串カツの旨い店「kushina copain(くっしーなこぱん)」のランチ営業
- <全体&つけダレ> 和でも中華でもなくちょピリ洋風?・・不思議な甘コク醤油ダレ!ハラペーニョ味変楽し!
- <麺> 胡椒の降りかかった中太うねり麺!少々暴れん坊なフォルムを強引にズボボっと吸引!
- <チャーシュー> さすが夜メインの料理屋の仕上がり!何もつけず薄味だけで十分旨しな鶏胸肉低温調理
- <味玉にハズレなし!> 浅いタレ浸透でほんのり染まった玉子本来味!タレに浸して食らおう!
- <スープ割> 淡いガラスープ系?入れ過ぎご注意
- 総じまして「ほのぼの甘みでガッツリ食える〜ちょい洋風独創的つけ麺!」
2月も半ばから後半に向かうと、年度決算見通しとか、来年度新体制・新人事など噂が飛び交いますねー。ただいつのころからか、年々興味が薄れてしまってるオレ・・・。先が見えてしまっているし、また考えて、悩んでもどうしようもないので、今を粛々と頑張るしかないと言う気持ち。そんな達観してたオレに、余計なことに噂を吹き込んでくる後輩がおったりして・・・それでまた凹んでしまうヘタレなオレでもあります。とにかく組織って疲れる・・・。
疲れたからにはラーメンだ!。ラーメンデータベースで通勤経路上で新規登録されたからには、行かねばなりません。それにしても、 野方ホープ軒目黒店の2階にある、洋風串カツ屋さんのランチ限定営業。ラーメン屋の上で限定提供という挑戦的な取り組みは好きです(笑)。この界隈はラーメン銀座状態ですから、目立つのにも一苦労。単に看板を置いただけでは、スルーされてしまいがちですな・・・。少し急な階段を上ってゆくと、若者向けの洒落た居酒屋風な店にぶち当たります。
ちょっと洒落で営業しているような感じじゃなく、「つけ麺」と書かれたシャツ着て店主は気合十分。天然素材しか使わないところも心意気として伝わりますし、流石夜メインのお店だけあって、接客は至極丁寧でございます。メニューはひとつ「特製173つけ麺」のみ。「自信があるので、この一品のみでの勝負です」とメニューに表記あり、これは期待のハードルを上げまくりですよ~。
<全体&つけダレ> 和でも中華でもなくちょピリ洋風?・・不思議な甘コク醤油ダレ!ハラペーニョ味変楽し!
それにしても・・・気軽さとスタイリッシュさが馴染む串カツ屋です。関西オリジンなオレにとっては、串カツと串カツ料理屋を分けてしまう気分で、しいて言えば「串カツ田中」が一番居心地がよいかもしれません。もっと言えば、大阪駅地下の阪神百貨店に近い串カツ屋が懐かしい・・・。そして上司に大衆居酒屋を引き回された日々が懐かしい・・・。組織の中の人間関係もいいもんだったよなと走馬灯のように思い出していたところで、配膳が完了です。一気に現実に引き戻した麺顔はこんな感じ。
おおお!これはさすが洒落た店らしい洒落た盛り付け!。普段はおしゃれ串カツが並んでいるような細長い盛り皿に、雑多なようで整った盛り付けがされてますよ。麺のうねうねが非常に目を引き、胡椒が降られているのもすこし印象的。つけダレは・・・一見オーソドックスな醤油ダレに見えましたが、なかなか複雑なエキス感が漂う面白い色合い。普通に巷のつけ麺をコピーしたなんて感じじゃありませんぜ。大いなる個性と創造を感じる逸品。
まずはつけダレ。おお・・・優しい円やかさ。甘味があるんだが「甘味」と言うと砂糖味醂の味系統を思い浮かべる方が多そうなので、少し修正すると「旨みと感じる甘味」。明らかに動物感なる甘味なのだが、それが鶏豚両方のようにも感じて実は複雑。かといって乾物も効いています。海苔っぽい風味も感じるのだが、アオサのような藻が少し浮かんでいるだけで、かなり雰囲気を醸し出します。これが何系な味なのか正直分からん駄舌野郎なオレ。醤油の輪郭は丸く塩気は完全にバックアップ体制。仄かにペッパーが利いたと思えば、ミンチ肉が挟まったりして、コンソメみたいな雰囲気もありなむ。和風なのか洋風なのかもわからんが・・・旨いね。
続いて麺の上にあった大根おろしを投入してみた!。これが意外に量があってまたこれはこれで和風な方向に全体を持ってゆく。なかなかアッサリと全体を食せる趣向だが、一つだけ難を言うとつけダレが一気に温度低下を招いてしまった(汗)。これは・・・つけダレに全部入れるのではなく、半分はトッピングと頂く等、工夫をすれば良かった!。皆さんにはここだけは注意していただきたいかも。
よほど変に見えたのか、スタフさんが傍によってきて「ハラペーニョもお好みで入れると面白いですよ」とおっしゃる。言われると試したくなるので即実行するのだが、これが手が滑ったのか少々効きすぎたようだった(爆)。これで一気にメキシカンな風景に変貌してしまい、円やかさとはおさらばだ。キリリとシャープなつけダレに変化して、麺との相性変化としてはとても面白い展開となり、一気に食が進んだのは確かです!。
<麺> 胡椒の降りかかった中太うねり麺!少々暴れん坊なフォルムを強引にズボボっと吸引!
