路地裏にフェスティブで心地よき空間
普段テレワークメインですが、さすがに年度末ですねー・・・色んな会議や打ち合わせで、出向かざるを得ない状況がずっと続いております。出社の連続です。すげー疲れるって思うけど、これ数年前までは当たり前のことだったのですよね。しかも数十年間ずっとそれ続けていたわけで(瀧汗)。コロナ禍以来、すっかりダメダメ人間になってしまったようです。
今回は、そんな中午後から出先ってこともあり、ランチ拉麺食って行こうと言う流れ。荻窪で乗り換えって算段なので、時間もあまりないし「餃子の王将」で2月限定を軽く食ってから行こう!って思ってたのだけど、11:30開店ってことで30分間計算が狂ってしまった。大型鎖系は11:00AM開店って思い込んでたー。こりゃマズイと慌てて踵を返して「春木屋」へ。ところが満席で店前行列少々。これじゃ間に合わない・・・という悪い流れです。なら諦めて「名代富士そば」かぁ・・・と思ってすぐ路地裏へと曲がったところに救世主が。それが「荻窪 武茂」。そういえば久しぶり!。ちょうど空いてたし急遽突撃してみましたー。
<全体> 明るく優しいマットな白濁味噌感!野菜高騰にめげず大盛サービス!大衆的に整う湯麺!
以前来た覚えはしっかりあるのだが、何を食ったかが思い出せない。とにかく明るくフェスティブな雰囲気と接客が実に好印象。だったらもっと通ってみ良いはずなのにと改めて思います。今回は、冒頭で「餃子の王将」で向かったのは限定の味噌ラーメンを食いたかったからで、その流れで、タンメン専門店で、味噌系タンメンを選んだという次第です。
そういえば、味噌でタンメンってあまりない?。都内は広いから探せばあるんだろうが、マイナーといえばマイナーなメニュー。券売機渡してから少し後悔もあったんだけど・・・実物見て激しく納得感ありました!。朗らかで優しいワイルド感あるところが何となく大衆系湯麺って感じさせる。またスープが独特のペイルオレンジ感覚で、不思議な白濁さがいいじゃないか。初見でこれは当たり!と感じてしまったー。
<出汁> 濃厚謳う通りにちゃんぽんにも似た豚骨系の白濁煮出し!アシスト的に軽く染みる味噌感!
さて出汁だが、これがまた面白い。タンメン・たんめん・湯麺って表記は色々あるけれど、基本的には清湯系の出汁に野菜炒めの炒め汁が混じって微妙に濁るってな展開だと連想してしまうもの。ところがこの出汁は、はっきり白濁状態なのでした。
その白濁感・・・大衆的にも上品な風合いを感じます。表現が難しいが、豚骨にやや圧力掛けたような煮出し感があるイメージ。そこが湯麺としてはちょいとユニーク。しかも見た目以上にサラサラで嫌味がない仕上がり。感覚的には魚介系を廃したちゃんぽんに近いかも。
そして味噌味は完全にアシスト役。風味としての役割でしょうか。しかしそれがまた良いではないか!。微白濁の豚骨煮出しに優しく溶ける味噌でペイルオレンジに近いカラーです。それと比例したような味わい構成。また野菜の汁がゆっくりと溶け出して融合すると、とても優しく感じる味わいに更に昇華って感じです。
<麺> 中太で微かにボコつく多加水系!出汁吸込み得意!もっちりスパスパと噛み締め後味素晴らし!
一度来た店で何を食ったかは、覚えている自信はあったのですが今回で崩壊しました。ちなみに調べてみたら前回は「炸醤麺」でした(そりゃ覚えてない)。
基本的にやや多加水系の中太でやや表面がボコついたようなフォルム。全体的に捩れといった感じはなく、ストレートをやや揉んだような感じです。粒仕込み感はなく、素地の風味を感じるというより、出汁を吸わせて味わいたいって感覚でしょうか。表面は実にツルツルとしており、啜ると口元とうち頬にもタッチして訴え掛けそうなイメージです。
なのでズボッと啜り始めると一気に滑らかに口の中に運ばれましょう。前歯で千切るのもプツプツと呆気なく剥ぎれる感覚だが、それがまた妙にハマる。奥歯で潰すもも呆気なく、一気に出汁と炭水化物が一体化した甘味が押し寄せましょう。今回は味噌が少し混じるところで更に楽しみがアップ!。
<ヤサイ> もやし・韮・キャベツ・玉葱・豚こま・木耳・人参蒲鉾黒胡麻少々!大盛無料が実に痛快!
タンメンで野菜は重要。ここで量や質が納得できないと凹みます。どのタイプのラーメンでも、具材がしょぼいと凹むのでしょうが、タンメンで野菜がそうだと取り返しつかないよな・・・・ってな不安は、全く無意味でした。このご時世でキャベツ高騰叫ばれる中、しっかり入っとる。また野菜は大盛無料とのことで、そのサービス精神にも頭が下がります。
構成的には、「もやし・韮・キャベツ・玉葱・豚こま・木耳・人参蒲鉾黒胡麻少々!」。豚肉と木耳とキャベツがやや少なめなところを、もやしと韮が頑張ります。
しっかし具材の野菜炒め自体が、単品でも納得いける仕上がりだから、タンメンの具材としても最良!。スパスパとライト歯切れる中太麺と絡むと、アツアツ!シャキシャキ!ザクザク!・・・そこにスパスパとした麺のコントラストを感じて素晴らしい食感かと!。
総じまして「これぞ荻窪グルメの穴場!?フェスティブな空間で爽快に食らう質実濃厚味噌湯麺!」
・・・と言う感動の嵐!。荻窪は飲み食いには奥深く色んなジャンルがある街だとは認識しておりましたが、濃厚タンメンとは痛快なほどに意表を突くお店かと!。穴場というより単に私がアンテナ低く見逃していたようです。これはちょっと今後定期的に通うと思われます。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!