ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5312】蛤麺しちり(東京・荻窪)味玉入り蛤麺 + 貝のしぐれ煮ごはん 〜やっぱり看板メニュー!貝出汁貝飯貝三昧!駅近ビル地下店舗!貝好きなら是非是非いかが!

やっぱり看板メニュー旨し!

 
 荻窪駅南口で、割と鬼門なビル地下店舗に開業して1年。今回は、定着しそうな感じがしますね。こちら平日は昼は15:30まで営業してるし、夜は17:00から営業というちょっと頼もしいお店。いつも正午前後が忙しくてランチタイムにここ最近はフツーに拉麺食えない多忙な身としては、実にありがたいです。15:00じゃなく15:30ってところがまた嬉しい。正午からぶっ通しで2時間頑張って仕事に没頭した後に移動しても使えるという重宝さです。
 

 
 また、かなりランチタイムの遅い時間でも、そこそこいつも客入りがあるのが定着化を感じます。荻窪界隈で、サービス業をしていたらお昼休みはフツーに取れないワケだから、そんなニーズが確かにあるみたい。今回は、そんなサービス業従業員と思しき方々に紛れ込んで、看板の「蛤麺」を味玉入りで頂いてみました。
 

 
 
 
<全体> デフォでもしっかり3種肉!出汁は華やかな淡麗な乳白色!穏やかさと煌めきの蛤拉麺!

 
 おおお!やっぱり香り高さに貝の風合いが湯気にも漂う!この微かな濁りが蛤エキスの深さを伝えるようです。店の蘊蓄書きによると、香味油にも貝エキスを封じ込めてるとかで、その煌びやかさもあって中々に華やかな香り感アップです!。
 

 
 そしてデフォで3種肉というのが嬉しいね。近年は価格上昇傾向で一千円以内でフツーな感覚ですが、一千円未満に抑えて肉の華やかさな嬉しいじゃないか。蛤エキスに満たされた出汁に浮かぶ肉。熱気で蛤の風合いを鼻腔に感じながら、穏やかながら煌びやかな麺顔を見ていると、0.001秒間だけ恍惚に溺れます。
 

 
 
 
<出汁> 牛鶏清湯の鮮やかさに蛤エキスが溶けて仄かな白濁出汁!軽快な豊さとが滋味へと通じる!

 
 食い進めるほどに面白い!。こんなに旨かったのかと改めて感じます。初動はやっぱり蛤の出汁感。浅利は出汁感、蜆は地味感、そして蛤は「放出感」と個人的には感じます。確かに蛤にも「出汁感・地味感」はあるのだけど、それらバランス感がいいとこ取りにように良い上に、蛤独自の華やかな展開があるように思えるのです。そこが白湯という淡い濁りで視覚的に感動が定着してゆく・・・そんなイメージ。
 

 
 そして今回、意外と見逃しがちな動物系の工夫に感じ入りました。アニマルオフじゃないからやっぱりライトでも妙に食べ応えがある。でも動物系が過ぎると蛤が台無し。きっとここがこの出汁のテーマなのかもと今更気づきました。ここで面白いのは「豚だ仲間はずれ」な展開。牛と鶏のエキスで下支えしてるのですな。個人的には牛勝るイメージですが、蛤をマスキングしない動物感の工夫が素晴らしいかと!(ところが最近「蛤豚骨」という裏返りメニューが追加!次回それ食うわ!)。
 

 
 更に麺の風合いの出汁への溶け込み。食らい進めるほどに、麺吐き出しが全体に撹拌されるので白濁が少し進みます。そして後味の輪郭には少し甘味が残るのも印象的。 香味油にも貝の風味とアピール感が炸裂?若干、トッピングの肉の油が溶け出すのもあるけど、これは貝油?。植物系?(例:大豆絞油)のオイルに蛤を煮出してエキスを溶かした感覚です。
 

 
 
 
<麺> 品やかさと滑らかさが極まる中太ストレート麺!出汁を吸い込む甘味が実に上品な甘味!

