ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4325】 つけ麺 五ノ神製作所 (東京・新宿) 海老味噌トマトつけ麺 味玉 + バジルソース + ハートランドビール 〜和魂洋才旨さ迫力!海老好きならずとも一回食っとけ!ハイセンスつけ麺ハズレなし!

新宿南口テラスの解放感に誘われて

 

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 すっかり秋が深まると散歩などしたくなりますね・・・。週末にちょっと都心に出て、コーヒー器具の物色でもしようと考えておりましたが、あまりにも新宿の風景が清々しく感じまして、途中下車してしあいました。新宿駅南口のテラスが広がる場所で、ベンチに座ってしばし風景に見とれておりました。そして、嗚呼今日はここで飯と酒を飲んで帰ろう!と心に決めた流れ。
 

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 新宿はだいたいいい店は、開拓しつくしたイメージで、長らく訪問してない店に行こうと言う心境。南口なら、「風雲児」「五ノ神製作所」のどちらかにしようと思っていたんですが、比較的近い後者にしてみました。何と10年弱ぶりの訪問。どうせなら当時と同じものを食って、感動再びって魂胆で訪問してみますが、やはり今でも行列店ですねー・・・。過ごしやすい気候ですから、のんびり並んですごしますかぁ―。場所柄、客層はほぼ20代の方々ばかり。服装が周囲から浮きまくっておりまして、どうせならもう少しマシな恰好してくるんだった(汗)。
 

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 それはそうと、こちらかなりコロナ対策をしておられ、座席シールドは万全なのはもちろんですが、テーブルセット類、そしてお水や割りスープをカウンターから全撤去。背後のテーブルに集中配置されておりまして、つけ麺以外は完全セルフサービスです。スープ割りするのに順番待ちというスタイルになるのですが、これが今後のニューノーマルなつけ麺屋の風景となるのでしょうかね。
 

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<酒>ハートランドビール!質実麦芽100%の苦みがスタイリッシュにも感じる旨さがいいね!

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 昼間から酒飲んでる客は私だけです。ここにハートランドがあるのは知ってまして、それもこちらを訪問した理由の一つ。最近、サッポロ赤星に執心してましたので、少し新鮮な気分で味わいます。やはりうまい店にはこれがある!。そして、スタイリッシュな飲食店にはグリーンボトルよく似合う。軽やかだが図太い苦みもある、非常にバランスがよろしいビールですね。
 

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 図太い苦みを泡の刺激が包み込む。私、ビールの泡は極力立てない主義でして、炭酸の刺激を最大限にキープしたいんです。喉のシュワシュワ感が好きなのもあるんですが、何となく苦みと香りはこのほうが立つような気がしてて・・・・勝手な自己解釈。質実な麦芽100%ビールを小ぶりのグラスで一気に身体の中へと繰り返し流し込むのが、実に楽しい!。いい気候で外の空気も店内に流れ込むようで、ひとしおビールが旨く感じるのでした!。
 
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<全体>和魂洋才なるハイセンスつけ麺!トマトとバジルで南欧気分!太麺の逞しさと流麗さに和の風流さが溶け込む!

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 さすが若者の街なのですが、ゴスロリの方とヘビメタな方のお隣。ともに女性。汁ハネ大丈夫かと心配になりますが、こちらもセルフで紙エプロンが完備。また麺少なめも対応可能で、少食の方には嬉しいことに、その場合なら味玉か肉増がサービスとのことです。先に食券回収されて準備前倒しですから、一旦席に付くと配膳が早い!それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!つけダレや太麺の迫力より目を引くのは、パンとバジルソース!。あっちゃーバジルはデフォルトで付くのを忘れておりました・・・追加しちゃったのでダブルバジルな状態。それだけで洋風イメージです。そしてつけダレですが、海老エキス感ありありなイメージ。シチューのように見えますが、細かい油に海老特有の色合いが溶けており、香りも手伝って海老が充満してる感覚。トマトはカットじゃなくてプチトマトが数個浮いております。肉増なら麺皿トッピングかと思いきや・・・・つけダレの底にみっちり沈んでいる様子。そして麺は少し褐色かかっており、洋風なつけダレに反して実に風流な和風感覚。そして並にしてはかなりボリューミーで、お隣の女性が少なめでとお願いした意味を遅れて知りました。こりゃ全部食えばビールがなくともはらぱん間違いなしかと!。
 

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<つけダレ①> 海老のエキスと香りが濃ゆし!豚骨でガッツリ食べ応えある一方でトマト清涼感がハイバランス!

