10年ぶりの永楽!賑やかさと雰囲気が変わってない!
8月はとってもとっても忙しくて、これまでの会社員人生の中でも、特に印象深い一ヶ月だったのです。そんな中で実に久しぶりに会社に呼び出され(別に悪いことしてない)、一通り業務をこなしてからやってきたのが大井町です。やったらめったら、大衆的に和みたい感覚だったので、ぼんやり過ごそうと思って訪問した実に遅い昼飯の午後2時前に来店。満席だった:汗。
ところで町中華とレトロな中華そば店との線引きが難しいところですが、ここはチャーハンが大人気!そして餃子も多く出ており、ラーメン食わない人も多数。ほぼ町中華と思って良いかと。
<全体> 漆黒の焦がし葱に王道のもやし餡掛け!大衆的贅沢感の迫力!
一人客でも相席当然でございます。しかもテーブルが小さいから、間に置かれたアクリル板が店の雰囲気とは実にミスマッチです。年頃同じ位の女性一人客と真向かいになり、側から見れば熟年夫婦と思われたでしょう:爆。
さてその拉麺。漆黒の焦がし葱・・・これぞ永楽って感覚です。フツーの中華そばにこれが垂らされるだけでも迫力的ですが、今回は「もやし炒め餡掛け」がプラスされとる分、和やかな贅沢さに溢れるような麺顔です。トロトロ餡掛けにすでに焦がし葱が溶け込もうとしているその刹那さも愛おしい。周りを見渡せば、これ頼んでる人皆無でしたが・・・これって結構、名作だと思える仕上がり具合ですよ!
<スープ> 実にあっさり系な香味野菜と豚煮出し!そして香味油に溶ける焦がし葱の甘味!
もやし炒め餡掛けが溶ける前に、慌てて味を確かめますが、ううう・・・優しく円やかな清湯系豚煮出しがナイス!。ゆったりとした動物系の甘味を醸し出す一方で、確かなる香味野菜系の軽やかな滋味を感じます。そしてやっぱり、焦がし葱の香ばしさに溶ける甘味が秀逸!。これだけ瓶詰めで売ってくれても良いね。香味油は、ラード感がサラリとしててそれが焦がし葱にフィット!。あゝ・・・この旨さ、来て正解。
<具材>本格中華の超高温炒めの野菜香ばしさ!そこにトロトロに絡む餡掛け!淡い塩胡椒系の旨さ!
ほぼ巷に流布する、イメージしやすいモヤシ炒め餡掛けです。それ以上でもそれ以下でもありません。シャキシャキ!熱々と炒められたモヤシ!それに合わさるニラと人参。蓄熱する片栗餡掛けがナイスです。はっきり言って夏場に食らうものではないかも:爆。
野菜炒めの香ばしさ、そこに弾ける野菜甘み、薄味塩味に醤油系の出汁が溶け入り、焦がし葱が絡みます。それだけで白飯がたらふく食えそう。豚こま肉が意外にもふかふかと柔らかいのもいい。
<麺> ちょいとオーバルな平打ち風な麺!ちゅるちゅる滑りながら餡掛けと絡み野菜を絡めて持ち上げる!
平打ち系の麺なのですが、膨れた面構えで断面は、ちょいとオーバルな印象です。極細なきしめんにも連想してしまいますが、そこにスープの漆黒とコントラストを構成して色白に感じるからより旨そう!。
そして柔らかさがいいね。先客は柔らかめとご指定するのもあって、この柔らかさが餡掛けに溶けた出汁と野菜具材を自在も絡めて持ち上げます。実にスパスパクチクチと歯切れ良いところも心地よく、奥歯で潰すと甘みすら覚えるようです。
総じまして「庶民派の王道の中華食堂餡掛けラーメン万歳!サラリーマンの心を満たす極楽拉麺!」
・・・と言う感動の嵐!。10年前に訪問したときより遥かに楽しめました。やっぱり歳を重ねると行き着くところはこういう味わい!この雰囲気なのかしら。結構ボリューム感もあるため、若い方にも人気あって繁盛ぶりがわかります。すでにまた来たくなってる!大井町でランチなら激しくオススメかと!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。