 
 色白で上品さが溢れる。そしてその滑らかさ!更にしっとりした歯応え!あゝ優しい中太ストレート麺!。白濁な出汁に透けて見える白地が綺麗。やや多加水系ですが張りと弾力をアピールするタイプでなく、お淑やかと思わせる風貌でしょうか?。滑らかさが上品で、麺同士絡み合い箸ともつれて持ち上がりその仕草が滑らか。口当たりもソフトで、品やかな腰つきにより、啜り上げがとても平打ちにしては毎度毎度シルキーと感じます。
 

 
 更に出汁を吸い込んでから甘味すら感じるのがいいね!粉の質感がそのまま伝わるような素地の旨味が素晴らしく、噛み潰すと、出汁の旨味の奥に麺素地の甘味がある。蛤エキスに絡み吸い込みを始めてるが、序盤ではやっぱり出汁を受け止めた後の風合いが見事!。早い段階で出汁と完全一体化しますが、蛤エキスと炭水化物の一体感の、楽しさは高まるようです。奥歯で潰すと瞬時に唾液を促す・・・。今回はこの出汁を吸い切った旨さが素敵です。
 

 

 

 
<チャーシュー> 淡麗で上品な味わい!鶏豚3種肉!どれも蛤出汁をマスキングせず共鳴する旨さ!

 
 3種肉ってのが嬉しいです。まずは豚肩ロース!低温調理が既に熱でほてったような仕上がり!薄味に出汁が浸透するバランス感がナイス!これは元のソミュール液と出汁の旨味とシナジーあり!。薄切りなので、完全にほ出汁熱でほてってしまうが、それもまた赤身の肉味に貝出汁が滲んで味わいが高まります。脂身は溶けるが若干出汁にも影響与えている様子で、蛤出汁と脂身の甘味の合体が旨いのだ!。
 

 
 次に鶏胸肉!鶏肉の淡麗な滋味としっかり強めな貝出汁が浸透!テッパンの旨さ安定感でしょう。元から淡白な肉ですから、出汁とマッチすること必然の旨さ!。パフパフな優しい歯応えで、細かい肉繊維の隙間という隙間に、蛤出汁が浸透しまくりです。噛み締めるとスポンジのように出汁を吐き出して、鶏胸肉の滋味と貝出汁の旨味を口の中に広がる!。
 

 
 トリは豚バラ肉!蛤出汁を受け入れる脂身!微かに醤油ダレとローストの風味を感じさせる!周囲のロースト部分には醤油系の出汁を感じるとともに、焦げが香ばしさを醸し出し、他の肉とは違う旨さを感じます。脂身の旨さで貝出汁をマスキングすることはないです。
 

 
 
 
<味玉> 優しい甘味!蛤ベースとは思えぬ円やかな下味!白身柔らかく卵黄は崩れる柔らか仕立て!

 
 全体的にかなり柔らか!。食むとプルプルとした食感で、出汁が均一に浸透しており手間も感じます。かなりソフトな食感で味わいをしっかりと感じる白身の質感が非常にナイスです。
 

 
 卵黄はほぼ全体がジュレっぽい仕上がりとなり、少し緩さも残ってる仕上がりが好きな感覚。当然ながらしっかりと出汁を含んだ旨さだが、ナチュラルな甘さでそこがまた上品さを感じます。
 

 
 
 
<貝のしぐれ煮ごはん> 浅利のしぐれ煮に蛤出汁をかけて茶漬け風に楽しむべし!白飯に染みて旨し!

 
 小サイズで150円。しぐれ煮は味が濃ゆいイメージですが、この浅利は旨味がしっかりと感じられるし、浅利の量が多いので貝好きとしては納得感アリアリです。じわじわと貝としての旨味が全体に感じられる逸品!。
 

 
 へへへ・・・残った貝白湯のスープを少し足してかけて味わう。リッチな貝出汁茶漬けです。わかりやすい旨さの展開です!。実はこの店、日替わりの限定ごはんもあるんだが、結構それが他客のを覗き見れば凄く旨そう!。
 

 
 
 
総じまして「やっぱり看板メニュー!貝出汁貝飯貝三昧!駅近ビル地下店舗!貝好きなら是非是非いかが!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。貝出汁中華そば専門店という認識でしたが、実はサイドメニューが頻繁に変わるし、限定メニューも器用で入れ替わりかなり器用で味の引き出しが多そう。それでも貝出汁純度高さが楽しめるエキストリームさは健在です。荻窪駅南口すぐ側だしフラッと下車した一杯啜るにはもってこいかと!。特に貝好きなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
 

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