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 まずつけダレですが、そのまま味わうと・・・おおお!海老が確かに濃厚で味が濃ゆいがクドくない。大量の海老を甲羅ごと煮込んで、ガッツリ煮出したって感覚。その割に甲羅のすり潰したようなザラツキ感が全くないのが秀逸で、シノワで丁寧に濾過したんでしょう。仕事ぶりの丁寧さが、タレの滑らかさから舌で感じます。鮮魚系が苦手って方でも、この質感なら問題なく食えると思えますよ。
 

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 そしてボディーもしっかりしています。動物系の煮出しもしっとりと感じるほどに豊潤。豚骨ベースかと思ってますが、この脂の旨味が海老とよく溶けいつつも、ズドンとした食べ応えにも通じておりいい感じ。冒頭でまるでシチューと見まごうたのは、そんな質感があったからでしょう。肉類が中でゴロゴロたくさん沈んでいるのも余計に動物系の下支えも感じさせます。
 

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 トマトピューレでも溶けているのかは駄舌ゆえに不明。そんな感覚より、この濃厚海老スープとプチトマトを一緒に味わった時の、甘味にも似た清涼感の展開が素晴らしい。濃厚な味わいと、ガッツリ具材が沈む海で、ふと味わうと軽やかな味わいが広がるので、淡くも一服の清涼剤のようなフィーリングが嬉しいです。
 

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<つけダレ②> バジルソースを溶かし込む!海老とトマトの旨みが渾然一体となって一層味わい深し!

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 実はバジル大好き!。春夏は自宅のベランダで自家栽培し、自家製ジェノベーゼを作ってストックしておくほど。作るよりも買った方が安く付くかもしれません。とにかくおやつ代わりにペロペロと舐めていたいほど好き!。なので今回のバジルソース追加は、展開としては余計でしたが、結果としてはwelcomeなのです。
 
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 へへへ・・・2つもバジルソースあるから、ひとつはつけダレの方へ全部投入!レンゲでまずは受け止めて、その凹みの中につけダレをゆっくり流入させ、箸でゆっくりかき回しながらペーストをゆっくり溶かしてゆく・・・。そして一気に沈めて全体に回します。味わうと、海老風味にバジルの香りがマッチして、一気にコクが深まる!。バジルソースの中に入ってる粉チーズが、つけダレの濃厚な味わいにプラスされるとコクが深まり、その上にバジルの清涼感が乗るために、味の幅が一気に拡大・・・そんなイメージ。
 
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<麺①> 地粉感たっぷりで引き締まるモチモチ感覚!風味たっぷりで個性的濃厚海老エキスをガッツリ受け止める!

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 約10年ぶりに訪問して、嗚呼ここは「麺が旨い」店だと改めて確信しました。地粉を使ったような?実にほのかな茶褐色が窺え、多加水ストレートの太麺らしいたおやかな麺線が実に美しい。つけダレが洋風な一方で、こちらは和風のニュアンスを感じます。2〜3本まずは何もつけずに手繰って食らうと・・・実に優しくも軽やかな風味と甘味を醸し出す麺じゃありませんか。このままでもずるずると何本でも食えそう。麸が完全に溶けたかのような打ち込みで、風味も強いかと。
 

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 つけダレへ投入。つけダレに絡むとパスタに見えなくもないが、まずは味わうと濃厚海老風味と、麺の風味と甘味が実にベストマッチ!。両方の旨味が、対立も巻き込みもないまま、旨さの拮抗問いかコラボというか・・・・。一体感と素直に言いたいところですが、冒頭はそれぞれの味がぶつかり合い、そして後から融合して旨し!と、そんな妄想をしてしまいました。
 

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 海老の香りが麺の風味とマッチ。動物系の旨味が麺を咀嚼する甘味と融合。そして滑りは、つけダレも麺も滑らかですぐに一体化。麺の歯応えとしては、引き締まったモチモチ感。明るい弾力を持ち合わせるものの、密度感もあり、そこは「ひやあつ」感覚の楽しみといった感覚でしょうか・・・これは旨かった!。
 

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<麺②> 麺にもバジルをからめてジェノベーゼ感覚!ダブルバジルで清涼感が広がりまくり!

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 繰り返すが、バジル大好き「バジル星人」。バジルソースならとにかくおやつ代わりにペロペロと舐めていたいほど好き!。なので今回のバジルソース追加は、展開としては余計でしたが、結果としてはwelcomeなのです。
 

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 へへへ・・・2つもバジルソースあるから、残りひとつは麺に絡めて全部投入!。麺皿で混ぜ混ぜして、ちょっとした即席ジェノベーゼの完成です。そのまま食らうが・・・立派に成立した旨さかと。少しペッパーを足せば、汁なし系の新たな一品となりましょう。
 
 

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 すでにバジルソースが全投入されたつけダレに、バジルソースまみれの太麺を投入!。バジルのお祭り状態で食らうのが最高!。これだけバジルが溶けても、海老感が全く失われないからこれも素晴らしいです。溶けきらないバジルとつけダレに溶けたバジルが、ダブルで口の中で広がりますから・・・バジル好きならダブルで楽しんでいただきたい次第!。バジルソース追加100円は十分に価値有りかと!。
 

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<チャーシュー> 豚鶏2種肉!豚バラ肉のトロトロ脂身がつけダレにベストマッチ!鶏もも肉はトマト風味と絡めてフレッシュに味わう!

