ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4077】 ラーメン 十味や (東京・西荻窪) 辛みそチャーシュー + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜通り過ぎるには勿体無い!一回食っとけ、ちょっとした隠れ名作辛味噌麺!

ゆく冬を惜しんでガッツリ辛味噌チャーシュー!
 


ラーメン 十味や (東京・西荻窪) 辛みそチャーシュー + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います


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 とある天気の良い休日。観光地や繁華街は、例のウィルス騒ぎでちょっと人は少なめ。だがラーメン店にはあまり関係なさそうです。ちょっと用事があって出遅れたが故に、中央線界隈の人気店はどこも行列ー。最近、並ぶのに疲れてしまってやる気が失せます。しかししっかり爪痕残しておきましょう。この日は、こんな時しかないだろうと課題店に突撃。それは「ラーメン 十味や」さん。確か新宿西口にも同じような屋号があったが、関係あるんでしょうか?。
 

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 メディアやネットの露出度はかなり低めだと思うが、いつも青梅街道をクルマで流していると目に入るものだし、客の出入りも見かけていたんだよねー。ラーメンアプリでチェックしても中々好印象。場所が駅から少し歩くのでこれまで躊躇ってたんですが、こうも天気が良いならお散歩ついでに丁度よしです。
 

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 入店すると気さくなご店主の対応。そしてパートさんもすこぶる愛想が良い。飲食店はこうでないとね!。先客2名もまったりと過ごして超リラックスしてるのが良いね。オレもそうしよー・・・。初めから味噌系にしようと思って来店したんだが、味噌がオススメと言われるとやっぱりそれだよね。気分が良くてついついチャーシュー追加のメニューをコール。思わず売り上げ貢献にビールも追加。
 
 

 

 
 
<酒> サッポロラガービール赤星:もっと早く知ってればチョッパヤで訪問してたはず!

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 おいおい!なんだよワンコインだったからフツーにスーパードライの中瓶でも出てきたらラッキーだと思ってたところに「サッポロ赤星」が登場ですよ。おいおいだったらもっとココ早くきてたよ!これを嬉しい肩透かしと言うんだろう・・・。
 
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 もう陽射しは春めいて、ここ来るまでに身体があったまってたから、冷たいビールは最高!。ゴクゴクの喉がなるー。後味のズシリとした苦味と濃厚な清涼感に、プハーっちゅう絵に描いたような反応したくなる。もうビールを注ぐピッチが止められない。ラーメン来る前にほぼ飲み干してしまう旨さであります!。
 
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<全体> 想像以上の辣油のパンチ!そして豚ばら肉のお祭り状態!デフォで腹パン確実!

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 いかんいかん、チャーシュー麺にしたのは、多めの肉をビールで流し込みたかったはずなのに。しかも、丁度ビールで腹が張り出してそこそこ満足感でてきたよ。少し遅めで出てくれないかなー・・・と思ってたんだが、こう言う時に限って配膳は早い(笑)。それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!何気な気分にこの迫力!味噌の深みに鮮やかな辣油が降り注ぐではないか!しかしそれ以上に肉迫力がハンパなし!。全部大判なる豚バラ肉でお祭り状態ではないか!。そしてメニューサンプル以上のボリューム感が泣かせる。ご店主のナイスな張り切りとサービス精神に感謝極まるのだった・・・。
 

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<スープ> 味噌玉の甘辛風味と豚骨エキスのジットリ感!そこに辣油がシャープに響き渡る!

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 まずはスープを味わうが・・・ちょっと懐かしい味噌感のようで、それが思い出せない。そして旨い。何系と言うジャンルには当てはまらず、一般的なラーメン専門店でよくある風合い。しかも上京したての寮住まいの頃に少し通った店を思い出す。確実に旨い豚骨ベースの煮出しに、味噌の辛味が溶け込む。豆味噌由来の確かな塩気と熟成した風味に、豚骨エキスが溶け合って円やかに仕上がってるのがいいね。
 

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 そして辣油が実に合う!。少々入れ過ぎるぐらいでないと、納得できないオレとしては丁度良いですよ!。ごま油系の円やか香ばしさが更に旨さを高め、更にカプサイシンのパンチ力でその円やかさが凶暴性を増す。それが全体に溶け込んで汁をすすり上げる度に、ズドン!ズドン!と空腹感に刺激を与えるような感じ。もう旨さを感じた瞬間から、私の暴走モードが止まりません。
 

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 そして後半になればなるほど、自分も刺激に慣れてきた上に、モヤシの甘味や麺の風合いも溶け出し、落ち着きを感じる辛旨さにゆっくり変化してゆきますね・・・この一杯は当たり!。
 
 

 

 
 
<麺> もっちりさと密度を両方感じる中太ストレート麺!ハードな汁と具材をガッツリ受け止め旨し!

