ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2153】 中華料理 日の出 (東京・大久保) もやしそば 〜店空間も味のうち!世代を超えた優しき中華そば

 気の抜けたというか、糸の切れた凧のように週末の解放気分で、新宿の電気屋とか本屋でぶらつき、公園でのんびりしたり、カフェで読書などして、散歩をどんどんと続けていたら、大久保まで来てしまった。なんとなく狙ってた行動なんだけど、最近「dancyu」誌等で妙に露出が増えた「日の出」さんに出没してみました。


   






 老人と思しき方々が、パラパラと席を占める。また安くてたくさん食べたいガテン系若者も集う。その一方で変わったデートをしてみたいような若いカップルも来店するなど、ジェンダーフリーな空気感がいいね。同年代と思われる方は、餃子とビール。お爺ちゃんは、チキンライス。若者は・・・エビチャーハンと野菜スープなど、バリエーションも豊かで昭和の食堂感覚満載。そこに、ラヲタの私が潜入調査。ラーメンがなんと400円という魅力的な設定なんだけど・・・・今はもやし気分なので「もやしそば」をいただくこととしました。


   











【定番の大衆あっさり系醤油!餡はやや緩めでサラサラ食えるタイプ】


 しっかし、いつもつくづく思うんだけど、大衆的な街中華屋に入るとその店の雰囲気そのものが、料理の味のうち・・・って感じがします。そういう意味では、この店は極上なのかもしれません。スペースの規模感、厨房のオヤジさんとホールの女将さんの連携の良さに、女将さんのお人柄というか・・・どこを切り取っても、絵になる店。それが「日の出」さんです。配膳された「もやしそば」ですが、これがワンコインというから益々ありがたみを増します。







 全体的な色合いはまさに、ど真ん中といった大衆的な盛り付け。霞みがかった醤油のブラウンは優しげ。スープにレンゲを指しれますが、餡の感じは穏やかでねっとりとしたものでなく、意外とサラサラ〜とベーススープにすぐ溶け込むかのようです。味わいとしても見た目通りに優しげ。醤油の色合いよりも、その豚肉のコクと野菜のエキスに丸められたような塩気のエッジングが心地いい感じです。まさしく、「定番の大衆系!あっさり系!」といった感じで、この店の常連さんと思しき老年の方々には合いそう。








 また「もやし」のエキスがいいですね〜。味が薄くなるので嫌いな方もおられるかもですが、微妙な水っぽいエキス感が私は好きなのです。独身時代に金がない時は、決まって「もやし炒め」。見栄えが大変に粗野な料理が得意でして、ずいぶんとお世話になったものです。卵ともやしは、今昔物価変動のなさでは王様ですから。そんな昭和の味わいを感じるもやしの味わいが、この店の雰囲気に非常にマッチしているので、よりうまさを感じるのかもしれません。薄めの動物エキスとのバランスも合うので、この一品では両者のコンセンサスがマッチしています。












【極細中華麺がクツクツと小気味好く食えてナイス!】


 中華麺がまた嬉しいタイプ。極細ストレートの中華麺。イエローな色合いがまたノスタルジック感を高めます。加水の加減というより、ねり水の個性といった締まり感覚がいいね!クツクツっと淡い弾力が前歯で千切る動作では嬉しい限り。これ、もやしの食感にも合いますよ。太いもやしのシャキ感と、細い麺のクツっと感。いい漫才コンビのような連携の良さに似ています。奥歯でもブチブチっと潰れる順列の感覚が気持ちよいので、いつまでも食えてしまうかも。








 すすりはもやし餡に支配されるのが定石なんですが、意外なほどにサラサラと食えるので、口当たりから舌触り、内頬の駈けぬけ感から喉越しまで、くっきりとしたシルエットを与えつつ抜けて行くような感じ。大衆系な味風景の中で、少しだけニュアンスの違いを感じて、そこまた興味をそそるところかも。












【人参・玉ねぎ等甘みを含むもやし炒め餡!歯応えもキープ】


 さてトッピングですが、もやしは太めのタイプを使用。根切りのないごく一般的なタイプで、よく見かけれる大衆系のど真ん中。良い原価率の要ですかね。しかし、人参の千切りとか、玉ねぎの入れ込みがあるので、色合いとか味の甘みという点では、色合いを添えてくれて嬉しいかも。安くて、早くて、うまい。その三原則が勝るなら、見栄えは二の次でよろしい。それが大衆系。全体感は雑っぽいけど、それが許せるのがこの店の魅力なのでしょう。













 総じまして、「店空間も味のうち!世代を超えた優しき中華そば」と言うそのままの捻りのない締めくくりでごめんちゃい! 街中華のラーメン・・・昨年からこの半年ほど、妙に心を捉えて離さないジャンルですが、今年はもっとお世話になるでしょう。大久保は通勤経路ですから、これからもちょくちょくお世話になります。名物「ルフィ炒飯」まだ食ってないし!詳しくは別途。なので詠います!



   麺求め
   休日ぶらぶら
   散歩道



   街に溶け込み
   気持ちよき哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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