ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1288】 Due Italian シオサイト (東京・汐留) 具だくさんSio


 疲れが取れません。最近、コンビニでリポビタンDを買う頻度がアップしました。それだけでなく、上位の強いのを買い求めるようになり、153円でコンビニで陳列しているレギュラー品では効き目が薄くなってしまっている。もはや薬漬けか・・・。お酒の量を減らしたり、休刊日を作ったりして気を使っているのだけど。この1年半あたりの激務とプレッシャーによる疲れは、私の細胞の隅々にまで浸透しきっていると思われます。・・・・責任者出てこい。そういえば、最近の会議で普通に状況説明しているつもりが、「○○さん(私)、愚痴になるのはまだ早いですよ」と普通に注意されてしまったことがあった(笑)。もはや破堤しておるのかもしれない・・・。







 ・・・などと考えながら、今回のランチラーメンは、汐留です。知らない間に、吉祥寺のこのお店の支店がなくなってしまい、嫁さんとのラーメンデートが台無しになってしまったことが以前ありました。これは残念・・・・、デートは別にしても、市ヶ谷はアクセスしにくいしなと思っていたことがあって、偶然に汐留店をネットで発見。一週間以内には突撃という実行の早さです。この一角のイタリアンな町並みにこのラーメン店のコンセプトは非常にマッチしますね。客層の90%以上は女性!しかも若いお姉さんばかり・・・、緊張いたします。歯科医の受付お姉さん軍団らしい方の後ろに着いて順番を待つ。普段のラーメン行列とは雲泥の差でっせ・・・。なんか一人感慨にふける私は、決して変態ではありませんのであしからず。ラーメンでは変態級のオタクですが・・・。

  








【スープ:さすが看板だけある・・・黄金の塩ダレ!塩気もマイルドで香ばしさもマイルド!】


<まさしく黄金の塩だれ!スッキリ感覚と濃ゆい丸みがビューティホー!>


 それにしても、文字通りの「金色」のスープに魅了ですな・・・。お高いだけありまして(笑)。配膳の瞬間は、そのきめ細やかな仕上がり具合にプロフェッショナルぶりを感じたりするものです。レンゲを静かに沈めると・・・ゆらりと白いレンゲの内側に黄色い液体がなだれ込む。鶏油系のゆったりした油がきらめきます。味わうと、その油の色合いに反して実にあっさりとして、塩気もあり、それでいて丸い味わい。どこぞの有名岩塩とかなんとか島の塩など使っているのかは不明。なれど、やはりこのブランドは塩のイメージが強く、それなりの質感はあってとても上品です。味わいとして塩味なのか、旨味なのかが区分けが難しいというイメージ。鶏ガラはゆったりしていて意外にも豚コクの濃度は低め。玉ねぎ系の香ばしさがピッチリと決まっている感覚が、とってもピントが合っていると思う。濃いようで濃くない丁度良い塩梅ですな・・・。





<ダブル玉ねぎ極微塵が揺らめいて、香味油と結びつく>


 個人的には玉ねぎの処理がとても印象的。配膳の瞬間にまず一番に目がいくのが、揚げ玉ねぎとフレッシュ玉ねぎのみじん切り。その微塵ぶりが極細粒という感覚でして、麺やレンゲの所作でいちいちふわっと粉のように舞う。それぞれが風味を醸し出すのですが、細かいから・・・気のせいなのか、香ばしさも柔らか。フレッシュ玉ねぎからくる自然の甘さも柔らか。歯ごたえというより、舌触りでその存在を感じる。


 その粉のように舞うダブル玉ねぎ(揚げ+フレッシュ)ですが、香味油の鶏油と凄くマッチする。スープの中でタレとして結合するかのようですよ・・・。金色のスープの中で、スノーボールの如く舞い上がっては積もる。食い続けていく内に積もりは薄くなっていくのですが、最後のスープをさらうときに、一瞬シャリ!という感覚を残して消える。まさにスープの具であるようであり、調味料であったりする感覚です、








