ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1289】 TOKYO UNDER GROUND RAMEN 頑者 (東京・池袋) つけめん・濃厚・M


 中学時代の同窓会があったらしく、「同窓会本舗」のホームページで懐かしい顔を覗こうとアクセスしてみる。すると・・・・ほとんどダレがダレなのか、さっぱり分からん!特に女性の方などはさっぱり分からんかったわ。ほとんど地元京都か関西エリアに根を下ろしている方たちなので、自分だけ異邦人な寂しさがありますが、みんな生活感と年輪というものを感じるいい笑顔!おれもここ東京で頑張るわと思いつつ、昔のいろいろな出来事を思い浮かべては、にんまりとし、穴があったら入りたいような恥ずかしさを覚え、そして謝りたい気持ちにもなる・・・・。






 ・・・・などと考えながら、それが夢だったと気がついて目覚めればそこは「池袋」。原宿から代々木に到着するあたりで「もうすぐ新宿だ」と感じていたのに・・・・気がついたらこれだもの。この一年で随分と白髪がふえたけど、なんか鋭気を養うというか、こってりしたものを食わないと力が出ない。なので久しぶりに途中下車して、一番駅から近いつけめん屋ということで、「TOKYO UNDER GROUND 頑者」さんにロックオンです。本屋とさびしい茶店コーナーみたいな路地をくぐり抜け・・・明るい一角にあるこの店に突撃です。








【つけダレ:きめ細かい濃厚豚魚はさすがの実力度!サラサラしているようで・・・ねばりもあり】


<さらりと食わせるきめ細かい濃厚豚魚!後口にねばり>

 
 さて・・・見飽きた感じがまだ消えない濃厚豚魚のつけ麺ですが、はやり久しぶりには押さえておきたいというか、食いたくなる何かがありますね。池袋くれば、個人的には鶏っぽいのが頭に浮かびますが、珍しくつけ麺屋でへそを曲げずにラーメンでなくつけ麺を注文いたします。そうそう・・・つけめんって注文してから時間がかかることすらもう忘れかけている。何百杯も食っても進歩のない男です。さて、10分程度はかかったであろう配膳の瞬間ですが、まさに教科書通りなつけダレです。魚粉がのっかっている風貌に、荒削りな魚介の削りが泳いでいるというスタイルです。醤油ダレの濃さも感じる深いブラウンカラー。レンゲは口頭でお願いしない出てこないスタイル。静かに沈めてみると・・・非常に緩い粘りを感じます。



 味わいとしては、ご想像とおりまずは魚介の甘さが広がる。そして、こってりとした濃厚を感じる豚骨風味。そして意外にも見栄え以上にきめ細かいさらさら〜っとした滑らかさがあります。さすがは名店の流れ・・・・。味わいも濃い。コラーゲン感もさらっとしているなと最初の2〜3クチ目までは思っていた。されど、クチの周りのぺたぺた感が残るのに気づく。このゆったりとした滑らかさの奥には、モミジの投入を感じますがいかに・・・。





<魚粉の甘さと醤油ダレの塩気がバランス?!>


 非常に濃厚でもないと思いつつ、その甘さに身を委ねつつ・・・食い進める。すると水を欲してくるのですが、実は塩気も強い。濃厚つけ麺なのだから、計算の範疇でありますが、魚介の甘さの陰に、しっかりとした塩気が存在いたします。それも醤油ダレの塩気という感覚なのですがね・・・・。最近、めっきりつけ麺頻度が落ちているので、そういう自分の中のセンサー機能が効かなくなったけど、甘さと塩気のバランスは良いと感じて、バクバクと食い手を引き込んでいくパワーを感じます。後から思えば・・・ここに、野菜トッピングとか、葱追加などして、円やかに仕上げても良かったという後悔をする。やりようによっては、更に進化しそうな底力感は感じますな・・・。








【麺:非常にゆったりと穏やかな極太平打ち!ストレートさが美しく、質感も漂う!】


<非常にゆったりとした歯応えの平打ち極太ストレート麺>


 私を喜ばせたのは、実は麺の方かもしれません。実に奇麗な整形がいいですね!平打ちストレート麺です。しかも極太系でして、形状としては、ややオーバルな感じ。なので麺顔が非常にやさしい。向かい側におすわりのお姉さんも食べ慣れた感じで上手に操っておられる(本当につけめん屋への女性客って増えた)。


 多加水系の麺ですので、歯ごたえはモチモチ系。それでも反発はナチュラル系でして低レベルから中の間。一件コシのあるうどんかと思えるクチリとした感覚。前歯の千切れは、ぷつりぷつりと順に切れ込む。奥歯のすり潰しは、クチリっとしたあとに風合いを感じる。麺の密度感というより、やさしいグルテン感覚を楽しみたいといった・・・穏やかなる極太麺であります。





<張り付くようで滑らかにすべる>


 その形状から、貼り付きそうだなと感じておりましたが、つけダレにはよく絡みますものの、さらっとしていて「ぬるりん!」とした艶かしいスベリ心地でありました。喉につっかえそうにもならない・・・。この麺なら、あつもりにしても面白そう。水切りは完璧でザルなど敷かなくとも水は溜まらない。冷水で急速にしめられたというより、常温にもどされたという感覚で固すぎないというのも特徴。S(200g)とM(300g)が同価格。この質感なら、300gはペロリという感じだな・・・。







【具:タレのよく効いた塩気あるチャーシュー】


 チャーシューはランダムに崩れほぐされつけダレの中に沈み込んでいます。リフトすると細短冊状のそれが出て来て食む。バラっぽい部分だが、脂部分より肉質の部分が肉味として楽しめる。その中に醤油ダレのニュアンスを強く感じて、塩気が周囲具やスープよりもほんの少し強く効いている。丼にしても旨いタイプだな・・・・。メンマは短冊状で一般的な評価。海苔はお飾り程度の部類。やはり、個人的には味玉か野菜・・・もしくは葱を投入して派手にしたかったかも。ひさしぶりのつけめんなのだから、トッピング祭りにしてもよかったのだ。でも1000円を越えるのは・・・・ラヲタとしては、矜持が許さんところがありましてね(笑)。








【スープ割:濃いめの味わいで淡麗つけだれという感想】


 最後の楽しみスープ割りですが、ぐぐっと淡くお出しとして頂けるのかな?と思いきや、意外にそのままの味わいが、やや薄い程度のコッテリ感のこった味わいでありました。塩気の引きもそれほど変化ない。これなら淡麗系つけダレと変わらんなと思えど、これはこれでやっぱり旨しと感じるわけで、ぶつぶつ言いながらも、すっかり完飲してしまう。









 総じまして、まだまだ疲れが取れないなかを、そこを敢えてガッツリとつけめん食って、スタミナを養うという・・・・ラヲタとしては日常的でつまらない話。本当になかなか気分がスッキリしないなか、また次の仕事の山が来てしまったわ。ほんとにどこまでも、どこまでも、追いつめられるな・・・・。また電車に座ると「落ちる」ように眠りつづけることがあろう・・・。今度はどこの駅で目覚めるのだろうか。なので詠います!



   疲れ果て
   ぐるぐる回る
   山の手線


   目覚めて慌てる
   池袋かな



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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久保田麺業 埼玉つけ麺頑者(大) 420g

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