ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3647】 NOODLE SOUNDS SHIMBASHI ORAGA (東京・本郷三丁目) ホタテ69らーめん 〜時は過ぎてもさすがの貫禄そして進化!ファンキー&グルービーに食って決めたい名作拉麺!

「おらが」に歴史あり
 実は最近「うどん」が気になってる!そして素直に食い歩きたい衝動がある。しかし時間もお金も制約があるし、また「ラーメン活動」を犠牲にするほどでもない。本当に曖昧な気分であります。そんなとある外出直帰の平日、御茶ノ水解散だったので、本郷三丁目へ出向き「こくわがた」でうどんを食おうかと散策してみました。実は、ラーメンに足して後ろめたさを感じながら・・・。
 

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 ところが、道中でここまで来たらなら「中華そば にし乃」もいいよな?と一気にラーメン方向に気が振れました。ああ、なて優柔不断なオレ。食い物には助平・・・そんなタイミングで出会った店!。それが「NOODLE SOUNDS SHIMBASHI ORAGA」。
 
 おいおい、そんなにオレを惑わすなよ。あの「新橋おらが」の系譜がここにああるなんてよ!!!。「おらが」系譜なら無視できないよ、仕方ねぇ・・。一気に予定変更。「おらが」ならぬ「ORAGA」へ突入!
 

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 さてこの「ORAGA」。ラーメンデータベースの備考欄でもわかるように、色々と変遷を重ねておられます。まず10年以上前、ラーメン本で評判だった「新橋おらが」がスタート。当時オレは東京出張で前日入りしてまで食った記憶あります。懐かしいな・・・・たまたま夏日にエアコンが壊れた日に訪問して、店内は従業員と客どもの汗の酸っぱさが充満!。そんな中で豚骨魚介のつけ麺を食った覚えが今でも鮮明。テーブルセットの酢が意味ない状況の中、ここからこの店は何となくハマったのだった・・・。
 

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 後日、おらがファンの麺友さんと接触することとなり、いわゆるオフ会に一番参加した時期が続く。そしてマッカーサー通り整備が本当に本格化してビル改装で立ち退きを余儀され、「おらが」は五反田へ移転。記憶ではこの時期あたりから「ホタテ69」の本格的に始まったと言う記憶(間違ってたらごめん)。当初順調そうだったが、五反田の水が合わなかったのか・・・やはり、新橋に舞い戻ってまた営業開始。この時期には確実に「ホタテ69」は看板人気メニューになってた。ところが、何か事情があってか突如閉店気味に・・・。
 
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 今「孫作」がある向かい側に「大斗」があったんだが、その後そこに移転。この時点で「大斗」ファミリーになったと聞き及んでおりますが、創業者の方は家庭的な事情があって去っていったとのこと。そして「ホタテ69」のレシピは大斗に受け継がれ、今に至ります。創業のご店主までもお元気かな・・・。ハーレーが、今では農耕トラクターに変わっているかもしれませんが、喜び感じられる健闘と、安らかな日常があることを祈ります。
 
 
 
 
<全体&スープ> 結構動物系エキス感じる魚介感!ホタテの香りに塩気の混じり!2019バージョンは塩ラーメン???
 
 さてそんな「ORAGA」は、五反田時代から、SOUND系に店の雰囲気が変化したよね!?。それを受け継いでいるような店づくりが、何となくポリシーと愛情を感じます。オレみたいな80年代90年代を謳歌した世代は、アメリカンなロックでラーメンをすすることも厭わないです!。訪問したタイミングではたまたまですが、00年代のMTVっぽい映像が流れてましたが、ポリシーはOK。そんなファンキー気分なタイミングで配膳が完了しましたよ・・・それはこんな感じ。
 

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 おおお!久しぶりの対麺とあって気恥かしいほどに・・・妙に垢抜けてとても旨そうじゃないか!。ワイルドさが少し漂うオリジナルの「新橋おらが」のスタイルから、今となっては随分とスタイリッシュになった!。その証拠に「柚子皮」のトッピングだ。そしてメンマの揃った並びと質感のさっぱり感に、計算された「海苔・メンマ・炙りチャーシュー」の配置が素晴らしきかな。まさに2019版リニューアルと言ってもふさわしい進化ぶりですよ!。
 

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 見た目から先制パンチを食らいながら、まずはスープをすする。正直言って、うまい!分かりやすくうまい!。「ホタテ69」と言うからホタテの風味を感じるのは当たり前なんだが、これまで食った記憶の中で一番すんなりと旨味にたどり着くフィーリングです。69(ロック・ROCK)の魂感覚もありなむが・・・かなりオリジナルの古い記憶からはスマート。なんでこんなに食いやすいのか。ふと閃いたんですが、今回の「ホタテ69」はとても「塩」感覚が深かったことが一因かと感じます。ホタテがとてもすんなりと滋味が伝わってくる訳は、「豚骨感」「魚介感」がオリジナルより抑えられてるかと!?。そして結果的に、「塩系」のニュアンスが表に出てくる。塩味演出に「柚子皮」等があるのも頷けるのです。
 

