ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2913】 中華そば こてつ (東京・下北沢) 冷酒(梅乃宿)+海老ワンタン(一周年サービス)+冷し中華

<私的、2017夏 冷やし中華 ナンバーワン!>


 こてつ@下北沢がうまい店だとは、十分に知っておるわけで、しかも安い店だから捨て置けない。しかもご店主さんが若く接客も丁寧で申し分がない。しかし、この店で冷し中華を限定で提供しているとはつい最近知ったことで、手を広げすぎてコケないか?と心配をしていた次第。しかし、こうも諸兄の評価が高いと無視できないので、とある宵に突撃訪問してみました。






 結果的には驚いた!探し求めていた冷し中華だったかもしれない!単なる思い付きでないつもりですが、この数ヶ月毎日冷し中華ばかり食い続けた男の戯言と受け取っていただいて結構!。私的、2017夏 冷やし中華 ナンバーワン!ということで、この一杯のレビューをあげて、とりあえず今年の冷し中華活動を、一旦終えたいと思う次第。嗚呼・・・長かったけど、過ぎてみればオモロかったし旨かった・・・・。












<あなた変わりはないですか? 梅乃宿〜 (;´Д`A >


 何があろうとこの店では冷酒からスタートするオレです。一種類しかないのですが、いつもの代わりなくこの店定番の「梅乃宿」です。確か以前は「菊正宗」だったという記憶ですが、辛口の庶民的な酒がいい感じです。うちの親父もこういう日本酒が好きだったっけ・・・いつも控えめに二級酒ばかり飲んでたけど、そういう身の程を知る人でしたな。吟醸酒のようなシャープで清らかさは、面白くなかったようです。日本人は酒は香りより後味ですよね、気にするのは。その点、一杯300円と言えど、随分とズドンと楽しませてくれる一方で、シツコクないところがあっていい酒です。いつも変わり映えがない同じ酒ですが、そこがええねん!。いい意味でー。











<美味くて腰抜かした海老ワンタン! ちょいとサービスレベルではない!>


 訪問時は、ちょうど開店一周年記念サービスということで、海老ワンタンをサービスしてくれました。ちょうど冷酒のアテになるので超ラッキー。麺のトッピング追加でなく、突き出し的に一品としてご提供いただきました。これがまた、サービス提供という軽いレベルではなく、超本格的な海老ワンタンでして、腰を抜かすほど旨かった・・・。タレは黒酢と辣油を合わせた暖かいポン酢のような仕立て方。タレが絶妙に旨し!。なんと薬味のネギをこのタレだけで摘んで食うという仕草をしてしまった。このタレにつけるだけで、薬味ネギが抜群にうまい(爆)。







 もちろん、海老ワンタンはうまい、うますぎる。海老のサイズも大きめでプリプリ感が最高で、いいバナエイ海老です。海老肉の甘みがしっかりと伝わるし、弾むプリプリ感覚には香りも漂う。ワンタンのサイズも非常に大きめで、器を手で持ち上げて、大ぶりの生牡蠣をすすり食うみたいにして頂きます。その食い方が良かったのか、旨味が溢れてたまらない。皮もモチモチとしており、羽二重餅かと思うほどに、スムースに柔らかい。私、決めました!次回は、ワンタン麺をいただくことにします!。海老じゃないと思うけど。







<当たり前の麺顔に潜むダイナミックさ! レアチャーシュー細切りにバラ肉炙りのダブル攻撃! >


 まじかよ・・・・代わり映えしない麺顔と思うでしょ?。実は近寄って細部まで見てみたらすごさがわかります。まず一番わかりやすいのは、チャーシューの細切り。これが全部半レアチャーシューでして、しかも香りが高くて柔らかい。おそらくオーダーに合わせて切った感じでして、肉のカットエッジがピンと張りつめている感じです。味わいは言うまでもなく、極上の肉感覚で甘みすら覚えるところが、冷し中華の中では凄みがありすぎですよー。しかもさらにトッピングを掘り起こすと、また奥から肉が出てくる。これが「豚ばら肉の炙り」でして・・・意外な展開というのもあって驚きます。煮豚でなくて燻す系の叉焼をスライスして、表面を軽く炙った焦げがたまらん。熱が取り除かれても香ばしくてうまい!。肉だけでもう興奮が冷めやらないです。














