ニボエキスを超渇望!嵐の中でも食いに行く!
- <全体> 威圧感!これぞセメント煮干の頂点!?照明で黒光りするほどの濃密感は天晴れ!
- <スープ> 濃厚を越えて「濃密」!マジでドロドロ感濃ゆく苦味の凝縮!それでいて旨味は確実に感じるギリギリ感!
- <麺> 村上朝日製麺所:超濃厚ニボニボ煮干とくればテッパンなるアイテム!超低加水パツパツ麺の風味良さ!
- <玉ねぎ> ドロドロセメント煮干しに砂利を流し込む様な・・・シャクシャク玉ねぎ旨し!
- <チャーシュー> 超絶煮干魚介感の中で淡泊淡麗なる低温調理のレアチャーシュー!背反のようで妙に合う味わいだね!
- <味玉にハズレなし> 卵黄の出汁浸透深いマチュアな旨味も濃ゆい!濃密煮干に引け取らず!
- <和え玉> 苦さの次は香ばしい甘さ!ゆとりの煮干感と・・・汁なし系のパツ麺風味のバランス感が最高!
- 総じまして「関東屈指の濃厚レベルな煮干し感!苦味が旨し!煮干でセメント体験するならココ!」
ニボシエキス欠乏症?ニボニボシンドローム・・・急に「最近煮干そば食ってねぇー!」「煮干エキス足りねぇー!」などと、煮干大好きニボシストならではの症状の襲われてしまいました。こうなったらもう・・・我慢ができないオレなのよ。都心の外出先へと急いで、さっさと用事を済ませて良い煮干そばを食べようと決意いたします。
ところが暴風雨にさらされた平日の都心であった(汗)。東京駅とか地下街の店で済ませるかー・・・と思ったのですが、どうしても濃厚煮干で高品質なのを食いたくて適当にツイッターでチェックをはじめます。すると「いづる@大門」が丁寧な営業案内してるのが目につき、ここぞと決め込んで突撃してみました。ここはいつも開店前から行列必須。なので・・・開店時間より早く行くべきか?こんなに暴風雨なのに・・・。
<全体> 威圧感!これぞセメント煮干の頂点!?照明で黒光りするほどの濃密感は天晴れ!
結局、大雨の中でも少しだけなら待てるはずと、早めに店へとたどり着くが・・・開店を早めてくれてたのには助かったよ!。これ以上濡れずにさっさと入店すませます。その後、ぞくぞくと客が続き・・・コアなファンを確保してるのがよく分かるよ!こんな荒天候でも集める吸引力は凄い!。そんな店の濃密な煮干しそばは、こん麺顔して登場です。
うおおお!これこれ!久しぶりのセメント感!見た目でドロドロ感が伝わるが黒光りして見える威圧感がハンパねー!。それに今回は玉ねぎを追加しまして、これが値段に見合う以上に山盛り別皿対応!。相当の煮干ニボニボ感を既に体験済なので、それに控えたトッピングとしてはナイスボリュームです。煮干って濃厚のレベルをある程度超えると・・・モスグリーンに見える気がしませんか?。この麺顔にはそれがありありな上に深みもありますので、ちょっとハードな胃袋感って想像してしまいますな・・・・。
<スープ> 濃厚を越えて「濃密」!マジでドロドロ感濃ゆく苦味の凝縮!それでいて旨味は確実に感じるギリギリ感!
レンゲを沈める時点で笑えてしまう・・・レンゲの窪みに流れるスピードが超遅い(笑)。餡掛けにも近いトロトロドロドロ感で、白いレンゲや丼の縁には細かい煮干の粒子が貼りつきます。もう「ド煮干」「ド濃厚」のレベルは超えているぞ・・・だから「濃密」と謳いたいのか?。味わうとまさに煮干のニボニボと言うエグミ以上にビター感を先に感じてしまいます。
この煮干の濃密感は、旨さと感じるギリギリを攻めているよね!。煮干エキスは旨い。濃ゆくすれば旨味が深まる。深まり過ぎるとエグミを感じる?。その濃厚濃密の飽和点ギリギリを攻めに攻めた感覚が素晴らしい!。煮干の旨さの引き出し感や、各種煮干のブレンド感などのテクニックも粋を尽くす感覚で、非常に煮干がエキセントリック!。都内には有名な濃厚煮干がありこちある中・・・トップクラスの際際旨さですよ!。
<麺> 村上朝日製麺所:超濃厚ニボニボ煮干とくればテッパンなるアイテム!超低加水パツパツ麺の風味良さ!