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 中々本格的な雰囲気もあり、麺が気なりますが透明感があるタイプ。味噌だと西山製麺とか森住製麺などを連想してしまいますが、それらとも違うオリジナリティです。縮れがない、と言うかすっきりするほどにストレート。そんなに黄色い発色感もないところが、純すみ系とは明らかに違う部分でしょう。
 

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 この歯応えが面白いです。前歯でプッツリと弾けるように千切れたかと思うと、奥歯ではモチモチ感がはっきりしてくる。しかも密度あるようなハードさを併せ持ち、熱ダレなど気にせず。モヤシなども非常に絡みまくりなので、ワシワシと食らうのも一興です。
 

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 しっかりと麺に風合いも感じさせる。なので、辛味インパクトのある汁や、ガッツリしたチャーシューにだって負けてない受け止めもしっかり感じます。麺量は個人的に180g程度と感じましたが、ボリューム的にも満足感ありありです。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> まさにトロトロ蕩ける脂身とフカフカ極まる赤身!香ばしさもたっぷりな肉充実!

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 実に見事なチャーシュー。記憶の中では6枚。全部豚バラ肉なんですが、うち3枚は少しバーナーで炙ったかのような香ばしさもありました。全体的に柔らかさがすごい。箸で持ち上げると自重で崩れまくりで笑います。脂身のトロトロ感がナイスで、口に入れると蕩けてなくなりそうなくらいに甘い!。そして見逃せないのは皮に近い部分もしっかり残っているところ。ここにタレが浸透しており、ロースト部分が軽く焦げている。ここが最高に旨いよね!
 
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 赤味も極度に柔らかい!。汁を吸い取ったかのようなスポンジ状態な上に見事に砕ける。曲げるとザクリと筋肉膜が避けて割れ目が生じる。そこにドバーっと汁が入り込んで汁と融合したかのよう。これをそっと箸で口へと運ぶと・・・思わず白飯を食いたくなる衝動ですよ!。近年、お洒落なチャーシューが増えてきて・・・こんな原点回帰的な肉に埋もれたのは久しぶり!大興奮で食らいました!
 

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<モヤシ> 熱々さとシャキシャキさが痛快!咀嚼で甘味の汁が弾けまくり!
 

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 肉の柔らかさとは一転して、モヤシの歯応えはシャキシャキです。しかも熱々で、肉とスープの熱に挟まれ蓄熱キープってところでしょうか。その割にクタリもせず、一貫して瑞々しさを保っておりました。熱々さとシャキシャキさが痛快!麺に絡めたりして存分に旨さの活用をさせていただきました。
 
 

 

 
 
<味変①> 屋号に掲げる自信!七味ならぬ「十味」!・・・なんとも華やかな辛さの展開!

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 テーブルセットに七味ならぬ「十味」がある。店の屋号と絡むほど自信作かと思われます。自家製とのこと。蘊蓄には10の薬味の内訳を紹介していますが、七味よりはずっとマイルド。いや爽やかに感じるのでした。
 

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 せっかくですから試して入れてみましたが、辛さが強調されるどころか・・旨辛味に華やかさが増すといったところか。これは辛味噌でなくフツーの味噌でもう一度試してみたい絶品薬味かと!。激しくオススメ!。かと言って入れすぎ注意。
 

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<味変②> 摺り下ろしニンニク:やはり味噌にニンニクはテッパンアイテムっすよ!これも痛快な刺激!

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 もうこれは説明不要のテッパンアイテムですね。特に濃厚や辛系の味噌だったらなおのこそ。これにより一段と味わいにハリが出てきますから、これも忘れずに試したいですね。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> あっさり優しい卵味主体のまろやか塩味玉!ナイスな箸休め!

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 非常にさっぱりした味玉。ハーフサイズであったが嬉しくもほっとする一品です。塩だれ系と思われるスッキリした色合いと浸透具合。白身は言わずもがな、卵黄に浸透するとナチュラルな卵本来の味わいを残すタイプです。濃厚で辛系な味風景の中では、このナチュラル感が非常に助かる旨さ。まさに箸休めの役割を果たしてくれます。旨し!嗚呼、やっぱり味玉にはハズレはないのだった・・・。
 

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総じまして「通り過ぎるには勿体無い!一回食っとけ、ちょっとした隠れ名作辛味噌麺!」
 
 ・・・と言う感想。ついついこの辺りの青梅街道はクルマがいい感じに流せるので、スルーしがちなのですが、慌てないならちょっと止まって味わうのもいかが?。また西荻窪駅から少し距離がありますが、天気が良いなら丁度良い散歩にもなりましょう。普段の生活圏の足元に、こんないい店いい一杯があろうとは、大いなる機会損失を犯しておったと反省です。こうなる前に激しくオススメ!。そんな今後の応援も込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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