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 でも「塩ラーメン」とも言いきれない。それはそうは言っても「動物感」が深い。スープをすすった後に口元に張り付くようなネトネト感・コペコペ感が、まるで伝統のように再現されているのだ。そうそう!この貼り付きがないと「ホタテ69」じゃないよね。この成分は主にコラーゲン??。そのコラーゲンは豚と鶏にも共通するのだけど・・・これほど濃密な張り付きエキス感は、「鶏ならモミジ」「豚ならカシラ」と思ってしまいます。個人的には前者のような気がするが、そうなるとスープ分類では「豚骨魚介」「塩豚骨」と言いきれなくなるし、かなり困らせてくれるじゃないか(苦笑)。
 

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 やはり単にレシピを受け継いだだけでない、工夫と進化が伺える次第。うまいからと言って安穏としておれない、凄まじさも少し感じるのでした・・・・・。
 
 

 

 
 
<薬味?> 薬味の様で具材の様な〜大粒キュービーな玉ねぎと大根!?
 
 ラーメンはバランスが大切。スープが変化進化したらな、その他もそれなりに調整していかないと、全体調和が取れないと言うもの。一番驚いたのは玉ねぎみじん切りです。まず一つ目は、かなり微塵と言えないくらい、ワイルドな粗みじんだなと言うこと。もはや玉ねぎの粒を齧るような感覚で、レンゲですくって食う。スープに溶けたり、麺に貼り付くようなサイズ感ではもはやない。薬味の枠を通り越して、具材化しているような印象です。
 

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 そして玉ねぎと思って食ったら一部は「大根?」。微妙に歯ごたえが違うな・・・と思って見てみたら、粗みじんのサイズが揃ってて分かりにくかったが、大根じゃった。ひょっとしたら見間違い?勘違い?。てっきり玉ねぎの根に近い部分を荒くカットしたのだと思ってたが、どうもそれだけじゃ片付かない歯ごたえがある。柚子の風味に染まれば、あまりそれらが差分を感じ取れなくなるので、これは面白いな!。
 
 

 

 
 
<麺> 濃密スープを受け止める中太麺!ヌチヌチ歯応えに麺の風味!徐々に沁み入る汁のエキスで腹持ちよし!
 
 色々と変化した上に感心の唸りを上げていたところで、麺に至りますが・・・これは、安心安寧の旨さ。記憶の中のイメージとそんなに差異がない。懐かしさそのままで受け止めて旨しと思いまいした。多加水系の中太麺。やや平べったい形状でも、ボコボコ感がある。縮れやよじれと言うほどでもない、微妙なソバージュフォルムがまたいいね。すする分にはライトで、舌触りや喉ごしではそれなりにシルエットを感じさせるから楽しめるタイプ。
 

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 またヌチヌチと密度感あって反発するのも食ってて楽しい。個性的なスープには、これくらい個性で受け止めたりぶつかったりしないとバランスが取れんと思うが、それのイメージにはぴったりです。粘度がスープにはよく絡みまくるし、ボコボコ感の集まりに汁が絡みまくる。引き締まった食感は食べ応えにも通じるし、またワシワシと箸で運んでは噛みちぎるのも、ワイルド感あって旨くて楽しい!。麺量も160g程度はあったんじゃないだろか。これはとても腹持ちが良い!夜遅くまで全く空腹覚えず快適に過ごせるぜ!
 

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<チャーシュー> 片面炙りの豚バラチャーシュー!昔は焦げ目に興奮していたオレ!?
 
 まだまだあるよ。炙りチャーシューも確かに「ホタテ69」の特徴の一つ。しっかりと踏襲されてて、本当にこのレシピを大切にしているんだなと・・・愛情も感じます。その炙り方ですが、全身に均一にややハードぶりでとても嬉しい!!。炙りのセンスがオレに合う(爆)。ちょうど旨そうな炙りの加減がイメージぴったりで、炙り焦げが隙間ないから嬉しさハンパない。もう食う前からわかる旨さで、タレに十分に浸った煮豚タイプの豚バラ肉。それが主に脂身部分が焦げてより甘く感じるとともに、焦げで香ばしいんですわ!。この香ばしさが更に甘みを感じさせるので、無限大にうまいと感じるループに転じます。
 

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 少し振り返りますが、15年ほど前の関西転勤時代は、このようにチャーシューが炙られただけで、ウッヒョーっと喜び勇んでたものでした。豚バラ肉がデカデカでローリングされただけでも感動したもんだし、とにかくプリミティブに何にでもチャーシューには感動してたオレ。きっと当時こんな炙りチャーシューに出会ってら、400文字くらい駄文を連ねては感動の押し売りを伝えていたのでしょう(今と変わらんか・・・)。
 
 

 

 
 
総じまして「時は過ぎてもさすがの貫禄そして進化!ファンキー&グルービーに食って決めたい名作拉麺!」
 
 ・・・と言う感想。「藍は青より出でて藍より青し」と言うこともありますし、今後も気をぬくことなくさらなる名作への進化を続けていただきたい次第。次回はつけ麺にトライです。そんな感動と今後の応援を胸に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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