煮干にはパツパツ麺。パツパツ麺と言えば個人的には村上朝日も頭に過ります。いいね!やはり・・・濃厚煮干だから余計に麺のパツパツした粉風合いが恋しいし、それを十分に伝えてくれます。他客の様子をうかがうと「カタメ」コールがパラパラと聞こえるが、デフォルトでも十分なパツパツさ!。前歯で千切った瞬間から風合いが広がるのが嬉しい!。漆喰のようにきめ細かい地肌と、寄り添う腰つきで異様にスープに絡みまくる。なので、いつものストレート細麺のつもりでズボボボボボボっと啜り食うと微妙なハネが飛び、ワイシャツに濃密なシミを作るので要注意。オヤジでも恥ずかしがらずに紙エプロンをもらいましょう。
それにしても汁に泳ぐというか、汁とからむようなので、汁そばなのにどこか「混ぜそば」感覚だね。実は、替玉気分でいたのだが・・・そんな考えが過ると、「和え玉」にしてしまうオレでした。
<玉ねぎ> ドロドロセメント煮干しに砂利を流し込む様な・・・シャクシャク玉ねぎ旨し!
この玉ねぎ追加が今回の痛快なポイントでしたわ!。超濃厚でドロドロな煮干スープ。これだけでもセメントと揶揄される状態ですが、ここに大量の玉ねぎ微塵を一気に投入です。ただでさえドロドロな上に、玉ねぎまじるとさらにドロドロが高まるじゃないか!。気分的には左官屋ですよ。本当にドロドロに溶けたセメントに、砂と砂利を混ぜたような感覚。きっとこのまま壁に塗り付けても貼りつくと思うよ。
こうなったらもうタルタルソースを食うようなドロドロ感だね・・・・。レンゲで掬うと噛みちぎれた短い麺と大量の玉ねぎが濃厚煮干に塗れて上がる。既にスープがソースになり切った瞬間です。
<チャーシュー> 超絶煮干魚介感の中で淡泊淡麗なる低温調理のレアチャーシュー!背反のようで妙に合う味わいだね!
煮干一色な頭の中を、箸休め的に働き、真逆な肉感で目を覚ましてくれるのが、半レアチャーシューです。しかも低温調理で鶏豚2種。仕上がり方がハンパなく、どれも高級オードブルでも通じる旨味。ワインと合わせても良かろうという質感だが、煮干スープがソース的に絡むから、それじゃワインに合わんわな・・・。
肩ロースの仕上がりはまさに薄味ながらも肉旨みがしっかり。赤身旨さと脂身の甘味を十分感じたところで、煮干の味をチョッピリ感じさせます。塩気が効いてまた旨いと思える。肉と煮干がミスマッチのようで旨い。また淡泊な旨さの鶏胸肉は、煮干の塩気でこれまた旨し。こちらは冷酒・日本酒に合う味わいでして・・・酒飲み的妄想が止まりません。
<味玉にハズレなし> 卵黄の出汁浸透深いマチュアな旨味も濃ゆい!濃密煮干に引け取らず!
これだけ濃厚濃密個性的な煮干味の中にあって、全然埋もれない旨さと個性。濃厚な卵黄の旨味が濃ゆいだけでなく、甘味を感じて旨しでした。表層はすごく煮干に染まった色合いですが、苦みどころか甘味が染みこんでマチュアな旨味!。試しに濃密煮干と少し絡めて食いましたが、煮干の塩気に負けませんでした。はやり味玉って旨さもパワフル!。嗚呼、やっぱりどんな場合でも味玉にハズレなし!。
<和え玉> 苦さの次は香ばしい甘さ!ゆとりの煮干感と・・・汁なし系のパツ麺風味のバランス感が最高!
ほぼ半分以上の客は、和え玉を追加注文します。私の場合は、濃密な煮干を食ったあと、ナチュラルな煮干味も試してみたいと言う衝動もあるものでね・・・。パツパツとした風合いはやはりキープされており、醤油ダレには煮干オイルが浸透。魚粉が絡んで甘味中心の旨さがナイスです。苦みが効いた煮干の後に食う甘みの煮干はこれまた格別。また煮干香ばしさをナチュラルに感じられるようになり、〆としてもいい働きです。
とは言え・・・味変化もしてみましょう。オーディナリーなおススメは「ブラックペッパー」をミルで挽きかける。これは想像しやすい旨さの広がりですね。そして個人的には、少し残しておいた濃密煮干しスープをほんの少しだけエッセンスとして垂らすこと。今回は玉ねぎも入り煮干タルタルのような状態ですが、少しだけ煮干パンチを忍ばせるのもナイスかと!。
総じまして「関東屈指の濃厚レベルな煮干し感!苦味が旨し!煮干でセメント体験するならココ!」
・・・と言う感動。久しぶりに濃厚煮干食ったから、あとで喉が渇きまくり(爆)。しかし濃厚煮干食ったというニボシストならではの満足感がハンパない!。貴方がもしニボシストなら・・・ここは押させておくべきですぜ。激しくおススメ!。そんな宣伝と応援と今後の期待を込めながら・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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