ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2410】 下北沢 一幸 (東京・下北沢) 煮干豚そば

<お疲れ様モードには煮干エキスと豚骨エキス!>


 夕方少し気温が下がると、ガクッと力が抜けるようです。電池が切れかかった心境というやつか。オマケに空腹感もぶつかって、なんだかコッテリーなエキス感を胃袋に収めたい気分がすごく高まる。もう途中駅の下北沢駅で降りてしまいましょう! いつもなら「こてつ」に行くところですが、気になってた「一幸」さんへと踵を返して緩い坂を下ります。








 それにしても、表はとても清潔感ありましてこじんまりしてる店。カウンター6席程度で、男性2名が礼儀正しくご接客。うん!こういうの気持ち良いよね。とりあえず初訪問なので、定番の一杯をいただいておきましょう。今回は、「煮干豚そば」でございます。


   











【よくある素材の組み合わせで見事なる唯一無二の感覚!煮干の程よい主張と豚コラーゲンのハーモナイズ!】


 この店は、やっぱり第一印象としては、「自家製煮干粉」ですかな。蓋つきの大きなボールのような入れ物に、こんもりとそれは入っており入れ放題システム。この薬味のインパクトが半端ない。入れ物サイズだけでなく、その色合い、風合い。一見、奈良県立民族博物館近くの遺跡から出土する「ええ土〜〜」のような見栄えです。細かくすりつぶした煮干し佃煮とすら感じる独特の感覚。この味わいは、後のお楽しみだなと思いつつ待っていると、いい感じで配膳が完了いたします。


ええ土
https://m.youtube.com/watch?v=4Zpw9P6OK4Q





 さてこの麺顔。とっても濃ゆい感覚なのにどこか上品に思えるこってり感にあふれます。いわゆる「またおま系」のニュアンスが濃くて、どこかクリーミーな感覚。そして明るいベージュが好印象です。まあ、あまり気負うこともなく素直な気持ちで味わうと、意外なフィーリングでプチ驚く。とてもしっかりとした「煮干感覚」が広がります。言われてみればメニュー名にはっきりと煮干と書かれているのでしたわ!。でもこの風貌でこんなしっかり煮干は、とても意外なフィーリングです。決して苦味が濃ゆいわけでもなく、甘さは少ない煮干タイプ。苦味のバランスが良いために「香ばしさ」が秀でて感じるという味わい感です。








 そして煮干に慣れてくると、コラーゲン感に溢れる豚のエキス間が、まったりと染み渡ります。ギトギトしたワイルド感とは対極的で、とても上品なシルキーにも思える動物エキス感。胃袋の襞の隅々に広がるコーティング感覚をイメージしてしまいました。口の周りには、軽くコペコペした貼り付きを覚えるかも。それでも煮干感を飲み込まない控えめ。見栄えとそういうところが全然違います。









 そしてついに、自家製煮干粉をスープに加えます。ダイレクトに味わうと、腸の苦味を排除した感覚で、普通に魚の生ふりかけのような感覚。なので多めに入れ過ぎてしまっても、ニボニボ過ぎてバランスが崩れることは、あんまり心配しないでも良いかも。むしろ身の美味さを追加するような感じでして、これならライスとよく合うかも。この入れ放題は嬉しいかも。汁系や、つけ麺のみならず、油そばにも合いそうだ。おすすめな薬味です。












【スープの明るさに似合う多加水ツルツルモチモチ麺!スープがコーティングされるかのよう〜】


 麺は、広くウケやすい多加水のストレート麺。汁系としては太い部類で、落ち着いた黄色っぽいカラーながらも、スープのノリがとてもいいです。密度感は中程度で、前歯を押し立てた瞬間から淡く弾む。チカラを加えるとプッツリと千切れる。奥歯へ運び込んでプレスするとさらにモチモチした弾力が明るいイメージを与え、すり潰すとクチっと消える。その感じの後に、出汁とでんぷんが結びついたような旨味がしっかり広がります。








 スープの持ち上げと言うより、スープが地肌に貼りつく?乗っかる?コーティングされる?ようなイメージ。元から光沢があるので、口当たり軽そうで、まさしくツルツル滑るという麺です。その感覚が安っぽくないから依怙贔屓してしまう。これなら、つけ麺も期待な予感ですよ。












【可愛い渦巻きチャーシュー!小さくても満足感!】


 メインのトッピングは控えめ。とってもチイちゃいロールバラ肉。しかし、とっても丁寧な作り込みがあり、味わいは塩気が絶妙。ちょうど一口サイズで、しかも整形が美しい。片面には軽く炙りが入れられていて、肉の甘さと香ばしさが両立してます。もしもオードブルにあったら、無限大で食えそう。改めて思うけど、量じゃないんだなーって、満足感とは。この可愛い渦巻きチャーシューは、満足感が意外に高いかも。












 総じまして、「またおま系でもなく、ニボニボ系でもなく、新しい境地感じる豚骨魚介と言う感覚でしょうか?。正直言って、豚骨魚介じゃなくて、豚骨煮干と言う感覚なんだが、違いはかえって分かりにくくなるか・・・。これは久しぶりに面白い一杯でした。最近、舎鈴ばっかり通ってたからね〜、その影響もあるかも。今度来るときは、トリュフが配合された煮干玉を追加して見たいと思います。結構名物みたいだからー。と言うことで・・・なので詠います!



   疲れ切りきり
   空腹極まり
   途中下車



   煮干と豚の
   エキスで復活!



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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