 さらに錦糸卵を見て頂きたい。すごく丁寧な仕事とすぐわかります。卵の味がしっかりと伝わるので、飾りではないです。また玉ねぎスライスも冷やし中華の中では、ちょっと変わっているかも。これはタレの個性を中和するには、フレッシュ玉ねぎのジリジリエキスがちょうど良いのでして、タレをつけて玉ねぎを食った時、計算高さに感服しました。






 あと忘れてはいけないのがキクラゲ。冷やし中華では珍しい食材ですが、言わずもがな歯ごたえが絶品。なぜここにあるのかというと、麺の個性とコラボするのを期待です。












<酸味の張り詰めた緊張感に和みの味わい! 黒酢のぴっちり感覚がナイス!>


 醤油だれがまた侮れません。見た目はいつもの王道冷やし中華ですが、透明度の他に濃ゆさがあるような迫力あり。味わうと、醤油の清々しい塩気もありながらも、じんわりと響く醸造感覚があってそれがとても印象的。・・・・黒酢です。酸味は割と明確に主張しますが、張りつめた酸味のようでもなく、優しさと親しみを感じる酸っぱさです。これを円やかと表現しても良いけど、いつも語っている円やかさと一緒にしたくないかな。






 非常にぴっちりしている酸味。でも攻撃的でもなく他の旨さをあげるように補給していくような役割か。ごま油などの良くある思いつきのコクアップがなくて、それも潔くていいイメージもあります。混ぜながら食うことをお勧めします。そうすると、トマトのエキスがさらに加わって、ちょっと冷やし中華の枠を超えそうな楽しさが味わえますから。







<実は麺が一番旨いかも! クッシリ風味鮮やかなストレート細麺は、ありそうでない!>


 一番何気無いパーツであり、ボリューム的にも無視できない上に、どこか二の次扱いにしてしまう。それが冷やし中華の中で、麺の扱いになっているかもしれません。冷やしてしまえば、風味がたつ一方でどれも個性的で亡くなってしまいそう。多加水の麺なら特にそうかもしれません。しかし、今回はベストと表現するにあたり、麺がうまかったことをお伝えしたい。







 特別にこのためにあつらえた麺ではないでしょうし、いつもの汁系のやつです。見た目も普通。それが一旦口に含んですすりあげると、風味が強いことに気がつく。茹でて、流水で締めて、盛り付ける。その間、水分の追加浸透は非常に少なくて、通り過ぎたアルデンテが蘇ってくるような感覚です。そこに麺の風味の強さを感じます。決して博多系のバリカタのレベルではありませんが、冷たくても淡くあろうとクツクツとした食感と風味があるのだと・・・・今回新たに発見した部分。






 この淡ーーーーいクツクツ感に、絶妙な黒酢ダレが絡むのだわーー。和がらしも後追いでビビッと反応するから、再び想像しただけでも、また食いたくなります。







 総じまして、「OLD & NEW !なる街中華の革新に溢れる絶品王道冷し中華!! 」と言う感覚でして、これは一回食っとけですよ。どこか新しい、それが何かと言えないけれど。そして確かに王道の冷し中華の味わいなのだが、いつもの王道とは少し違う。街中華系なのか、創作系なのかも分からなくなって来そう。ま、うまけりゃそれで良しだね。たまには嫁にも美味いラーメンを食わせてやろうと思っていたのだが、ここなら間違いなさそうです。お芝居好きでもないけれど、渋谷のショッピグ帰りにちょっと機会があれば誘って見ますわー。向こうが気持ちわるがわなければねーー(爆)。ということで、そろそろ日付が変わりそうだから、さっさと詠ってもう寝ますー。



   斬新と
   温故知新も
   注ぎ込み


   才溢るる也
   こてつの冷や中



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


東京都世田谷区北沢2-39-13 田丸ビル1F左


北の宿から

北の宿から

梅乃宿 純米酒 [ 日本酒 奈良県 1800ml ]

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