<食べる前に・・・食べる!サービスの「辛もやしと半ライス」>
急遽東横線から大井町方面へ向かうことに。昼飯をどこで食うか大変迷ってしまったのだけど、久しぶりに蒲田へと向かうこととしました。今年の冬は味噌らーめんが好みになってしまって、どこかに良い味噌ラーメンがないかと探っていたら、「らーめん蓮」さんを見つけてしまった次第で、この機会に直行してしまいました。しかし蒲田に着くと、いろいろ他のラーメン誘惑にも駆られてしまって・・・。東急蒲田線を使っていなくて、北出口を使っていたら、きっと別の店に行ってたかもしれません。
それにしても、ここはサービスが良すぎるぜ・・・本題のラーメンに入る前にすでに小腹が満たされる(笑)。カウンターに「辛もやし」があっていわゆる食べ放題。半ライスがサービスで付くので、それで飯を食えるほどなかなかイケる味わい。お酒のアテにもなるし、ラーメンを食わなくても満たされるサービスぶりがいいね。小皿に2杯分も辛もやしを食ってしまいました・・・。
汁:「味噌は濃厚、動物系も濃厚、薬味体制は豊富!」
ランチタイムは小ライスがサービスだそう。もちろんそれを貰いますが、野菜とニンニクの大盛りが選べるとのことで、今回は野菜のみの大盛りをチョイス。その上で食べ放題辛モヤシがあるわけだから、コスパとしては中々魅力的な感じがします。注文を受けて中華鍋をジュワーーーと振り炒める動作が直後に感じられ、とても小気味よく居心地もよい。もちろんスタフさんの応対も丁寧で元気で、しかも腰が低いので、なおさらゆっくりと居ていたい気分にさせられます。サラリーマンの昼飯に、こういう居心地の良さは、大変貴重であります。そんな感じで安楽さを満喫していたら、意外に早めに配膳が完了。ちゃんと左後ろに回って配膳とい接客セオリーもキッチリしております。
おお!デフォルトの味噌らーめんにしてはボリューミィー! 野菜大盛りで盛り上がってるし、またそこそこ丼も丸みがあって深め。スープ量も多く感じられる。メニューには「濃厚!」という接頭が付くのですが、文字通りの濃厚さを感じ取れる色合いで、マットなベージュー色がいい感じの味噌感覚を高めます。濃いめのファンデーションが丁度こんな感じ。
スープをすすると、味噌味がとても濃密。そしてくどくなくてシルキーな粒子感で舌に絡みつく、そして抜けてゆく感覚がいいです。その直後に熟成を感じさせる味噌の風合いがたまりませんー。別メニューに辛味噌があるのでそれと迷ったけれど、甘味と塩気のバランスがよく、このままがベストと思える濃厚な味噌でして、麺も進むが、同時並行で白飯も進むといった感じ。
しかも濃厚なのは味噌だけではありません。ベースストックの鶏豚の煮出しもかなりのもの。コラーゲンが多く感じられるタイプで、スープを啜った後にクチのまわりにベトつきを覚えます。豚骨コラーゲンなのか?何となく鶏モミジの脂感覚もあるのだけど、真偽は不明。とにかく味噌と同等か少しだけ上回る濃厚さがあるのでは?というバランス感がよいです。
薬味もいい。ミル付の山椒がいい感じ。今回はニンニクを控えたので山椒を後半振りかけてみましたけど、濃厚味噌と香ばしくて痺れる山椒の風味がこれまた絶妙!他に一味もありますが、場合によってはお代わり自由の「辛もやし」を投入しても面白いかも。辣油の辛さとモヤシの汁けが、また一層味噌味を複雑に仕上げていくかもしれません。
麺:「表面がカタメでくっしり感じさせる歯応え!濃厚スープにも負けない風味感もしっかりめ!」
実に密度感覚がある中太ストレート麺でして、表面はスープの脂分をまとって光沢を放ちます。ややイエローな地肌感覚で、表面はきめ細かきというよりワックスかけたような見栄えで、感触としてはカタメ。スープで濡れるような感覚で、口当たりよく啜りあげることができあす。それでもしっかり味の味噌スープには、負けない麺の風合いをしっかりと感じさせて、ごはん的なイメージで食える麺ですね。
前歯で千切る度に、麺に刺さるようなイメージで切れ込む。奥歯ではヌッシリとしたカタメの低反発で、ややゆっくり目で潰れこむ感じ。その際に深くグルテンの感覚を知ります。スープが熱々なので、徐々にしなやかになっていくとは言え、中太であるためか、あまり腰つきに変化なく、食べ終わるまでクッシリとした小麦感が一貫して持続します。モヤシと絡んでも複雑な感触を味わえるし、味噌らーめんらしいワイルドさを醸し出す面白さはエンタテー麺ト!。
具:「ギュッと繊維が引き締まっても柔らかさキープ!バラロールチャーシュー」
モヤシは熱が通ってアツアツなのに、しゃっきりとした歯ごたえが痛快。文字通りの野菜多めなのでボリューム満点。サービスぶりがうれしいです。またその上に載っているネギも多くて嬉し泣きしてしまうかも。青い部分と白い部分でわけているのか、山頂にこんもりと盛られている。その上に、辛味の味付けが垂らしてあるのか、そういう細かい部分もナイスです。
また肉が密度感あるのに、解れるような柔らかさがあり、大きめで分厚いのが嬉しい。よくタレが染み込んでいるけど塩気は低め。この味わいなら、酒のアテに十分になるー。巻いてあるのをわざわざ解いて、有難さを噛みしめながら、そっと静かに食いましたが・・・・脂身が舌の上で溶けるのが堪らん・・・。
総じまして、「質感&ボリューム&サービス精神!溢れんばかりの極上味噌麺!」と言う感じでしょうか?。790円で相当腹パンになってしまいましたー。旨くてスープまで平らげたからね・・・。ここはまた再訪問をしたいというか、定点観測もしてみたいと思う次第です。蒲田もラーメン競争が激しいけど、頑張ってください。辛もやしサービスはこれからも続けてね。そこにも強く惹かれているから・・・。という自分勝手なことを申しましたが、自省も兼ねて感謝もおりまぜ、詠います!
疲れはて
寒さ堪えて
拉麺屋
腹も満たされ
心も満たされ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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