春知ると・・・なぜか汁なし食いたくて
- <全体&タレ> 刺激溶け込む芝麻醤!コク深くてボリューミーで汁ありに匹敵?
- <麺> ヌツヌツ感が気持ち良い歯応え!ややハードな腰付きでねっとりタレを絡ませるハイスペック汁なし麺!
- <具材> 挽肉の甘みをキープしつつ軽いシビ辛エッセンスが滲む!味玉 or 温玉の選択制!
- <スープ> なかなか淡さが上品な魚介白湯!割スープとしても流用可能!?
- <ライス> 当然丸ごとぶっ込んでライス割!意外と量が多くてフツーに丼飯状態!
- 総じまして「質感の高さ!ボリュームの満足度!定食食った以上の旨さの圧巻!汁なし好きなら一回食っとけ!」
作り話じゃなくて本当にそんな気分。ちょうど4年ほど前はそんな衝動が頻繁に訪れ、一ヶ月近く連食したこともあるくらい。春は何か体調が変化する時節というか、春の珍事のように妙な行動に突き進んでしまいます。たまには東京の東エリアを攻めてみようと、ラーメンデータベースで「汁なし担々麺」をキーワードで適当に探っていたところで見つけたのがこちら「中華そば 虎桜」さん。実績あるレビュアーさんの評価も高いので、乗っかってみましたー。
場所は「町屋」。近くに実にお気に入りな新潟ラーメンの店があるのだが、ここをフって袖にするのが辛い。「おいおい、とまそんどこ行くねん!方向はこっちやで!」と店のオーラに首根っこを逆方向に押さえつけられながら・・・、荒川線に沿ってえっちらおっちらと移動開始。程なく見えてくるのが「虎桜」の店先です。ゆるゆると都電が走る風景もいいもんだが、車両が今では全部新型に切り替わっているのね。
入店して券売機へ。おいおい・・・ここまで来て、また別の誘惑に迷わされる(汗)。どうも「ワンタン麺」一押しな雰囲気ありあり。ワンタン麺も一ヶ月近くレン食したほど好きなジャンル。背中でじっと食券を受け取る準備をしている奥様の気配を感じながら・・・・5秒は全身固まってしまう。選びきれんが「また来りゃいいじゃん」と初訪で食う前なのだが再訪を決めたことから、一気に初志貫徹で「汁なし担々麺」を選びます。
<全体&タレ> 刺激溶け込む芝麻醤!コク深くてボリューミーで汁ありに匹敵?
ところで「担々麺 白だし」とある。中華そば類も黒出汁と白出汁がある。フツーに考えれば「醤油と白醤油」の違いなんだろうが、担々麺でその微妙な違いを出すかね?。お忙しいそうなので聞くタイミングを逸しましたが、ひょっとしたら、「成都式」と「正宗式」の違いだったりするのだろうか。謎を抱えながら次第に考えること自体に疲れだして、あとは出来上がるまでボケーーーーーーーーーーっと店内のテレビショッピング流れるモニターを眺めて過ごしました。日頃に疲れが抜けきれないのを感じながら・・・。そんなようやくマッタリと過ごせるタイミングで、恭しくそれは配膳されてきました。それはこんな感じ。
おおお!受け取ると汁なしとは言え・・・何となく汁も感じるような重み感!。タレがとてもボリューミィーだと一瞬で感じる質感です。そして盛り上がった薬味と挽肉には、分かりやすい山椒のパンチが効いているのが伺え、結構本格的な担々の勢いがありありですな!。全体的にオレンジ色にも感じますが、それなりに辣油の多さも確認できますので、下地には芝麻醤の濃密さが伺え知れる。
まずはタレの確認!とレンゲを押し入れるが、麻辣系を彷彿とするような辣油の海が眩しい。更に押し進めてみるとじわっと奥の底から芝麻醤が雲泥のように垂れ込めてきます。最近の汁なし担々麺では「成都式」が少し勢いがあるように思えますが、正宗式の芝麻醤が幅利かす「まったり」感も応援したくなる。そんな思い出まずは、まぜそば風に軽く混ぜ合わせてゆきます。
攪拌されると挽肉旨味もプラスされるようで、全体的に落ち着いたタレ感になります。さてその味わいはというと・・・シビカラの刺激と芝麻醤のコクがとても拮抗していて、なかなか食べやすいレベル感。好みで調味料を活用することにより、刺激系に振れさせることもできるし、このまま突き進んでマイルド担々麺として堪能し尽くすこともできましょう。小学生高学年くらいなら乗り越えられるシビ辛さとお伝えしておきます。単にシビ辛が抑制されているんじゃなく、相反してして芝麻醤の旨味が深いと付言もしておきます。
私は後半になるにつれ、味変化としてテーブルセットにあった「しびれラー油」と「四川スパイス」を利用して、マイルド感とホットシビ辛感を両方楽しみました。「しびれラー油」は自家製っぽく、唐辛子粉末が多く堆積し、表層にオイル浮いて全体が分離しているタイプ。粉末をどれだけ掬い上げ捲き上るかでかなり味が変わってくる。結構ズドン!とくる辛さなので、これだけだと難しい調整となりましょう。なので「四川スパイス」に切り替えて微調整。なんだか市販品っぽい風貌ですが、蓋をひねっただけで四川系のシャープな刺激が香り切れ込んできます。
<麺> ヌツヌツ感が気持ち良い歯応え!ややハードな腰付きでねっとりタレを絡ませるハイスペック汁なし麺!
