ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3719】 中華料理 あさひ (東京・浅草) 四川冷やしそば 〜守るだけじゃない王道町中華の心意気!レトロ冷や中での間違いないヒット作

メニューが何でも揃う!町中華デパート「あさひ」恐るべし!
 そろそろ暑くなり始める季節。今回は、浅草界隈を散歩しました。
 
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 そして「冷し中華はじめました」の表示もポツポツと出始める頃ですね。私実は、数年前、3ケ月ほど「冷やし中華」にハマり過ぎまして、連日食っておりました。そのころのレポは下記の参考まで。ちょっと最近またむくむくと、冷やし中華にやる気を出し始めているところです。
 


 
 それでも東京の有名な冷やし中華は制覇しきれません。例えばこちら「あさひ」さん。ここを食わずして語れずと、ラヲタな私は、先日同僚から説教を受けました。知らないわけではなかったんだが、東京の西エリアの住人には少し距離が億劫だっただけの話。気温がとても上がった週末、いよいよ訪問させてもらいました。
 

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 おおおおお!何という店だ!ちょっと無愛想な案内に気を止めず、カウンターに座ってメニュー表を見た。ここは昭和の町中華の代表的なメニューが全部揃っているではないか!!オレが血眼になって探していたあれこれが、全部ある。例えば・・・・ニラそば・天津麺・ネギそば・サンマーメン(さんまんめん)・もやしそばなど。昭和レトロ麺のデパートかここは!。
 

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<全体&タレ> 馴染みの冷や中の甘塩酸っぱさの中に「豆板醤」!醤油感と酸味が一気にランクアップ!
 
 嗚呼、やっぱり浅草界隈って感じする「古いものは大切」っていう感じが生きてますね。それに郷土愛は格別に強いと思われ、あと客は地縁の方が多く、地元名店の息遣いを感じます。三社祭がそろそろということで、街全体が妙にざわついているのもいいね。祭り前のワクワク感のように、配膳前にワクワクさせて待っていた最高潮に、それは案外素っ気なく配膳されました。それはこんな感じ!。
 

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 おおお!これは好みの冷や中麺顔!「四川」という冒頭の修飾語で想像するに・・・妙に本格中華へ傾斜し過ぎて中途半端では困ると思っていた心配が一気に霧散!。しっかりと町中華コンセプト!町中華魂!をしっかり確保ですよ!まずそこがいいね。そしてその一方、トッピングだけで「四川の味風景」を伝えきるという自信。多少のお勝手流が混じっても無問題。期待を込めて混ぜ混ぜして頂く心構え!。
 

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 まずトッピングの溶け出す前のベースの味は、いわゆる日本の昭和の味わい。出汁に醤油と多少の味醂、そして酢を入れて調整したもの。実に町中華ソウルに響く味わいで、もしも紅生姜の汁が滲んでいたら・・・WOW!と叫んでいたかもしれない(心の中で)。定番がこの年齢になると嬉しいね(苦笑)。
 

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 さすが町中華の殿堂「あさひ」ですな!ベースの確からしさで安心した上で一気に、トッピングたちと麺を混ぜ混ぜし出します。適当に崩れたところで食い始めるのがオススメ。このテキトーーーー(適当)な混ざり具合が、後に味変化の楽しみとして大切なところです。急に話は変わるがオレの会社の同僚は、混ぜるものな混ぜるべしというスタンス。カレーライスもそう。以前一緒に飯食って、冷やし中華が完璧に混ざって分散したのを確認してから、「端っこ」から順列に食べ始める(汗)。そしてバリバリの文学部出身(哲学専攻)で面白いんだが、「お前のそういうところが変やぞ!」と人生損してると、都営三田線のつり革持ちながら説教したことがあるんだが・・・。いい歳こいて哲学部出身者にどんな人生観語ってるんやオレ。
 

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 話を元に戻します。
 いよいよここからが重要・・・トッピングを汁にじっくり混ぜる。「四川」と店主が謳った味の設計図がここで一気に具現化する!そこを錦糸卵とキュウリを混じらせながら味わうが「おおおおお!一皮向けた突き抜け感じるーーーー! SOOOOO COOOOOOOL!
 
 主に豆板醤という分かりやすいステレオタイプな肉味噌ですが、それがいいんじゃぁ〜ないか!!。豆板醤の風味が混じる醤油の輪郭は、一気に日式から大陸系な余韻に確変し、酢も何やら妙に余韻がふくよかさを増す。見た目は濁り出すのに、味わいは透明感極まるのか・・・。あとは具材の水分でやや淡く食べやすく働いているし、白胡麻がこれほどホッとさせるとは思えぬ嬉しさ。新たな町中華冷やし中華の可能性を見つけたような思いで、非常に嬉しいです。
 

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<麺> お馴染みの町中華らしい多加水で引き締まりあるストレート麺!面白いほどよく具材を引っ掛け手繰り寄せる!
 
 そして町中華系で多くを語りづらいのが「麺」。大衆一般的で、個別な差異を見つけにくのがコメントしずらい理由ですが、いいところだけをピックアップして伝えるのは容易です。
 

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 例えば多加水なのにモチモチしていない点。酸っぱい系の汁に染まり過ぎないような引き締まりを感じるし、プツプツと小気味よく切れ込むのは、千切り具材の食感とのハーモニーという点では、非常に完成された形式だと思えます。その千切り具材だって、水気の非常に多いキュウリと、水分を逆に吸い込みそうで柔らかい錦糸卵。それら一見真逆の取り合わせのようで、麺と絡めば爆裂の相性良さですよ。しかも、具材千切りカットと、麺の細さが非常にリンクしますので、とても巻き込みやすい。そこまで考えて具材を千切りしているんだとオレは思う次第。やるねぇ〜店の大将。
 

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<具材> 何時もの細切り胡瓜と錦糸卵、紅生姜排除で鶏肉辛味噌をトッピング!これが酒のアテにも絶好!?
 
 全体は複雑そうで実はトッピングはシンプル。記述の通り、千切り胡瓜と錦糸卵・・・そして肉味噌。この肉味噌だって、単に豆板醤だけじゃなく、胡麻ペーストも入っているのかもしれません。しかし醸造感の深い酸味と辛みがポイントで、全体を引き締めるにはもってこい。また肉は鶏肉を非常に細かくカットしたもの。それが面白くハードな食感として響く。これは単独でも酒のアテに十分なりうるね。
 

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総じまして「守るだけじゃない王道町中華の心意気!レトロ冷や中での間違いないヒット作」と言う感想
 
 ・・・ここはもっと早く訪問すべきでした。冷やし中華系は人気高いために今では通年メニューになっているとか。しかし他も侮れない質感みたいで、ちょっと今年はポツポツと定点観測に加えたい店です。今後ともよろしく。そんな応援気分に挨拶重ねて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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