ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4827】中華そば べぃしっく(東京・吉祥寺)白みそ中華そば[平日限定]+ すき焼きご飯 〜ワイルドさに美意識!そして完成度!創作意欲を感じる崇高味噌麺!

応援し続けたい・・・そんな間借り営業の店

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 いきなり旨い!って新店って増えてきたけど、それなりに開店までの準備がハードルとリスクがとても大変そう。なので私は「間借り営業」というスタートを激しく応援します。開店機会が増加しつつ、休業店舗の利活用としてもナイスで、ビジネスモデルとして定着化しても良いのでは?。そんな中で・・・注目に値する店が、近場の吉祥寺にあるのがこちら「中華そば べぃしっく」さんです。Twitterをチェックしていると「平日限定」で白味噌があると知った次第で、仕事を調整しつつも慌ててブランチタイムに突撃訪問してみました!。
 
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<全体> 本格的な味噌麺の迫力を込めつつ・・・華やかさを忘れないハイカラ白味噌麺!

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 間借りだから色々と制約あるんだろうと思いつつ・・・注文してからしばらくすると、店主が大きな中華鍋を準備し出す。おいおいそんなに本格的なのか!?。野菜炒めが始まり、出汁と味噌が加えられ、香ばしさが店内に漂うのです。結構ワイルド系な本格さかなと思いきや・・・・配膳されたのがこの麺顔。
 

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 綺麗やん!優しさと清涼感とコク深さを両立成立させる見事なバランス感覚。優しい白味噌カラーが染み入る中で、メンマと豚肉が主張しますが整う様相。ちょっと面白いと思ったのは、薬味に茗荷が混じる味噌麺ってのが実にユニークだし、ハイセンス味噌かもしれませんぜ!
 

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<スープ> 野菜のふんだんな甘味!麦味噌に似た芳醇な甘味!濃厚なようでシルキーなコク深さ!

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 メニュー名で「白みそ」とあったので、京都人の私は西京味噌のイメージで入ってしまいましたが、そうではないのね。麦味噌の甘味が仄かに浸透する甘味ある系統???。とは言え札幌味噌系のラード感はない。全体的にサラサラとしているとも言えるが、いやいや、コクの深さはしっかりある。調理風景で見えてしまったが、少しばかりミルクが隠し味で足されているようで・・・それがジャストヒットかと!。
 

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 味噌だけでなく、ベースの出汁もしっかり下支え。鶏豚に鯖節&香味野菜が溶けてましょうが、野菜炒めの甘味と香味が素晴らしい!。炒めの香ばしさとそれによって生まれる優しい甘味が出汁に溶けてる。次第にチャーシューのエキスもじわじわと溶け出して、時間経過で旨さが高まる様子。
 

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<麺> 札幌味噌系を彷彿とさせるイエローマジック!ボコつく角細麺!外固イメージで出汁と具材に絡みつく醍醐味!

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 麺を、醤油とか塩とかとは全く変えてきたのね。味噌といえば札幌系!それを少しオマージュするのか・・・角細でボコ付くイエローマジックな麺です。茹で上げ絶妙で、感覚的には外固イメージな地肌に、味噌出汁が濡れ、やがてじわじわ吸い込まれてゆくような旨さ。潰し込みによる密度感は強くないようで、スパスパと小気味よく前歯で千切れ、奥歯で噛み締めるように潰すと味噌の甘味を同時に感じる旨さでしょうか。
 

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 へへへ・・・そして野菜が絡みまくるのだった。スパスパと切れ込む麺の合間に、ザクザクとした野菜の歯切れが絡み合い、茹で上げと炒めの味わいが一体化するようす。これが味噌麺の醍醐味といえましょう!。
 

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<肉> シチューのようなトロトロ煮込みの豚肉!その塊をバーナー炙りで香ばしさを演出!更に味噌出汁を吸い込む!