さて麺がなかなか、貼り付きと密度感が素晴らしく好印象。腰つきもヌチヌチとしてグラマラスな、ストレート中太麺でした。多加水と言いきれないのは、歯ごたえがとてもヌツヌツとして、グルテンにややハードさを感じたから。縮れや捩れがほとんどない割には、とてもタレとよく絡む。腰つきが強いから絡みまくるものと思えますし、地肌には多くのスパイスが付着していることから、貼り付きやすもあるようです。
もう2〜3回全体を回しただけで、麺と麺の隙間に担々ダレが入り込んで埋めてしまう。そしてそれをそのまま持ち上げると全体が浮き上がるのでは?と思うほど絡みが素晴らしい。平形なのも功を奏しておりますし、非常に個性的な担々ダレをがっしりと受け止める・・・麺としての風味の良さが十分伝わります。
麺量としては、個人的に220g前後かという印象。しかしタレが多めだったからか、すごく胃袋にガッツリと感じる麺印象。これは大盛りだったらきついかも。今回調子に乗ってライスを別で頼んだけど・・・この時点ではそんなことを軽く考えていたっけ。
<具材> 挽肉の甘みをキープしつつ軽いシビ辛エッセンスが滲む!味玉 or 温玉の選択制!
芝麻醤をはじめとするタレがボリューミーだったからそちらに目が行ってしまったが、実は挽肉もかなりのボリューミー。固形物食いおえて、こんなに残っていいのか?と笑えてしまうほど。もう飯割を前提にしているとしか思えませんな。御多分にもれず大粒なるサイズ感。担々麺らしい痺れたスパイス感が深く滲んでヒーハーさせると思いきや、炒め味付けの甘みなのか、挽肉自体の甘みなのか・・・肉のコクが封じ込まれたようで、素直にこれだけで飯が食える安定の旨さ。ゆっくりと辣油に染まってゆきますが・・・前半はマイルドな仕立てで旨しです。
全体を少しマイルドに感じさせたのは、温玉の効果が大きいでしょう。こちらは担々麺だと「味玉」か「温玉」を選べるシステム。汁なし系とくればやっぱり「温玉」を選びますよね・・・。前半はなるべく崩さないように食って、途中から麺を十分に絡めるなどして、全体に攪拌させてゆきました。だから途中からシビ辛薬味を足してゆくという相乗効果を演出した次第。
<スープ> なかなか淡さが上品な魚介白湯!割スープとしても流用可能!?
サービスでスープが付きました。一見、淡い鶏白湯のように見えますが味わいは魚介の風味が強めで、あとは個人で調整できるようにと、あえて少し淡くしたような味わいレベル。あっさりスープで口直し・・・という風にも使えるきがする。ただし、個人的な感想ですが、これは後から汁なし担々麺に投入して、「汁あり担々麺」としても楽しめるような工夫ではないかと思う次第。もし、最後にライス割をしないのであれば、それも面白そうだしそう試したかもしれません。しかし今回はライスがあるので・・・ライス割の口直しとしていただきました。
<ライス> 当然丸ごとぶっ込んでライス割!意外と量が多くてフツーに丼飯状態!
50円だからそんなに量がないと思ってた。ライス割向けに少し少なめで、そういう価格設定かと。そして配膳されると実際小ぶりに見える。麺を一通り食い終わって、ライスを丸ごとドボンと麺皿へと投入。すると・・・ありゃりゃ、結構多いじゃねぇか。ガッツリとヘビーな汁なしを食った後に、連続してフルスペックの丼物を食らうような気分になりましたがな・・・。
こうなりゃ流れに従うだけで、ガツガツと食い進めました!。やはり汁なし担々麺のライス割は、別腹で入ってゆく旨さ。無の境地で順調に食い進めましたが、後半残り三分の一は少しお腹が辛かった(爆)。何とか完食した後、ありゃりゃまだスープが残ってた!・・・これもゴクゴクと飲み干して、コンプリート!。ごちそうさまでしたと笑顔で伝えて退店をしました。
さて・・・この後。町屋駅の近くの総合施設ビルでしばし座って休憩。本当に苦しくて動けん買った・・・・。あれ以上調子に乗って、ビールなど飲まなくて良かったよほんと。オマケに日頃の疲れが一気に出てきて、春の暖かさも重なり、もう眠いのなんおって。気がついたら15分ばかりビルの椅子に座りながら眠りに落ちていた(汗)。慌てて千代田線に乗ってまた眠りに落ちてしまい、またまた気がついたら代々木上原(瀧汗)。下北沢経由で井の頭線に乗り換える。ここでもまた終点吉祥寺に着くまで爆睡。目が覚めると軽くゲップが出てしまい、嗚呼今日は町屋で担々麺食ったんだった・・・と思い出す顛末。担々食って人間崩壊。
総じまして「質感の高さ!ボリュームの満足度!定食食った以上の旨さの圧巻!汁なし好きなら一回食っとけ!」
・・・と言う感想。本格四川のシビ辛よりも、ちょっとマイルドな方が好きだな・・・という方ならこちらはオススメです。担々麺だけが有名じゃなく、フツーの中華そばもすごく質感たかそうだった。テーブル席もあるのでご家族連れにも激しくオススメでございます。気が抜けて眠るほど春の満腹は心地よし。そんな麗らか気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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