【麺:カッペリー二感覚でスルスルといただける細麺ストレート!】


<多加水よりの風流なスタイル!色白でパスタ感覚か?>


 一見して、よく見かける崇高系な細麺ストレート。加水的には中から多の間のような質感でして、白めが色合いがまた更に上品にも覚える。なれど、スープの感覚とか、器の関係で・・・どこか洋風にも感じてパスタのようにも見える。前歯の当たり方としては、割とスパスパとリズミカルにちぎれる。そして舌で奥歯に運びすり潰しの段階になると・・・クチリと短いタップで消え行く。淡白な麺でありますが、スープの持ち上げはそこそこの高性能でして、スープの味わいがとても素直でクリアーに染みる。なので、味わいとしてもよく、更に玉ねぎの微塵も貼付けてくるからまた食ってて面白くも感じる。





<汁を吸い込み緩やかな滑りが上品!>


 さらによく汁を吸い込む系統でして、元々滑らかな状態なのですが、さらにゆらり揺らめくような滑らかさに変化いたします。少々多めにつまんで束になったところをリフトしても、まとまりの良い女性の黒髪のごとく、全体的にしっとりとした見栄え。これはなかなか女性へのウケがいいと思いますよね〜。さて、女性には「紙エプロン」の要る要らないの確認が入りますが、おじさんには何の確認もありません。というか・・・これだけしっとりしておれば、汁の飛び散りもないだろうとすら思える、よって、調子にのって、いつもの如く・・・ズボボボボボボボボボボボボボボボボーーーーーーっと啜り上げるのですが、さすがに音が大きすぎるのか、女性の他客の視線を鋭く感じる。もういい年したオッサンなのだから、気をつけようっと(苦笑)。







【具:定番的な仕上がりの中に・・・質感と仕事ぶりを着実に感じる!いわば見本的!】


<教科書のようなトロトロスライスバラ肉チャーシュー!>


 まーーー、教科書的なバラ肉ロールスライスであります。これ褒め言葉。お手本という意味。味わいとしても塩ダレより少しだけ濃くて、脂部分が舌の熱でとけるようでして、解れることこの上なし。麺を巻くのもひと苦労。仕上がり方としても上品ですし、これなら文句はないかと。欲を言えば、もう少し厚めにしていただくか・・・・もう一枚くれと言いたい。1000円というところが、どうも貧乏ったらしいオジサンとしては、引っかかるのよ・・・。





<見た目よりも醤油ダレの風味アッサリの味玉>


 味玉の色合いが深い褐色なので、これは醤油ダレの影響か?と食う前から勝手に想像。塩と醤油で喧嘩せんかと老婆心。しかし、意外にも色合いだけでして、実に卵の白身の風味が味わえるほどの淡白な塩気。黄身も周囲がカタメで中心部分がほんの少しトロミがある程度の仕上がり加減。これなら、黄身の粉が溶け出すとか、トロミがスープに混じって濁るという心配もない。その他、メンマは穂先メンマをほぐしたような感覚。麺と一緒に啜って、歯ごたえ食感の違いをハイブリッドで楽しみたいという感覚。旨し。








 総じまして、おしゃれなラーメン屋さんというには不釣り合いなほどに、イタリアンな店で、女性に囲まれるなか、オヤジ臭プンプンで平らげたというお話。最近のランチラーメンでは、大衆系中華ばかりを連ねて食っておりましたので、その流れでいってしまいましたわ(笑)。ええ加減・・・・大人になろうね。と自分に言い聞かす。目指せ!ナイスミドル!もう遅いか・・・・。なので詠います!



   いちびって
   スタイリッシュな
   ラーメンを


   ズルズルすすって
   雰囲気台無し


 ※いちびる:http://www.osaka-info.jp/ja/model/osakaben/html/0043.html


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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