ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5100】貝出汁 中華そば 竹祥(東京・吉祥寺)特製牡蠣塩そば + 貝めし 小 〜貝出汁スペシャリストが繰り出す冬の味わい牡蠣塩出汁!優しく染みる崇高牡蠣そば!

牡蠣というだけで吸い込まれてしまう・・・


 
 牡蠣とくれば反応してしまうオレです。牡蠣大好き牡蠣星人!。実はこの近くの永福町系を狙ってみたものの、店前の期間限定のポップが目に入ってしまい、牡蠣だというから無意識にこの店になだれ込んでしまいましたー。まさしく牡蠣というだけで吸い込まれてしまう・・・。
 
 
 

 
<全体> 牡蠣がライトに溶けこむ微濁の出汁!下支えの鶏と貝のエキス!肉と浅利つくねが目を惹く!

 
 うへへ・・・出汁の軽い白濁感にワクワクです。よくある牡蠣の拉麺という濃厚パンチ力とは裏腹で、いかにもじんわり!優しげ?といった牡蠣エキスの溶けこみですな。これが「竹祥」らしいという出汁感でしょうか。上品な牡蠣感に見えます。
 

 
 一方で、個人的には牡蠣貝出汁と鶏清湯のブレンドと感じられ、それら一体となったコク深さを感じ取ってしまいます。令和の今では珍しくもなくなってしまったが低温調理系のチャーシューは、やっぱり目を惹くね。続いて浅利を使った貝のつみれが目を惹く。やっぱ竹祥と言えばこれでしょ。浅利のつみれが嬉しい存在です。
 
 

 
 
<スープ> 柔らかい塩気に滲む牡蠣エキス!貝類と牡蠣のW滋味!鶏清湯が下支え!実に上品な纏まり!


 
 実はこの期間限定の一杯は、以前にも食った記憶です。その時は見栄えとは少し裏腹でパワフルだと思ってたのですが、今回は上品なまとまりと感じました(気分とか体調によったり・・・単に駄舌ゆえか)。牡蠣全体の味が濃ゆく広がるというより、じんわりと牡蠣が染みるというか、牡蠣というクセのある出汁なのにとても馴染み深ささえ感じるまとまりがナイスなのです。牡蠣のはらわたをイメージさせる黄緑色を感じさせることもなく、穏やかな味わい!。
 

 
 牡蠣だけでなく、この店のベースの貝出汁がいいバランスでしょうか。貝出汁&牡蠣で旨味を下支えしているのではと、妄想が妄想をよぶ味風景です。さっぱりとしたまとまりで収まるから、鶏清湯がコクを与えているのでしょうか?妄想が止まりませぬ。
 
 


 

 
 
<麺> 麩配合多加水ストレート麺!軽く風味を感じ汁をバクバク吸い込む!出汁と素地の一体感で滋味深し!


 
 全粒配合のストレート細麺。全く自信がなくなってくるが、加水は以前は中程度と思っていたものの、今回はやや多加水とすら感じてしまいました。でもそれがまた出汁にフィットした感覚で旨いのです。
 

 
 白い地肌がとても印象的で、麩がくっきりと表れて風流さすら感じます。序盤にはふわりと麺の素地から来る香りがあって、さすが全粒打ち込みの麺だと思わせます。しかし、とても汁の吸い込みが得意なようで、バクバクと吸い込んだ後で全体がとてもしなやかになる!。吸い込むのとは別に、麺が寄り添い汁を持ち上げるようで、益々出汁と麺の一体化が進む感覚 !。
 

 
 出汁の旨味に麺の甘味を感じさせ、塩気と甘味を噛み締めながら楽しみます。一通り味わったところで、メンマや青菜、そしてチャーシューを見つけては巻き込んで食らうのもいつものパターン(爆)。
 

 
 

 
<チャーシュー> 豚鶏2種肉!豚肩ロースの肉と脂の一体感!淡白旨味な鶏胸肉!牡蠣塩出汁を吸込み旨し!


 
 これも近年の流れ?。以前のような低温調理の半レアではなく、少しローストが入り脂の甘味と赤身の肉味が楽しめる豚肩ロース肉。噛み締めると、赤身の肉本来の味がしっかり味わえていい感じです。放置して後になって味わう・・・そんな少し熱った感じに変化した肉も旨いね。牡蠣の風味がほんのりと移ってるのもまた味が重なるようで旨しです。
 


 
 さて一方のの鶏胸肉。これは丁寧に整形されいい感じです。鶏の旨味が滲む中に、牡蠣エキスが寄り添ううようで、出汁の塩気と牡蠣の旨みの加わりもあり、旨さが芳醇!。出汁を吸い込んだ後を噛み締めると、肉汁が溢れ出す楽しみもあります。
 
 



 

 
<浅利つくね> 名物アイテム!貝のワタすら感じるブツ切り旨味!出汁を吸い込みジューシー貝旨味!


