ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2961】 八王子 響 (東京・八王子) ラーメン + ノンアルコールビール龍馬1865

<純子を追いかけて・・・八王子>


 以前立川で「貝出汁しっぽりラーメン 純子」と言う、いかにも艶かしい店名ながらも、実にいい一杯を提供していた店が突然に閉店。そして暫く経ってから、ご店主復活のお店が、こちら「八王子 響」と言うことでずっと訪問を狙っておりました。個人的に八王子エリアでのラーメン活動には、トラウマがありまして・・・それでもようやく意を決して訪問いたしました。やはり食いたいもの食いたいじゃん。





 入店すると、狭いながらも清潔感アリアリな感じでスッキリ。店主と女性の小気味好いオペレーションが店内にも伝わる感じで、とても気落ちいいです。券売機で券を購入してたら、ササッと女性が券を回収に来られて、ひょっとしたらこの方が「純子」さんかと妄想したりして。ちなみに私のカラオケ十八番は「順子」であります(古い・・・)。そして私のラーメン系友達の嫁さんの順子は、カラオケがプロ級に上手くて・・・いやいや個人情報はここまでにしときます。







<龍馬に魅せられて・・・喉カラカラ>


 カラオケを歌ったわけでもないのに、妙にこの店に来るまでに汗をかいたのか、喉がカラカラです。クルマで来たものですから、仕方なくノンアルコールビールで喉を潤す。銘柄は少しこだわりがあるようで、日本ビール社製の「龍馬1865」と言うものでした。いや・・・正直舐めてたけど、「飲めるノンアル」です。糖質の甘ったるく余韻を残す部分はなく、それでいてホップの爽快感が味わえます。泡立ちがやや粗い感じもしますが合格!。ちょっと酒の通販「カクヤス」で後から調べたりしてしまいました。







<八王子系らしい円やか甘みのあるスッキリ醤油感覚がナイス!>


 それにしても、立川時代とはラインナップを大幅に変えましたね!。以前の貝系から、ラーメン(八王子系)、背脂煮干(燕三条系)、シビカラ(??系)と言うバリエーションで、しかも限定も定期的に入れ替えという気合の入れよう。今度こそはここで根を張って頑張ってもらいたいものです。今回はご挨拶と言うことで、定番のラーメン(八王子系)をいただきました。





 純子さん・・・いや違う、女性スタフから恭しく配膳されてからしばし観察。一瞥するまでもなく、八王子系のポイントをしっかりと重ねてますねー。誰もがチェクする玉ねぎの微塵切り。それだけでなく、醤油清湯らしいスッキリ感覚もポイントです。さらに表層の脂エキスの漂いにもチェックが必要。キラキラと大小の輪が広がる表面は、鶏エキスの表れそのものですよ!!。さらに表層を覆う・・・・ラードのような透明脂の層。丼の端を見れば、その境目とか輪郭が分かる。私の知識ではこれは立派な八王子系ですねー。いやはやご立派!研究心と表現力が見事です。





 肝心な味わいですが、過去のトラウマを振り払って思い出しながら食いました。鶏ガラベースの深くて透き通った煮出しとエキス感がしっかりと生きている!。胃袋内側の襞に入り込んで染み入るーーってな幸福を感じ取ってしまいます。何にせよ動物系のコクが深い上に透き通っているような軽やかさがナイス。そして醤油の輪郭もご立派。塩気ではなく「円やかさ」がじわじわと深い。尖が一切なくて甘みと化しております。そこには、トッピングのフレッシュ玉ねぎ微塵切りのエキスも滲んでいるのでしょうが、それだけとは思えぬ円やかさがすごい。節系の甘さが追加投入されとるのかと、妙に勘ぐってしまいましたよ・・。


     





<豚バラは皮が一番うまい!と理解できるチャーシューがここに!コリコリメンマもナイス!>


 バラ肉チャーシューが完璧です。レビューで何度も語っておりますが、豚肉は皮まで喰らうべし。皮部分がしっかりと削がずに残っており、そこにタレが深く染み込んでます。その皮下脂肪にはジワジワとそれが浸透しているのがわかります。脂は内臓脂肪より、皮下脂肪の方が蕩けるように柔らかい。外側に近いほどに。なので皮一枚剥いだような部分が最高に脂が甘いのです。そこにタレが一番染みている・・・。





 さらに感心したのは、このチャーシューは片面だけ軽く炙ってないか?と言うところ。美味すぎてしっかりと確認するまでに食ってしまったが、その切断面の炙り香ばしさがさらに泣かせるわけです・・・これは今の流行じゃないと思うけど、旨いんです。







<柔らかいクッシリ感覚!芯の風味もしっかり感じて旨し!>


 先客の配膳で、「カタメお待ちどうさまでしたー」って言ってたから、言えば対応してくれるのをすっかりと忘れておりました。でも結果的に、デフォルト茹で上げでも十分満足。正直言って、久しぶりの「八王子で食う八王子ラーメン」だから、何が本当なのか戸惑っていたのは確かかも。





 細麺ながらも、麺の風合いを生かしておりました。パツパツっとした低加水のそれではありませんが、密度感がやや低くても淡く芯を感じさせてくれて、前歯で千切ると風合いを残す。そして時間が経つと汁がゆっくりと浸透してゆき、味わいを含む麺と変化してゆきます。奥歯へ送り込むと時々フレッシュ玉ねぎ微塵を巻き込んで、麺と絡んだ面白い食感を与えます。そこを麺も玉ねぎももろともプレスして潰すところが妙に快感を覚えてしまうんですよねー。本音は大盛りなら替え玉で食いたいかな?っと思ったりしますが、それは野暮なんでしょうね・・。







 総じまして、「研ぎ澄まされた八王子系」と言う感覚でして、非常に出来もよく、研究心も感じる一杯でありました。650円と言う価格設定も八王子系のなんたるかを感じ取ってると、前向き評価をしたいです。こちらは、もちろん再訪問するつもり。駅からは歩くので、相当暇な秋か春の日にでもいつか!。それはそうと、立川時代の味は封印なんですかねー・・・。気が向いたら貝出汁復活も検討してくださいまし。てなことで毎回無責任なコメントで申し訳なしです。嗚呼、また今日も遅くなってしまった・・・・そろそろ日付が変わりそうなのでもう寝ますねー。いつものルールで詠ってから・・・。



   しみじみと
   すでに過ぎ去る
   夏惜しみ



   ちょっとお休み
   期末の多忙



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



東京都八王子市平岡町15-14 明光ビル1F


順子

順子