かなり楽しませてもらった大盛。中太麺でうねうねぶりがすごく効いている。スパスパと切れ込みやすく、密度感が高くもないイメージでしたが、腰つきはややハードです。ブルンとよく先っぽが跳ねるし、箸で引き上げ引きずると、よく皿から暴れこぼれてしまうかも(笑)。そこを丁寧に扱って、つけダレに入れてすすり上げます。
表面に軽くペッパーがかかっているのが非常にいい仕事してるかも。濡れるだけならするっと淡泊な甘みの麺なんだが、軽いペッパー感だけで、表面から刺激みたいなメッセージを、ツルツルと啜る間に感じたりしてしまう。これはいいぞ!と一気に食い進めるが、ペッパーかかった部分だけを一気食いするから、後が少し寂しくなってしまった。そこで上述の「ハラペーニョ」味変化が功を奏するわけです。ズボボボっと一気にすすり上げますが、調子に乗って咽てしまう。一人ゲホゲホ咽た・・・粗相が多いオッサンになってしまいました。
<チャーシュー> さすが夜メインの料理屋の仕上がり!何もつけず薄味だけで十分旨しな鶏胸肉低温調理
さすが洒落た飲み屋の肉です。きっと素材もそれなりに良いものなんでしょうが、酒のアテになるようなものを作るのが得意な業界人ですから、低温調理の鶏胸肉の扱いなどお手の物と察します。実に仕上がりが綺麗な上に、淡泊な味わいなのに滋味深いという、何とも言えないにくい仕上がり・・・・。
実にフカフカでシットリしたほっぺのような感覚。耳たぶのようなプルプル感覚も混じったような柔らかさです。3枚あるので、2枚はそのままの状態のを、神経集中して真剣勝負で頂きました。嗚呼・・・ひんなひんな・・・。最後の一切れは、半分だけつけダレに浸して、早めに引き上げて食らいつきました。これもまたひんな・・・。やはりここは夜に来たい店ですわな。
<味玉にハズレなし!> 浅いタレ浸透でほんのり染まった玉子本来味!タレに浸して食らおう!
写真メモが飛んでしまって記録なし。しかし明確覚えているのは、実にタレ浸透の薄味な味玉。オレンジ色の卵黄が実にトロッとしておりましたが、出汁の浸透よる熟成の甘味は抑え気味。玉子本来の味が実に豊かに味わえました。深い浸透と熟成の味玉もいいんですが、こういったサッパリタイプも捨てがたく、私はっ大好きな部類。一つだけ注文を付けるとすれば、もう少し温まってたらもっと旨かったはず!
<スープ割> 淡いガラスープ系?入れ過ぎご注意
広いスペースだから、スープ割で声張り上げるなやだな・・・・って思ってたらちゃんと頃合いをはかって運ばれてきます。やるね!こういう気配りは大切ですし評価大。わりとあっさり系なつけダレで、大根おろしがあ味を薄めてしまってますから、あまり欲張って薄めない方がいいです。割スープ自体も淡麗なガラ系スープのようですし。寒い一日だったから、最後に温まるの嬉しいわ~。
総じまして「ほのぼの甘みでガッツリ食える〜ちょい洋風独創的つけ麺!」
・・・と言う捻りない感想でゴメンなさい。楽しい試みと面白いつけダレがナイス。ラーメン店で混雑揉まれながら慌てて食うようなこともなく、いい雰囲気で食えるのもいいし、女子同志でつけ麺ってのがうってつけかも(オッサンが言うと説得力なしだが)。ともあれ目黒権之助坂のラーメン奥深さをまた知りました。ここもおススメ!そんな応援気分のまま、とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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