 
 これが楽しみ!浅利の身を粗めにぶつ切りにして丸めたんでしょうが、つなぎは無しなのか・・・浅利全てを味わえるようで、これは冷酒にも合いそうです。以前は少し汁気が少なく思った記憶あって、一旦スープに沈めてから食らいましたが、いやはやこれが貝と牡蠣のエキスが芳醇で濃厚となり、想像以上に味わい深し!。まさに貝がジューシーに味わえると言う展開です。
 

 
 一番気に入ってる店は、浅利のクチやはらわた部分も丸出しなぶつ切りであること。身も当然入っているがこれも剥き出しのような部分が残っているので、噛み応えも演出しているようです。旨し!次回は特製盛りをやめて、浅利つくね増量で行ってしまおうかと今から画策しております。これは激しくオススメ!
 
 

 

 
<味変化> 何と貝出汁!牡蠣エキスにバター!溶かすとマスキングするどころか別の牡蠣味として生きる!


 
 今回の一番のポイントは、牡蠣のインパクトでもなく、浅利つくねでもなく、実はこれ・・・味変に使ったバター。くどくならないかと一瞬思ったが、後半に一気に全部入れてしまいました。牡蠣の風味をマスキングしないかと不安もあったんですが、いやいやどうして!むしろ牡蠣をより感じる???。別の牡蠣味へ変化したような感覚で、新たに牡蠣味を楽しめることとなりました。
 

 
 牡蠣の滋味がコク深くなり肉厚にも感じる旨さに昇華!。少し洋風に転じた味?なのかもしれませんが、これは見事な味変でありました。全部じゃなく、半分少し多めがベストな量かもしれませんが、後からご飯ものとのコラボを考えれば全部でもok!。
 

 

 
<味玉> 見栄え穏やかな薄出汁感覚!味わうとカエシが効き目で凛々しくも濃厚な味わい!


 
 全く前回食った味玉の記憶がないままに食らうと、おおお!こんなに凛々しい味わいだったかと驚きです。ジュレ部分とトロミ部分は半分半分。薄出汁の深い浸透はよくある王道ですが、カエシが効き目に浸透しているようで、卵黄の味わいがどこか凛々しいイメージ。出汁のカエシが微妙に多めに効いているので、濃密な卵黄が明るくキリリとしたように感じました。
 

 
 へへへ・・・こりゃいいや!と思って、卵黄にカエシが効き目な部分を、芳醇な牡蠣の出汁に浸して食らってみましたが、これはこれで卵黄に牡蠣ってのも悪くないのね!改めて旨さを堪能!嗚呼、味玉の旨さはハズレなし!。
 

 
 

 
<他具材> 個性ある出汁の中に浮かぶメンマと青菜!ほっこり感と清涼感を与えてくれる箸休め


 
 ここまで語るつもりは無かったが、随分と個性的な味展開が続いた中で、丁寧なれどオーディナリーな味わいを見つけると、やはり気分はほっこりします。青菜は少し柔らか目な仕上がりで、それ故に青菜らしい清涼感の中にも甘味あり。また太めなメンマは薄味あっさりタイプで、繊維質はきめ細くてサクリと小気味よく千切れるのも快感!。これもお酒のアテになるタイプ!。
 
 


 

 
 
<〆飯> 貝めし!まさに浅利の旨さが詰まってる!残ったスープをかけて食らうと激しく旨し!オススメ!
 


 
 さて〆の貝めし!。気のせいか、ちょと浅利感がましてると思うのだが!。この店に来てここまで辿りつかねばもったいないと思う展開でした。貝出汁の炊き込みご飯には違いないのですが、フツーに思うしっとりした感覚よりは多少パラっとした感触。そして薄味仕立てで、米と浅利の旨味を素直に噛み締めて味わうタイプです。つまり、人によってはあっさりすぎる?薄味?と思うかもしれません。しかし、それは流儀として提案したいことがありまして・・・・それは「残った出汁をかける」ことなのです。
 

 
 透明なレンゲで2さじ程度で十分。パラっとしたご飯粒が、やがて軽くしっとりし・・・そこを箸やレンゲで少し混ぜ合わせながら食らうと、まさに浅利の滋味ワールドの展開!。浅利つくねと同様に、浅利身の全てを感じるような炊き込みご飯に、出汁の旨味が重なり合い、炊き込みご飯のようでもあり、貝出汁茶漬けのようでもあり、これが旨い!。小サイズとはいえ満足量あり。これは絶対に出汁をかけてから食して欲しいと思う次第です。
 

 

 
 
総じまして「貝出汁スペシャリストが繰り出す冬の味わい牡蠣塩出汁!優しく染みる崇高牡蠣そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。すっかり貝出汁拉麺も令和ではプレゼンスを確立したのではと思うこの頃。餅は餅屋!牡蠣は貝出汁拉麺店!。改めて牡蠣をはじめとする貝パワーを感じる一杯でございます。吉祥寺駅東側アトレから出るとすぐそこ。お買い物や通勤途中にサクッといかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通り締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

貝出汁 中華そば 竹祥

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