコンビで楽しむ酔客。そしてラヲタ(オレ)。いろんな使われ方にもナイスフィット。東中野はマイナーな駅だけど、ちょっと降りて食う価値ありですぜ!。そんな応援と宣伝気分が冷めやらぬ状態ですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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