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 食欲の秋、最近では大盛か特製どちらかは必須。場合によっては両方というケースもあり、体重は増加傾向??。この麺量で大盛にしなかったのは幸いでした。さて肉増スペックですが、豚はバラ肉、鶏はモモ肉が倍増しという内容です。
 

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 豚のバラ肉は、デフォルトはやや厚みのある短冊切りで、脂身が外れるとコロ肉にもなる感じ。バラ肉という選択がまずいいね。海老という濃厚で個性的なつけダレですから、淡白な素材だと味で埋もれてしまいそう。なので脂身がしっかり入っているのがよろしく、バラ肉の脂身が実にタレと相乗効果で旨しです。フカフカな歯応えがまたいい!。追加肉はスライス肉でかなり分厚めなタイプ。これはしっかりと肉を噛み締め、脂身と赤身の混じり合う旨さが堪能できます。
 
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 鶏肉はモモ。皮もしっかり残っており、鶏の肉味を一番感じる部位。一番旨味を感じる部分ですが、豚よりは淡白。しかし、バジルソースとの相性、そしてトマトとのコンビネーションは鶏の方が一枚上手で、上品な中にもしっかりした旨味を楽しめる具合です。また海老味も鶏の淡白な旨味と喧嘩せず、味の調和が保たれているイメージ。肉好きも納得なモモ肉!。
 

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<味玉にはずれなし!> 薄出汁深く浸透する濃密でマチュアな味わい!濃厚つけダレに塗れて卵黄は味噌漬けのような味の深さなり!

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 味玉は完全につけダレに沈んでおりました。これがあるとなしでは、イメージが全く違ってくるので見つけた瞬間はやはり嬉しい。このつけダレの濃厚さと個性の中で、味玉はあっさり系か濃厚系か?。前者のようです。薄出汁がしっかりと中まで浸透しているようで、白身は薄い褐色で均一に染まってます。そして卵黄は、外側5割がねっとりとしたジュレ状態。内側の5割はトロトロ状態。噛むだけで舌にねっとりと絡み合います。
 

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 これは、全体的な濃厚海老味とは違った出汁構成で、味わう中ではちょっとしたエポック。ふんわりと優しい味わいが箸休め的に楽しめます。あっさり味玉とは言え、そこは卵黄は濃厚な旨味とコクがある。まずはそのまま素直な味玉を楽しみますが、実にマチュアな卵黄の濃密感!そしてコクが楽しめます。
 

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 一応、タレにも浸して味を足してみましたが、これはこれでアリですね。海老風味が卵黄のコクに交わっても喧嘩しないで仲良くコクマロな味風景。やはり味玉って万能の旨さですよ。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
 
<パン> 割ってクルトンみたいにして食らうといい感じ!
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 そろそろフィニッシュに近づく。何気ないフランスパンですが、あるとやっぱり嬉しい。そう言えば、神保町の海老のラーメン店もこのスタイルが旨かったっけ。もう洋風のつけダレ、海老風味ですから、ほぼフランス料理気分でお上品にいただきます。ところが、うまく全体にタレが絡まないのね・・・・。
 

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 そこで割って千切って、残り少ないつけダレに投入しましょう。これなら底にへばり付いたタレでもうまく到達し絡めることができます。想像通りの海老味とパンの香ばしさの融合。箸でパンを食らうという妙なスタイルになりますが、個人的にはオススメです。
 

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<スープ割り> 魚介出汁深し!割ってすっきり風合い広がる一方・・・味の薄まり知らずの旨さ!
 

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 一通り、固形物をさらえたところで、スープ割コーナーへとお碗を持って移動。順番がきたところでポットでセルフで流し入れます。おおお!そのスープ割の色!!濃ゆい褐色!!!。味がほのかにする程度の淡い出汁かと思いきや、この濃ゆい色合いだとそれなりにエキスが多く溶込み味わいが深そう。
 

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 実際に味わうと、これが確かに濃厚海老味からは薄まったものの、お吸い物処ではない豊潤な味がビシビシと伝わるものであり、ここに細麺でも入れれば別の一杯が成立しそうと思えるほど。いやぁ〜スープ割の割出汁自体がハイスペックとは恐れ入ります。お代わりしに行こうかとも思いましたが・・・若者ばかりの客層で、オヤジ一人が御行儀悪くても格好が悪いので・・・素直に退散いたしました。この店でスープ割するときは、遠慮せず、一気にドバドバと多めに注ごう!。
 

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総じまして「和魂洋才旨さ迫力!海老好きならずとも一回食っとけ!ハイセンスつけ麺ハズレなし!」

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 ・・・と言う感動!。10年前も美味さに感動したものの、記憶がぶっ飛んでしまうほどに、今回も新鮮な気持ちで楽しめましたし再感動!。海老味がこの冬のラーメンブームになるかもね(妄想)。新宿高島屋と都立新宿高校の狭間にある隠れスポット的お店。お買い物ついでに、フラッと立ち寄るには好都合!海老好きならずとも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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新宿セブン 11

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