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 こちら、肉のこだわりが強いようで、それは米沢豚。超分厚くて塊のような煮豚が投入されます。店の奥の鍋に煮込まれ浸った煮豚がある。つまり煮豚。肉を分厚くブロックカットしたものを、煮てトロトロな状態に仕上げます。出汁と肉&脂の本来的な味わいが高まる。そんなとことで炙りが後入れされます。
 

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 ははは!そこに今回はコク深い味噌出汁を吸い込むわけだから・・・もう旨いにきまてる。白飯に最高に合うはず!。ルーロー飯にして旨しかと!。
 

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<具材1> しっかりした野菜炒め!モヤシ・キャベツ・タマネギの甘味と香ばしさ!出汁に染みる!

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 脇役で一見して分かりにくいかもだが、しっかりと野菜が入ってる。定番はモヤシだろうが、これも炒めたところで出汁を含んで、しなった歯応えもマッチする旨さ。ところがこれだけで終わらないようで、野菜の甘味といえば多様な「キャベツ」「玉ねぎ」が多く入っていたのだった!。それがますます出汁に溶け出して旨さが高まる!。
 

 

 
 
<具材2> ワイルドさに風雅が漂う!白髪ネギに混じる清涼な青葱と茗荷!

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 味噌系にはモヤシ!これは定石ですが、白髪ネギまでは常識の範囲として、白髪に加えて青葱!しかも小刻みに特徴を変化させつつ、茗荷の刻みを忍ばせるなんて実に粋
!。味噌の風雅に、薬味の清涼さを漂わせる展開が実にナイス!。
 

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<具材3> 材木メンマ!優しい出汁の深い浸透と歯切れ良いで美味しさ快感!

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 隙を感じさせない作り込みですが、やっぱりメンマも同様。素晴らしい材木メンマで、優しい出汁がしっかりと浸透した味わい。しかも維質が細かくて柔らかく、前歯を当てて力を入れると、どの方向からでもサクリと気持ちよく千切れます。あゝ・・・美味しさ快感!
 

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<〆飯> 盆栽を眺めかの如しな美しさと完成度!極上すき焼きご飯!美意識すら感じる丼!

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 実は本題はここからかもしれません。ちょっとびっくりしたかも。拉麺から少し経って配膳された瞬間は・・・美しくてたまらんかったわ。小ぶりな丼でしたが、存在感がありまくって大変なのです。まず卵黄が目を惹くが、これはこの店特有でもなかろうか。まず注目すべきは「ねぎ」です。あゝ・・・醤油出汁に溶けが牛出汁を吸い込んで、今まさに溢れ出そうとするかのような艶かしい艶やかさ!。実際に食らうと天国です。噛み締めると、すき焼きタレに滲む牛肉エキスと辛甘い醤油感。ネギの甘味がコラボです。
 

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 甘いだけでは締まらん。苦味も旨さと言わんばかりに春菊のフレッシュさが広がる素晴らしさ。それを堪能した後は、本体の牛肉を味わいましょう。まさしく牛鍋の旨さで、醤油タレで煮込まれた肉身と脂身がうまくて、これで白飯が無限大に食えそうな旨さ!
 

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 そこで・・・・ようやく卵黄を破って蕩かせて全体に絡ませるのです。肉と絡ませるとダイレクトにすき焼き風なイメージ。白飯に絡めると、牛肉エキスが混じる卵かけご飯のような展開に広がります。このサイドメニューは、いつもあるとは限らないようだが、あったら絶対に食らうべし。小ぶりに見えて量が多い。あ、そうそう・・・白飯自体も旨いと補足させていただきます。くどいようだが絶対に食っとけ!。
 

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総じまして「ワイルドさに美意識!そして完成度!創作意欲を感じる崇高味噌麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。初訪問なら、まずは醤油をいただいて欲しい!そこに味の美意識感じるかと!。そして味噌麺を食らうと創作系の実力を感じることでしょう。間借り店舗にしては実に味のテクニシャン!。いずれ独立一本立ちする日まで応援し続けますよ!だからみんなに激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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